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終わりゆく世界の片隅で  作者: アンチョビ


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34/41

ヴェラ・ド・マルゴー⑤

次の日もシンガ無双は続く。ヤツフサやギカクの忠誠値は天元を突破していると思う。


「えっと、エリリお義母様。失礼ながらムートン男爵現当主ってその、私の知る他の貴族の当主と比較してもシンガの考え方やカリスマ性と2種族を扱う能力は・・改めて前例など意味が無いと思える程ですわ」


思わず失礼と思いながらも声に出てしまった、でも聞けばシンガの実母もかなりの英傑だったようね。老夫婦の王佐の器との言葉に納得がいく。もしかしたら、お師匠様ノワールはこの才能を知ったからこそ弟子にしたのではないかしら?ちなみに以前何故、私が孫弟子なのかと聞いたら


「それはですね、以前も言いましたが師匠ノワールは適当な人なんです。記憶の事があるのか元々そうなのかは分かりませんが、めんどくさがり屋でもあるのです。だから、僕とヴェラ嬢を同じく弟子にしてしまうとどちらかに常に直接指導をしなければならなくなります・・が、僕の弟子、つまり孫弟子にしておけば直接の指導はそこまで行わなくて良いよな~としか考えてません。まぁ、僕自身もそこまで直接指導は受けれてませんけどね(笑)」


うふふふ、シンガの笑顔が可愛い。等と思い出していたらペトリコール鉱山攻略について会議を行うと言って来た。退出を求められるが何とか参加できるようにお願いして了解を得た。よし!私の凄さを見せつける時だ!へっへ~ん、シンガ。ヴェラちゃんがちょっと本気を出せばちょちょいのちょいよ(笑)ほ、惚れなおしなさい!(照)


「・・・駄目ですね。これだと領地の年間収入確保が難しくなります。鉱山1カ所の運用ではなく領地全体の運用で考えてもらえると有難いです。」


んん?えっとペトリコール鉱山の運用よね?ムートン男爵領全体の運用?何それ?


「シ、シンガ。確認なんだけど、ペトリコール鉱山の運用よね?ムートン男爵領全体の運用じゃないわよね?」

「ああそうですね、色々と考え付いたんですが。皆ももう一度聞いて欲しいんだけれど、今回のペトリコール鉱山攻略では、魔導銀の回収だけではなくて、適正な戦闘人員の増加、鉱山でのモンスター飼育と間引きによる実践訓練、輸送運搬による馬車の確保と活用、食材の栽培と植林による鉱山が枯れた後の食材栽培施設としての活用。ちなみにそれによる3種族の増加による仕事の割り振りは急務だからね。つまりペトリコール鉱山はムートン男爵領の軍事訓練場、第二生産施設と考えて欲しい。」


はぁ~⁈・・・何それ?鉱山を軍事訓練場?第二生産施設?分けわからない。周りを見れば皆の顔も引き攣っている。それはそうよねだって鉱山の運用しか考えてないもの、そこから領地全体の運用なんてなんで考え付くのよ(困惑)それをこの短時間で考えるの?うっそだ~無理だって(苦笑)


「ヴェラ嬢、さすがですね。とても分かりやすいです、ありがとうございます。義覚確認をお願いしても良いかな?・・ここの数値はもう少し低く計算し直して欲しい。お願いするね。」


くぅ~褒めてもらったけど間違ってたか~ヤバい、この短時間でこの量はメチャクチャきつい。シンガって6歳よね?ホントに??これでも私は学校で上位の成績なのよ。あかん、泣きそうになってきた。ウチ、アカン娘やん、めっちゃ出来ひん娘やん。シンガに嫌われるやん(泣)


「ヴェラ嬢、すべてを自分ですると疲れますよね?僕は自分一人で出来る事などタカが知れていますので義覚やハセ班の娘に大半は任せてます。彼等彼女らは僕なんか足元にも及ばない能力を持つとても信頼できる素晴らしい人財ですからね。」


