Ep.48 クロム大森林の出会い
「毎度あり!」
店主の威勢のいい声を尻目に、アルは店を出た。
その手には大きめの麻袋が握られている。アルはそこそこ賑わっている大通りを歩きながら、その麻袋を覗き込んだ。
「水、携帯食料、灯り、そんでコンパス……他に必要なものあるかな」
アルは指折り数えながら、これからの旅路を想像しつつ考えた。
現在アルはアーセルの街にやってきており、ここから”賢王の館”に向かうまでの準備を行っていた。
「あそこから先がノクターン領か……」
アルはアーセルからでも見えるほどに高い外壁を見ながら、そう呟いた。
アーセルを出ると少し歩いた先に領境があり、そこには区切るように外壁が設置されている。外壁の一部として関門があり、領地間の出入りを精査しているようだ。とはいえ、アルをアーセルまで乗せてくれた業者曰く、クローリー領とノクターン領を行き来する人はそうそういないらしい。
その理由は主に二つあるようで、一つは関所をくぐった先にあるのが鬱蒼とした森林であるということ。クロム大森林と呼ばれるその森は当然馬車を走らせることはできないし、迂回しようにも森自体が大きく遠回りになりすぎるのと、街道もろくに整備されていないこともあって商人や業者は通りたがらないらしい。
更にはクロム大森林は第五魔王インフェル・ノクターンの居城である”賢王の館”がある森でもあるため、近寄りたくないらしい。昔誤って迷い込んでしまった商人たちがインフェル・ノクターンに惨殺されたという噂まで教えてもらった。確かにそれは近寄りたくないだろう。
「(残忍で冷酷、それでいて自信家か)」
ホント、メアとは正反対だな。などと思いながら、アルはそんな存在の下にエルトがいるという事実に辟易とした。もっとも、インフェル・ノクターンとメアを比べること自体が間違っているのだろうが。
そして第二の理由はそのインフェル・ノクターンの性根を表しているような理由で、インフェル・ノクターンは自身の領地に住む民に苦しい生活を強いているらしい。インフェル・ノクターンの敷く政策は非常に厳しく独りよがりな、自分第一のもののようで、そのしわ寄せが市民にいっているようだ。
当然そのような状況では街が栄えることはなく、商売人たちからしても、良い商売は見込めないとのこと。
それらの理由から領地間を行き来する人物は多くなく、厳しい審査もないらしいので、アルも関所は素通りできるだろうと太鼓判を押してもらった。
そうして関所を越えてクロム大森林を真っ直ぐ、三日ほど歩けば”賢王の館”があるらしい。アルはその分の水と食料、灯り、そしてコンパスを購入したのだ。クロム大森林は非常に草木が生い茂った森で、ほとんど日光が遮られているらしい。その分だけ方向感覚が狂わされるようで、クロム大森林を抜けるならコンパスは必需品だと、雑貨屋の店主におすすめしてもらった。
実際には森を抜けるわけではないのだが、”賢王の館”に向かうとも言えず、アルはとりあえず礼を言っておすすめに従った。”賢王の館”の場所を知っているのは、その話の途中で店主に忠告されたからだ。森を抜けるなら、その場所にだけは近づかないほうがいいと。
「……」
アルは無意識に、腰に携えた真剣に触れた。
アルの目的はあくまで潜入、そしてエルトを連れ戻すことだ。上手くいけば戦闘することはないし、アルの存在がバレることもない。
しかし、そう上手くいくはずもない。当然ながら”賢王の館”の構成もエルトのいる場所も知らないアルが、誰にもバレずエルトを連れ戻せるとは、とてもじゃないが思えない。少なからず、戦闘になるのは避けられないだろう。
――そうなった時、俺は勝てるのだろうか。
そんな考えを抱かずにはいられなかった。
ここ最近はミルフレティアとデリーを除く『輝剣』の隊士たちにも互角に立ち回れるようになってきたアルだが、あれはあくまで訓練だ。本気の命のやり取りとは比べるまでもない。
更には訓練では一対一だったが、今からアルが乗り込むのは敵の本拠地。一対多数になるのは目に見えている。乱戦になった時、ただでさえ実力の劣るアルが勝つことはできるのか。
