雨の日
しとしとと、雨がふっています。
ニャッ
雨をよく知らないミーは、今日もお庭に出たいと、おじいさんにおねだりをします。
今日は、雨だから、おそとはむりだよ。
おじいさんはそう言いましたが、ミーは、手をクイクイと動かして、引き戸をあけてしまいました。
しとしとと雨はふりつづけ、やねからおちてきた大きな雨だれが、ぽたんとミーのからだにおちました。
ニャッ
ミーは、びっくりしたように一声ないて、ぶるぶるっとからだをふるわせました。
ほら。ぬれてしまうよ?
おじいさんは、のきしたで、じっとしているミーをだきあげようとしました。
おや?
いつものかきねのすきまに、かっぱをきたチヨをみつけました。
チヨは、雨の中、のきしたにいるミーをじっとみています。
おいで。
おじいさんは、チヨをてまねきしました。チヨは、どんぐりのような目をさらに大きくしています。
おいで。ミーもぬれちゃうから。
おじいさんのことばに、チヨは、うん、とうなずいて、おじいさんの家にはいってきました。
火のそばにおいで
おじいさんは、チヨのかっぱをぬがせてやると、ぬれたかみの毛をふいてやりました。
チヨは、あたたかい火のそばで、すこしだけぬれたミーのからだをふきました。
それから、おじいさんとチヨは、あたたかいおちゃをのみました。
ミーは、うれしそうに、へやの中をピョンピョンとはねまわります。
またきてもいい?
チヨは、しんぱいそうにおじいさんをみあげていいました。
いつでもおいで
おじいさんは、そういって笑いました。
そとはさむいけど、おじいさんのおうち、とてもあたたかいね
チヨがそういって、手をふってかえっていくと、おじいさんのうでのなかで、ミーはつかれてねてしまったのでした。




