表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/50

18

 サヴィル・ロウは、コヴェントガーデンとは対照的に静まり返っていた。


 日曜日は休みの店も多い。客もそれを承知している。気持ちの良い青空の下で人々が休暇を楽しむ中、ほとんどの店が閉まったサヴィル・ロウは、忘れ去られた廃村の一角だ。


「おや」


 立ち止まる。


 「プロフェット&ナイト」の店前に一人の女性が立っていた。美しい女性だった。恐ろしいほど静かな空気を湛えている。常連客にこんな女性はいなかったな、と考えながら眺めていると、目が合った。背筋をぴんと伸ばした彼女は、軽く頭を下げた。


「初めまして。『プロフェット&ナイト』の店主のダニエル・テイラーさんでしょうか」

「ええ。間違いなく僕がこの店の店主ですが。何か御用でも?」


「申し遅れました。私、エヴァ・ミラーといいます――蝋人形師です」


 二階から物音が聞こえた気がした。ノアの部屋の方向だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