第三章 4
4
「エドワード様ー!起きてくださーい!もうショーが始まってしまいますよー!」
「ん……んん……。もう朝か……。ん?もう朝!?」
俺は昨日までのことを思い出し、飛び起きた。
「エドワード様、もしかして忘れていたのですか?あらあら……もしかして敵を倒すの簡単すぎました?」
いや……そんなことはないんだが……。
「それでは、今日からもっと強い敵をお出ししますね♪」
おいおい……マジかよ……。
「それでは、いっきまーす!モーニングショー、スタート!」
ロイスの合図で、昨日と同じように壁が開いた。
ゴリゴリゴリ……。
奥から、岩を擦るような音がした。
……岩で押しつぶすのか……?むしろその方が簡単に倒せると思うんだけど……。
そう楽観的になっていると、予想のはるか斜め上を行く敵が出てきた。
出てきたのは、全身岩でできた、ゴーレムのような怪物。
それも、身体がデカい。
多分俺の身長の何倍もある。
こんなの倒せるのか……?
案ずるより産むが易し、俺はゴーレムに飛びかかった。
剣を思いっきり振りかざした。
ガキィィィィン!!
え…………?
切れない。あの、名刀と謳われた剣でも切れない。
「う、ウソ……。エドワード君の剣でも切れないなんて……」
「そんな攻撃ではこのゴーレムは倒せませんよ、エドワード様♪」
クソっ……。どこかに弱点があるはずだ……。
ゴーレムの全身を隅々まで見ていると、眉間に紅く光るものがあるのが見えた。
まさか……。
「なあ、ロイスさんよ。このゴーレムってどこで捕まえたんだ……?」
「そんなことを聞くなんて、余裕なんですか?」
そんな話をしている間にもゴーレムがこちらに近づいてくる。
「いいから早く答えろよ」
「せっかちですね……。いいですよ、教えてあげます。このゴーレムはウルリ山から捕らえてきました。」
やっぱり……そうだったのか……。
俺はこのゴーレムを倒す方法を思いついた。