「(分かってる。そんなこと、今更考えたって無駄だってこと)」
アルはエルトを助けると決めた。一度そう決めた以上、”賢王の館”に乗り込むことをやめるつもりはない。やめるつもりがない以上、どれだけ考えても意味のないこと。
それでも、アルの中で不安が膨れ上がるのを止める方法はなかった。
負けてもいい訓練とは違う。一度敗北すれば、それは死を意味する。これから行くのはそういう場所だ。そしてアルが死ねば、エルトは一生インフェル・ノクターンの道具として生きていくことになる。メアだって、もう一生会うことのできないアルを待ち続けることになる。
今までとは、敗北の重みが違う。
背負うものが違う。
一度死んでも記憶をもって転生できたから、もう一度できるかもしれない。
アルには、そんな楽観的な考えはできなかった。そもそも、今こうしてアルフレッドとしての記憶を維持した状態で転生できていること自体奇跡なのだ。
言ってしまえば、女神カミラの気まぐれ。
あの時は自分のことでいっぱいいっぱいになって、結局カミラの目的を聞くことはできなかったアルだが、もう一度チャンスをくれるとは思えなかった。
死んだら、すべてが終わる。
才能をなくしたアルには、その事実が今までよりも重くのしかかった。
「(……はぁ。何弱気になってんだ。そもそもそういうもんだろ、人生って)」
アルは一度、大きく息を吐いた。
どうにも、アルファストになって以降弱気な思考が多い気がすると、アルは自分のことを振り返った。それは自分が弱くなったのと、一度奇跡を知ってしまったがゆえに、それがすべて無に帰すことを恐れているのだろう。
何とも、前世からは考えられない腑抜けっぷりだ。
「――よし!」
アルは弱気な思考を吹き飛ばすように、自身の両頬を強く叩いた。
「(ミーシャにあれだけ大見栄きったんだ。ここまできてうじうじするなんて、情けないにもほどがあるだろ!)」
アルはミーシャに告げた言葉を思い出し、もう一度を自分に言い聞かせた。
失敗した時のことなんて考えるだけ無駄だ。
一度エルトを守ると、助けると決めた以上、死んでもそれを貫き通すだけだ。アルはそれだけを考えていればいい。
「行くか」
アルは気を取り直し、”賢王の館”に向かうべく歩を進めた。
絶対にエルトを助けると、そう改めて誓って。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「――シッ!」
横薙ぎにされた腕を屈んで避けると、低姿勢のまま素早く疾駆した。大振りの一撃を放ったばかりの敵は隙だらけで、アルはすれ違いざまその横腹に一閃を刻む。
「グァァァアアア!!」
深くない傷に、敵は奇声を上げるが、そうしている間にもアルは次のアクションに移行している。振りぬいた剣を引き寄せると、その切っ先を敵の顔面に向けた。
そして力強い踏み込みと同時に放たれた鋭い突きは、舌を出しながら叫ぶ敵の顔面を正確に捉える。
「グベウゥゥ!!??」
そんな声とも言えない音を鳴らしながら、無数の鮮血をまき散らした敵は倒れ伏した。
そのまましばらくピクピクと痙攣していたが、アルが剣を引き抜き、再度突き刺すとぐったりと静止した。
「ふぅ……」
アルは軽く息をつきながら、剣に付着した血液を吹き飛ばした。
――フォレストハイド・モンキー。
アルがたった今倒した魔獣の名前で、ここに来るまで計三十匹以上倒した魔獣の名前でもある。
フォレストハイド・モンキーはその名の通り、主に森に生息する猿型の魔獣だ。特徴的なのはその体毛で、黒緑色の体毛はまるで茂みのようで、森の中では擬態して視認しづらい。強さ自体は大したことないが、奇襲されると厄介な魔獣だ。
特に木々のカーテンに遮られ、ほとんど日光の届かないこのクロム大森林の中では、その隠蔽性能が中々に面倒である。
加えて注意しなければいけないのが、別の魔獣との戦闘中に襲われかねないことだ。そのせいで常に周囲を警戒しなければならず、神経がすり減らされる。
そんなこんなで、アルがクロム大森林に入ってから二日が経過した。
今のところ道程は順調で、度々魔獣による妨害はあるものの、予定通りに進めている。