優しい嘘ね。私の事を思ってでしょう?だって貴方はほとんど一人でやってるじゃない・・・ヤバい!もうめっちゃ好き!これはヤバいって!弱ってる所に無空波はタダでさえ不可避の技なのにクリティカルですやん。


「・・そうね、ハセ班の娘。ここの部分を一緒に確認して欲しいの、私が思うにこのルートを通るよりこちらのルートでの輸送・・」


適材適所っという言葉が理解できた。周りを見ればギカクもハセ班の他の娘達もとても嬉しそうに質問に答えたり確認作業を行っている。そうよね、今までは出しゃばるなと怒られて来たのにここでは、シンガの元では使い捨ての道具ではなく財産である人財として信頼され頼られるものね。力を存分に発揮できる貴方達が羨ましい。数時間後一通りの目途がついて終わりとなった。


「皆さんありがとうございます、お疲れさまでした。これで交渉はもちろん、今後の領地開発もうまくいくと思います。」


めっちゃ疲れた。多分学校の一年間分の宿題をやった気分だわ、内容はもっとえげつないけど・・・しかし、今更だけど私がここまで入り込んで良かったのかしら?・・ふふふふ、少しは私も信頼されてるって事なのかしらね。うれしいわ。なんであんな女・・おのれ!孔明の罠か!コゼット敵!コゼット嫌い!ふぅ~落ち着いたわ。



『みんな~今日もムートン劇団に会いに来てくれて~~ありがとう~♡』

〖エリリ~メガミ~ダ・イ・ス・キ~~~~♡♡♡♡〗


キッツ、キツイって。ツインテールのロリッ娘が着物と呼ばれる獣人種の民族衣装で現れると紳士諸君が遠吠えの様な声を出している。エリリお義母様達元気じゃない?本当に体弱いの?


『今日の~お話は~新人ギルドマンを殺しちゃう、悪いやつが現れるの~きゃ~怖~い』

〖エリリ~メガミ~オ・レ・タ・チ・マ・モ・ル~~フゥ~~〗


キッショ、あざといのにもイラっと来るな。え~?エリリお義母様達ってキャラどっちなん?めっちゃ受けてるけど、今後の付き合いはちょっと考えるな~意外な嫁姑問題ね。


『みんな~うれしいよ~で・も・ね。シンガが居るから安心だよ~じゃ、応援よろしくね~♡』

〖・・・・・・〗


おいおい、返事返さんのか~い!まあ、ええけど。これで静かに見れるけど、毎回こんな感じになるんかな~なんか、集中できひんって言うか、感情移入しづらいって言うか、声出しづらいって言うか・・・




【やっと終わったぜ。・・イケねえ、自警団の奴らがこっちに来る。シンガずらかるぜ。】

「ああ、まったく目立ってはダメってのも考え物だぜ。」


ナレーション  (レピボイス)


3種族に知れず悪を今日も斬る、天下無双の山羊座の黄金聖闘士シンガ・ド・ムートン。おや?貴女も何かお困りごとかい?おうおう、そいつは大変な目に・・では、貴女だけに秘密の言葉を教えましょう。ギルドの酒場、部屋の隅に居るパッとしないあの普通の男。彼にこう伝えなさいな  XYZ  依頼内容に心が震えた時、彼はきっと貴女を助けるぜ。ああ何故俺がそんなことを知ってるのかって?そいつを聞くのは・・・藪蛇ってもんだぜ(笑)。


