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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
25/60

薬草探し②

町を出て一時間。


もう後ろには町の姿が見えない。


そして俺らは今ブルガリーの町に向かうための商業道を通っている。


両側には森が広がっている。


馬車の回る木のタイヤの音は、とても軽やかなもので聞いていると気持ちが良い。


馬車には俺ら三人が乗っている。


さて疑問だが、誰が馬車を動かしているのかって?


それはラナ先輩が動かしている。


ラナ先輩は、昔から冒険者に憧れていたため、冒険者に必須な火起こし、簡易テント、魔物の見分け方等が出来る。


俺とファルコンは出来ないことはないが、昔からやっていた人に負けるぐらいの腕前だ。


決して何も出来ないという訳ではない。


何も出来ないというわけじゃないんだ。うん。


「何にもないな、ウィータ。」


「そうですね。ファルコン先輩。」

と俺らはそんな会話をしていた。


ただし、ただだらけている訳でもなく、周辺の警戒は怠っていない。


ただ、何もないのだ。


近くに魔物の気配もないし。


暇なのでこんなことを聞いてみたりした。


「ファルコン先輩はどうしてラナ先輩を好きになったんですか?」


「それは…、一目惚れだよ。」

とファルコンは答えた。


「そうなんですか。」


「逆に問おう。お前はどうしてラナを好きになった?」

と聞かれた。


俺は別にラナ先輩が好きではないのだが…。


「うーん、やっぱり一目惚れですかね。しかし、会話をしていく内にそんなこと思わなくなりました。」

と答えた。


「そうか…。」


そしてまた馬車の中は静かになる。


外に聞こえる鳥や魔物の声しか聞こえない。


うん………魔物?


そう思ったとき、


「二人とも、前方から魔物が来たよ!数は三匹だよ。」

とラナ先輩が馬車の隙間から顔を出していた。


「分かったすぐやる。ウィータもやって来れ。」

とファルコンに指示されたので、


「分かりましたよ。」

と言った。


ラナ先輩は馬車を止めた。


荷物の出入口から俺とファルコンが出てきた。


「ギャギャギャギャギャ!」

と緑の人型の魔物が出てきた。


こいつらはゴブリンだ。


ゴブリンは一人では必ず行動せず、複数で行動する弱いモンスターだ。


しかし、性格は最悪で、一度捕まったら、男は縦に真っ二つにされ処刑される。


女はゴブリンに遊ばれ、そして忌み物にされてしまう。


ゴブリンは男しかいないので、子が成せない。


だから他種族、特に人間の女を狙う。


女性には天敵の魔物だ。


それにしても三匹か、偵察部隊か何かか?


「ギャギャギャギャギャ!」

と問答無用で襲ってきたので、横に切った。


「ギャンギャンギャンギワャン!」

と言って息絶えた。


他のゴブリンは逃げ出そうとしている。


その不意を突いてファルコンが一匹を倒した。


そしてゴブリンの一匹は逃げた。


多分全力だろう。


「おい、追うぞ!」

とファルコンが言ったが、


「追わなくていいです先輩。」

と言って俺は、


「古より存在する死を司る死神よ、今こそ我に力を授けたまえザ、魂の破壊(デス)!」


死の魔術を唱えた。


程なくして森の中からゴブリンの呻き声が聞こえた。






▲▽▲▽▲






「しかし、魔術ってのはスゲーな!」

とファルコンが馬車の中でそう言った。


「ファルコン先輩には初めて見せましたよね、魔術。」

と答えた。


「それを町に帰ったら教えてくれないか。」

とファルコンに言われたので、


「じゃあ、ラナ先輩と一緒に教えますね。」

と言って約束を交わした。


そしてある程度時間がたったら、


「今日の宿泊地が見えてきたよ!」

とラナ先輩が馬車の隙間から顔を覗かせ言って来た。


そして村が見えてきた。


この村の名前はルイル村と言うそうだ。


見たり聞いたりした限り、特に特徴がないのどかな村であった。


そして村の中に入っていった。


ファルコンは馬車から出て、


「ああ、では泊まりの支度をしよう。」

と言った。


その後は宿屋を取ったり、馬の寝床を取ったりした。


後は、宿屋の食事を楽しんだり、風呂に入ってスッキリしたりした。


そしてまた明日に備えて寝ることにした。






▲▽▲▽▲






翌日。


俺は朝一番に起きた。


顔を洗って身支度して少し外に出た。


先輩たちもいずれ起きるだろうから、書き手紙を残した。


内容は、少し町を散歩します。朝の食事の時に戻ります。


置き手紙は書いたから大丈夫、と思い俺は宿屋から出た。


勿論最低限の装備をして。


のどかな村であっても危険なときはいつ危険かわからないからな。


そして三十分かけて一周した。


幸いに魔物はいなかった。


本当にこの村は中継地点にしか使われてないような村だった。


何も特産品が無いとは、とガックリ肩を下ろした。


その後は宿屋に戻って朝御飯を食べて、出発した。


二日目は特に何もなく終わった。


殆ど会話はなかった。


初日に会話を飛ばし過ぎた。


そしてガマコ村という少し乳製品が有名な村の宿屋に止まった。


宿屋の料理が乳製品をふんだんと使った料理を楽しんだ。


そして昨日と変わらない行動をして普通に寝た。


明日は野宿だから気を緩みまくらないようにと思って俺は寝た。

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