この調子でいけば、あと一日もしないうちに”賢王の館”に到着できるだろう。
「あと少し」
アルは薄っすらと額に浮かんだ汗粒を拭いながら、歩を再開した。
そして森の中を歩くこと数時間……アルは奇妙な感覚に襲われていた。
「……?」
特段アルの身におかしなことは起きていない。
それどころか、数時間前にフォレストハイド・モンキーを倒して以来、一度たりとも襲われていない。おかげでちょくちょく休息を取れて、調子が良いくらいだ。
何も問題など……、
「――襲われて、ない……?」
そこで、アルは感じた違和感に気づく。
そう、襲われていないのだ。
魔獣、特にフォレストハイド・モンキーなどは、自身の擬態能力に自身があるようで、かなりの頻度で襲ってくる。少なくとも、アルがクロム大森林に入ってからというもの、三時間に一回は襲われてきた。しかし、最後にフォレストハイド・モンキーを倒してから三時間は優に越えているものの、襲われる気配が一切ない。
フォレストハイド・モンキーだけではない。その他の魔獣も、襲われないどころか気配すら感じ取れない。異様なほどの静けさと気配のなさ、それがアルの感じ取った違和感の正体だ。
「……何かが、いる……?」
アルは剣を構え、周囲を警戒した。
森全体に視線を巡らせるも、生憎日が落ちてしまっている。ただでさえ暗い森の中が暗闇に包まれ、視界は最悪だ。
アルの腰には携帯用の灯りの魔道具が括りつけられているものの、その灯りは森全体を照らすほど強くはない。
「……」
慣れてきたとはいえ、それでもアルは視界の悪さに悪態をつきたくなる。
――ガサッ。
不意に、草木の揺れる音が聞こえる。
「間違いない、何かがいる……でも、どこに」
アルは音を頼りに視線を巡らせるが、その正体を捉えることができない。
――ガサッ、ガサッ。
音は更に顕著になり、もはや隠れる気がないくらいに明白だった。
その音はアルの周囲の、あらゆる方向から鳴り続ける。右、左、前、後。様々な方向から鳴り響く音は、まるで一体ではないようで――、
「群れか? いや、違う!?」
一瞬、魔獣の群れに囲まれたかと思ったが、すぐにその考えを否定する。
徐々に存在感を増すその音はアルを取り囲むように鳴っている。しかし同時多発的に鳴っているのではなく、一定の流れを辿って鳴り続けているのだ。つまり……、
「何かが俺の周りを、超高速で移動してる……!」
音が鳴った箇所に目を向けるも、すでにそこには何もなく、次の場所で音が鳴る。
そんなやり取りを何度か行った結果、アルは気づく。恐らくアルの動体視力で捉えるのは不可能だ。
「……どこだ、どこから来る」
故に、アルは目で追うのを諦めた。
自身を襲うのであれば、どこかしらからアルの下へ突進してくる必要があるのは変わらない。であれば、そこを捉えて迎え撃つ方が確実。
アルはいつでも剣を振るえるよう――ミルフレティア直伝《高速剣技》を放てるよう構えた。未だ完璧に身につけられてはいないが、これほどまでに素早い敵を迎え撃つにはこの技しかない。アルは一か八かで選択した。
そして――、
「――ッ!!」
一際大きな草木の音が響いた瞬間、アルの全身を怖気が走る。
瞬間的に感じた死の予感。それに従い、アルは後方に向かって《高速剣技》を放つ――が。
「なっ!?」
アルの剣は、確かにとらえたそれを切り裂いた、はずだった。
しかしアルの視界に映ったのは、まるで靄のようにかき消された漆黒の虎跡。確かに虎の形を象っていたそれは、アルの剣を空振りさせると同時にふわっと消え去った。
「――!!」
そして、アルは視界の端でそれを捉えた。
剣を振りぬいたアルの隙を突くように、新たな草木から出現した虎。
その巨体からは考えられないほどの速度をもって、アルの命を刈り取らんと肉薄する。
「(速いッ! でもそれ以上に!!)」
《高速剣技》を成功させるため、その一撃に全神経を注いでいたアルに対抗する手段はなかった。防御も回避もする余裕などなく、瞬時に突進してくる虎を見ていることしかできない。
そして――虎の牙が、爪が、アルの命を容易く刈り取る、その刹那。
――パンッ!!