「シンガ!!!カッコイイ!!シ・ン・ガ!ギャ~結婚して~(クッソデカボイス)!!!」


今日もシンガ(コハク)はカッコよかった。気づけば喉はガラガラだった。おかしいな?静かに見ていたはずなのに?もちろん今回の劇での衣装を着ているシンガのぬいぐるみを全サイズ購入した。横を見れば今日、一緒に会議に参加したハセ班の娘達も買っていた。そのシンガを選ぶなんて貴女達中々やるわね?まぁ、売ってるのはロリッ娘以外全部シンガなのだけれど。当たり前ながらムートン男爵領でシンガの人気はメチャクチャ高い、正直王都に居るアイドル何て目じゃない。そりゃ、家紋や家名の件を含め、あんなに褒められて大事にされればそうなるわ、悪口や陰口なんか叩こうものなら問答無用で2種族総出で教育と言う名の下にボコられる。・・・帰り道に最近ムートン男爵領に来たらしいギルドマンの集団がシンガの悪口を言っていた。皆で教育した私達は同志になった。もちろんギルドにはマルゴー公爵家として抗議しておいた、こうゆう時だけは公爵家令嬢って立場は役に立つわね。(笑)



今日は待ちに待った武術の訓練を行う日、お師匠様ノワールは居ないけどシンガが見てくれるらしい。うふふふふ、楽しみだ。セレスティーヌ嬢も緊張している、身体をほぐして各々が型を始める。しばらくして自分なりに考えて自習時間を過ごしてふとシンガの方に目を向ける


「・・綺麗でありますな。」

「そうね」


同じようにシンガを見つめるセレスティーヌ嬢の呟きに同意する。まるで踊っているかのように型をするシンガをしばらく見つめていると動きが止まった・・残念だ。それからシンガがセレスティーヌ嬢の様子を見ていく、私は特になんとも思わなかったがシンガは納得できないような表情で私の時と同じく色々な武器を持たせて素振りをさせる。最後には無手での素振りを終えて終わりとなった。次に私の型を見てくれたが特に何も言われなかった。少しばかり気になる事があったので


「ありがとうございます。よろしければ、1度手合わせをお願いします。」


手合わせをお願いした。シンガは木剣を腰に差し無手の構えをとっている。下腹部に両手を置いて見た目はただっ立ってるだけに見える・・・隙だらけ?特にプレッシャーも感じなかったので大振りにはならないように袈裟懸けに切り下す。


「セイ!」

「シュ!」


シンガが左手で軌道をそらした次の瞬間 ゴン! っと頭に響いた音と腕に走るハンマーで叩かれたような衝撃。


(っつ!・・・勁⁈シンガは勁を使えるの?まずい!)


思考は一瞬、体勢を崩しながらも何とか薙刀が手から離れる瞬間に角度を付けて地面に投げることが出来た。気づけば間合いは詰められ慌てて左手に戻った薙刀を振るうと柄の部分を掴まれてシンガが後ろに飛ぶ。


(ダメ、薙刀を取られたら私に勝ちは無い!)


薙刀を取られまいと私も前に飛ぶと先に着地していたシンガが柄に手を滑らしながらお腹に手の掌を当ててくる。先ほどの衝撃を思い出して慌てて後方に飛ぶ・・・やっば~シンガって無茶苦茶速い、間合いが一瞬でなくなる。正直講師達より速い上に厄介な勁まで使うなんて、しかも普通は勁には貯めが起こるのにそれがない。あの隙だらけに見えた構えで舐めてた。それもそうだシンガはお師匠様、ノワールの弟子。普通な訳がない。


間合いを取り、フェイントでけん制していく。シンガの身体が左右に揺れて一瞬の残像が見える。肢曲と呼ばれる技だろうか?突きが躱され間合いが潰される。柄の部分に触れられたかと思うと衝撃が無いのに持ち手にピリッと刺激が走る、慌てて手を放し潰された間合いをけん制するためにその場で一回転しながら回し蹴りを放ち接近を阻む、軸足で薙刀を上に蹴り上げひねりを加えた上段斬りをシンガに向けて放つ


(その歳で肢曲に数種の勁、間違いなく今まで戦った無手の相手で最強クラス。手加減はしない!)


