第三章 6
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俺は昨日のゴーレムにアドレナリンが出すぎて、何十時間も経っているのに、目がギラギラしていた。
またあれくらいの敵が出てきたらどうしよう、あれより強い敵だったらどうしよう、そんな事ばかり考えていた。
そして、今日もまた朝が来た。
「エドワード様!おはようございます!今日は朝が早いのですね!それでは、始めますよ!3!2!1!スタート!」
合図とともに出てきたのは、全身岩でできたゴーレム──ウルリ山のゴーレム──だった。
しかし、昨日とは全く違う状況だった。
ゴーレムが2体ずつ、列になってこちらに向かってきていた。
ゴーレムが横に並ぶと、牢屋は昨日よりもぎゅうぎゅうなわけで……。
ゴーレムの腕がバコバコお互いに当たっている。
しかし、ゴーレムはそんなの気にしないようで、2体同時に殴りかかってきた。
楽勝だ!
昨日と同じ手順を踏めば倒せるのだから。
俺は攻撃をかわしては紅い宝石めがけて剣を突き立てる。
それをひたすら続けて敵を確実に減らしていった。
そして、最後の1体になった。
これで──終わりだ!
攻撃をかわして突撃しようとした時──。
俺はこのゴーレムがこれまでのそれとは違うということに気がついた。
紅い宝石が……ない……。
しかし、身体は急に止まることを知らず、ゴーレムの額に剣を突き立てた。
案の定、剣は刺さらず、弾き返されてしまった。
これは……困った……。