虎の肉体が、はじけ飛んだ。
「うおぉっ!?」
そのあまりの衝撃と、飛び散った血飛沫によってアルは尻もちをついた。
何が起きたのか。アルは理解できず、呆然と地面を見つめた。そこには一面に広がる血痕と、散り散りになった虎の肉片だけが残されていた。
「何が起きたんだ……」
あまりに唐突な出来事に、死を覚悟したアルの頭は理解が追い付かない。
そんなアルの鼓膜を、草木を踏むような足音が震わせた。
「ッ!?」
まさか仲間が――そう思い、瞬時に振り向いて警戒するアルだったが、
「おぉ、びっくりした。急に振り向かないで欲しいッスよ。反射的に投げちゃうところだったッス」
そこにいたのは、一人の少女であった。
「キミは……」
ひとまず魔獣の類ではなかったことに警戒を解きかけるアルだったが、すぐに考え直す。確かに魔獣ではなかったが、彼女が敵でない保証はない。むしろこの森はインフェル・ノクターンの膝元である以上、彼の関係者である可能性は大いにある。
付け加えれば、状況的に虎の魔獣を倒したのは彼女だろう。どのような手段を用いたのかは不明だが、一瞬であの魔獣を倒せるほどの実力を持つことは間違いない。気を抜けば、アルなど瞬殺されかねない。
「(助けてもらえたから味方、って思えたらいいんだけどな……)」
アルとて内心、助けてもらったという意識がないわけではない。あのままでは虎の魔獣にアルが殺されていたことは明白。アルに危害を加えるつもりなら、わざわざ魔獣を殺す必要はなかったはずだ。
しかし、アルは一層警戒を強めるように剣に手をかけた。
「(俺を捕らえて情報を吐かせるためって見方もできる)」
もしも少女がインフェル・ノクターンの関係者であった場合、彼女視点では急に自分たちの領地に侵入した正体不明の剣士だ。敵の先兵である可能性も考慮して、捕縛して情報を吐かせようとしても不思議ではない。
「(……あんまりそうは見えないけど)」
アルはいつでも剣を抜けるように構えながら、眼前の少女を見つめた。
少女の恰好はなんというか……かなり奇抜だった。
まず目を引くのは、顔の上半分につけられた仮面。鮮やかな朱色で彩られたその仮面はまるで狐の顔を模しているようで、少女の鼻までを覆うように身につけられている。そのため顔立ちは伺えず、長めの茶髪くらいしか容姿の情報は分からない。
細身の体は黒のボディスーツに包まれており、タイトなそれは体のラインを鮮明に主張している。そしてそのボディスーツは鼠径部をギリギリ隠す程度までしかなく、ほっそりとした白い美脚は堂々と晒されている。そんな太もも部分にはベルトが装着されており、小さなポーチが取り付けられていた。
全体的に露出度の高い恰好。最低限のまともな衣類として黒色のポンチョを羽織ってはいるものの、丈は胸元までしかないほどに短く、正面は開けているため何も隠せてはいない。
普段ならば目のやり場に困る恰好だが、アルの視線は彼女が手に持つ”ソレ”に釘付けだった。
「(……鉄の、棒? 杭か?)」
少女は曲げられた指の間に挟むようにして、銀色の棒らしきものを携えていた。先端が鋭く尖ったそれは、彼女の右手に三本、左手に二本。まるで一本だけ欠けたようで、
「(まさか、あの鉄杭を投げて倒したってのか……? あの魔獣を……)」