一瞬、シンガの姿が消えたと思ったら私の右腰に手が添えられた気がした瞬間に下半身が吹き飛ばされるイメージが湧くと同時に地面を渾身の力で蹴り上げ横に飛ぶ。避けれた!助かった(泣)


(あ、危なかった(泣)奇跡的に避けれた・・そもそも勁の威力がおかしくないかしら?下半身が吹き飛ぶイメージってメチャクチャやないか~い!・・私もしかして嫌われてる(泣))


「ヴェラ嬢も流石ですね、先ほどの攻撃を避けられるとは思いませんでした。お見事です。」


余裕を見せて話しかけたけど、背中と脇に汗が凄い・・・シンガに臭いって言われたら死ねる自信がある。学校ではこんなにも追い詰められる事って無かったわ。自信を無くすで合ってるのかシンガが相手ならしょうがないになるのか、ともあれ簡単に負けるわけにはいかない。


「腰に差した木剣は使わないのかしら?私が相手では使うまでもない?」


無手、特に勁を警戒して木剣を握らしてみる為にワザと聞いてみた・・・・・後悔した。蜻蛉と言われる構えを取るシンガ。


(・・・・これ、殺される、本当に私って嫌われてないわよね?(泣)全身が何かが逃げろと五月蠅いぐらいに叫んでる。この私にこんなにもプレッシャーをかけた、シンガ・ド・ムートン・・・危険すぎる(驚愕))


ボグンバキィ・ゴリ・・


・・・避けれなかった。いいえ、動けなかった。気づけば大きな岩が落ちて来たかのような圧を感じて左肩が折れていた。


「今から無手で行う流久舞(るるぶ)と呼ばれる練習を行います。」


ポーションを飲んで折れた左肩を治して休憩しているとセレスティーヌ嬢とシンガが次の練習に入った。お互いがゆっくりと動いて技を出す練習の様だが


(シンガの攻撃をセレスティーヌ嬢は避けれない?あんなにゆっくりなのに。・・あれ?動きがなんかおかしい、シンガは誰と対峙してるの?セレスティーヌ嬢じゃないわね。)


流久舞(るるぶ)が終わり何故か呼吸法を教えて貰うことになった。セレスティーヌ嬢の呼吸法が気になったからみたいだ。確かに武術において呼吸は大事な部分ではある、シンガも変わった呼吸しているから興味はあった。


「では、僕がお腹の動きを見せるので、触って見ますか、そうすれば、わか・・」


触れる!マジで!!合法的にシンガの裸に触れる!!!だってシンガが触って良いって言ったもん。本当に言ったもん。マジか~桃源郷はここにあったのか。普通は年が離れていても学校に入学している歳の子、今回はシンガの裸に触れる何てご褒美・・・じゃなかった、つまり異性が触れるのは対外的にとっても良くない。・・まぁ、婚約者である場合は多少の触れ合いは暗黙のルールとして見て見ぬ振りや聞かない事になってるけど。未婚の婚約者でもない公爵令嬢の前で裸て、シンガ!あんた男やで!!


ごめんなさい。怒らないで下さい。冗談です。存在が無いって何?(震)そう言えばコハクが最初にやらかした時もガチ切れしたとあのコクヨウが当時を思い出してか青い顔してめっちゃ低いテンションで話しているのを聞いた事がある。なるほど、シンガにも逆鱗があるのね、勉強になった気を付けよう。


暫くシンガとセレスティーヌ嬢の二人を見ている。シンガってやっぱり優しいわよね、呼吸法や武術の練習方法なんて秘中の物だもの。弟子の私はともかく、別の流派であるセレスティーヌ嬢に教える義理等無い。親身になって教えるシンガを何故か私はとても嬉しく眺めていた。・・・もうええかな?長ないか?


「・・師匠、そろそろお時間です。次は私が学ばせて頂きます。」


時は来た!忠犬ハチ公が裸足で逃げ出す程大人しく待っていた私に誰も文句は言わせない!



