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つまらないじいさんとミーとチヨ  作者: 秋月 忍


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5/6

雨の日

しとしとと、雨がふっています。

 

 ニャッ


 雨をよく知らないミーは、今日もお庭に出たいと、おじいさんにおねだりをします。


 今日は、雨だから、おそとはむりだよ。


 おじいさんはそう言いましたが、ミーは、手をクイクイと動かして、引き戸をあけてしまいました。

 

 しとしとと雨はふりつづけ、やねからおちてきた大きな雨だれが、ぽたんとミーのからだにおちました。


 ニャッ


 ミーは、びっくりしたように一声ないて、ぶるぶるっとからだをふるわせました。



 ほら。ぬれてしまうよ?



 おじいさんは、のきしたで、じっとしているミーをだきあげようとしました。



 おや?

 

 いつものかきねのすきまに、かっぱをきたチヨをみつけました。

 チヨは、雨の中、のきしたにいるミーをじっとみています。


 おいで。


 おじいさんは、チヨをてまねきしました。チヨは、どんぐりのような目をさらに大きくしています。


 おいで。ミーもぬれちゃうから。


 おじいさんのことばに、チヨは、うん、とうなずいて、おじいさんの家にはいってきました。

 

 火のそばにおいで


 おじいさんは、チヨのかっぱをぬがせてやると、ぬれたかみの毛をふいてやりました。

 チヨは、あたたかい火のそばで、すこしだけぬれたミーのからだをふきました。

 それから、おじいさんとチヨは、あたたかいおちゃをのみました。

 ミーは、うれしそうに、へやの中をピョンピョンとはねまわります。


 またきてもいい?


 チヨは、しんぱいそうにおじいさんをみあげていいました。


 いつでもおいで


 おじいさんは、そういって笑いました。

 

 そとはさむいけど、おじいさんのおうち、とてもあたたかいね


 チヨがそういって、手をふってかえっていくと、おじいさんのうでのなかで、ミーはつかれてねてしまったのでした。

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