あり得ないと思いつつも、彼女の手には一本だけ鉄杭がないのも事実。
もしも本当に、あの細い鉄杭を投げただけで、魔獣が破裂するほどの衝撃を与えられたのだとしたら……、
「(俺が思った以上に化け物かもしれない、この女……)」
アルはゴクリと生唾を呑み込みながら少女を見据える。
しかし当の本人は戦う気はないのか、自然体でのほほんとした雰囲気を纏わせていた。
「どしたんスか、そんな警戒して……あ~、もしかして敵だと思ってます?」
「……」
「失礼ッスね~。客観的に見てアタシ、窮地を救った恩人じゃないッスか?」
「……まぁ、それは」
警戒するアルを余所に、少女は心外とばかりに肩をすくめた。
彼女の気持ちも分からないではないし正しくはあるものの、はいそうですかと警戒を解くわけにもいかないアル。ひとまず感謝を述べるべきか迷っていると、少女は気軽な調子でアルの横を通り過ぎた。
すると、虎の残骸が散らばる場所で止まり、その付近で視線を彷徨わせた。
まるで何かを探しているようで……少女は「おっ」と声を上げると、地面に落ちていた細長い何かを拾った。それは銀色に輝く鉄の杭で、
「……それ、キミが投げたのか?」
確かめるような問いかけに、少女はあっけらかんと、
「そッスよ。軽くて安くて適当に投げてるだけでいいんで、重宝してるんスよ」
「それであの魔獣を……」
「まぁあの程度なら余裕ッスよ」
「あの魔獣は……?」
アルには見覚えのない虎の魔獣。しかしその口ぶりから少女は知っているようだと判断し、ついでに尋ねてみる。
「あれはシャドウ・エッジ・サーベル。身を隠すのが得意な素早い虎ッスね。本体はそこそこ強いくらいッスけど、最も厄介なのが『影写身』って能力で、自分と全く同じスペックの影分身を作れるッス。もちろん実態はないんで危険性はないッスけど……その厄介さは身をもって分かったでしょう?」
「あぁ……でも聞いたことないな、そんな魔獣」
「まぁここら辺じゃないと中々見ない魔獣ッスからねぇ」
聞いたことも見たこともない魔獣だと思ったが、どうやらクロム大森林特有の魔獣だったようだ。それならばアルが知らないのも無理はない……と思うのと同時、そんな珍しい魔獣を知っている少女に対する疑念が生まれる。
「よく知ってるな、そんな魔獣」
「まぁ情報集めは十八番ッスから」
何でもない風に言う少女だったが、その態度はどこか自慢気にも見えた。
「情報集めが得意ねぇ……」
「あ、また怪しんでるッスね。もう……そんなに怪しまなくても何もしないッスよ」
「そう言われても……信じられない」
「頑固ッスねぇ。じゃあ自己紹介でもしますか」
そう言うと、少女は二、三歩ほど離れ、その場で身を翻した。
左手は腰に、右手はピースの形を作って右目に添え、軽く舌を出しながら、
「アタシはシュシュ。ただの……泥棒兼情報屋ッス!」
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感想・誤字報告、お待ちしております。
少しでも面白い、気になると思っていただけたら登録お願いします。でも読んでくれるだけでありがたいので最悪しなくても良いです()。
嘘です、シテクダサイ。泣いて喜びます。