「では次に、ヴェラ嬢です。どうぞ。」

「はい!ご馳走になります!」


ん?本音が出た気がするけど・・・気のせいやな!しばらくシンガのお腹を摩ったりしていると


(なにかしら?身体全体に・・ちょっと・・)


その後、シンガに許可をもらって呼吸法を続けてもらいながら全体を摩って確認する。最後に軽くお腹にパンチを当てるとようやく違和感に納得がいった。


「この呼吸法、息吹から丹田呼吸法を行うことでシンガは、身体能力強化スキル、又は強化バフと同じ効果を得ているわ。」


自分で説明しながらも信じられないでいる、そもそもスキルや魔法以外で身体能力強化なんて獣人種の一部で使用出来ると聞いたことがあるけど人族では私の知る限りそんな人物は居ない・・もしかしてお師匠様ノワールは使えると言う事かしら?だから、弟子であるシンガも使えると?改めて規格外、お師匠様ノワールが人族でありながら敵対種族天人族四天王の一人土のウリエラを倒したと言われるだけはある。まぁ、そもそもお師匠様が使えるからって弟子であるシンガもあの歳で普通に使えるのも少し、かなり、メチャクチャおかしいのだけれど・・・シンガだものね。(笑)


座学も大変勉強になった。心の置き所、確かに私はシンガとの対戦中に勁に肢曲と相手に気を取られていた、つまり心が囚われていた。通常の相手なら気にならない一瞬の思考がシンガにとっては隙になっていたのね・・・・恐ろしか~そんなことある?達人やん!いや、私の武術がそこまで高くない可能性も・・もう一度言うけど学校で上位ですけどね?10番目や言ってもどんぐりの背比べやからね。ちょっと待って~先日のペトリコール鉱山運用って言うかムートン男爵領運用の時も一応私学校で上位の成績やったけど、あまり役に立たなかった。シンガにしたら学校上位なんて意味ない事なのかしら?実践で使えるかどうかって事?ヤッバー成績上位やからって油断したらアカン。ここではシンガ相手では全く意味ないと気を引き締めるのよヴェラちゃん。知識は使えて初めて意味があるって事ね。・・・おいおい、ムートン男爵領ってやっぱりおかしないか?言い方悪いけどこんなド田舎の男爵家で学校よりかなり高度な物を求められて、普通に熟すシンガっておかしいやろ?どないな環境やねん!


「予想通りにこう来たか。・・仕方ない。義覚、今からタルボ男爵領に向かう、ギルドで馬車を借りる手配を!ハセ班の一名とクスノキ班の2名は僕に同行してくれ。エリリ義母さん夕食はキンクマ班が・・・」


練習が終わりシンガが夕食の準備に掛かろうとして居たらタルボ男爵家より返事が届き内容を確認したシンガがすぐに決断し行動する・・・判断が早い!!普通は手紙で抗議して、お互いの都合を探るのよ。でもシンガは相手の要望を応えるための決断をした。これによって、時間通りに面談が出来た場合対外的にムートン男爵家は礼を尽くしたとされるわ、だってここからタルボ男爵領まで半日、12時間はかかるもの。相手の一方的なムチャぶりに全力で答える、それが結果としてムートン男爵家の評価を上げる。ギルドでは必ずこのことが話題になる、そうなれば3種族のギルドマンの面接が増える事になると思う。どこまで考えての判断かは分からない、でも私に出来る事があるやっと役に立てる。・・・部屋の隅でハセ班の娘達がじゃんけんしてるのは良いのだけれど勝ち負けでめちゃくちゃギスギスしてるのが気になるわ、貴女達って種族的にメチャクチャ仲が良いはずよね?負けた娘が勝った娘の胸倉掴んでるじゃない、勝った方は凄いドヤ顔してるけど。大丈夫?(困惑)


さてと、私は参加する旨をシンガに伝える。会談に他の派閥の者が参加は問題じゃ無い所か必要がある。シンガが相手なら聖王・聖女教会の者が参加すると予想出来る。シンガに仇なす存在は私が排除する。


フレア達でタルボ男爵領に向かうと話すとシンガが あれ?僕の私用で良いの? 的な雰囲気を出していた。


「言ったでしょ、あの馬車は私とシンガの馬車よ。・・・私と貴方の2人の為なら地の果てまで走ってくれるわ。(照)」


本当に、出来る事ならシンガと地の果てまで行きたいわ。

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