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第三章 10
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「エドワード様!起きてください!今日は最終日ですよー!」
ああ、そうだった……。
今日はこの忌々しい生活から開放される日だ。
今日まで何とかやってきたんだから、今日もなんとかなるだろ、そう思っていた。
いつもより気楽で、剣も研いでいない。
最後くらい楽にやらせてくれ、そう思っていた。
このあと登場する相手なんてまだ知らずに。
今日は何故かロイスが浮かれているようだった。
それは声からわかった。
何かをとても楽しみにしているような、そんな話し方。
だが、俺はそんな些細な変化など気にせず、アンリたちみんなと話していた。
みんなは油断するなと注意してくるが、そんなことどうでもいい。
今日まで生きてこられたんだ。今日も生き抜けられる。
そんなふうに思ってしまった。
すると、スピーカーからロイスの声がした。
「今日もショーをはじめますよー!IT'S SHOWTIME!」
俺は出てきた相手を見て驚愕した。




