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つまらないじいさんとミーとチヨ  作者: 秋月 忍


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チヨとおじいさん

 チヨは、おじいさんの家のえんがわにすわっています。

 やわらかなおひさまの光に、みどりの葉がてらてらと光っていました。

 チヨのおひざには、ミーがうとうととねむっています。

 

 おちゃがはいったよ。


 おじいさんが、家のおくからでてきて、チヨのとなりにすわりました。

 チヨは、ミーをおこさないように、そっと、ゆのみに手をのばしました。


 つけもの、食べるかい?


 おじいさんは、おさらにのせた、つけものをチヨにすすめます。

 チヨは、こくんとうなずいて、パリポリとそれを食べました。


 おいしいね


 チヨはにっこり笑いました。

 それをみて、おじいさんもにっこり笑いました。

 ミーは、ぐっすりとねむったまま。

 まんまるになってねむるミーは、とてもきもちよさそうです。


 わたし、ひとりぼっちなの


 ミーを見ながら、チヨはすこしかなしそうに、そういいました。


 わしも、ひとりぼっちだよ


 おじいさんは、にっこりとこたえました。


 でも、いまは、ふたりといっぴきぼっちかな?


 おじいさんのことばに、チヨの顔がぱあっと笑顔にかわりました。

 ねむったままのミーが、ニャっと小さく声をたてました。

 あたたかな風が、葉っぱをコソリとゆらしていました。


 

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