4/6
ミーとチヨ
チヨは、毎日のように、お庭にやってきました。
ミーが何かをするたびに、ニコニコと笑うのです。
今日は、高い木のえだにぴょんととびのったミーに、チヨは、手をたたきました。
おじいさんは、ミーをほめられると、とてもうれしくなります。
ミーも、ほめられているのがわかるのか、チヨをこわがったりはしません。
ある日のこと、ミーは、かきねのすきまをぬけて、チヨの足にスリスリしました。
チヨは、びっくりしたように目をまんまるにしながら、とてもうれしそうにこしをかがめて、ミーに手をのばして、のどをなではじめました。
ごろごろ
ミーはきもちよさそうにのどをならしました。
春の日だまりの中、ふたりは、とてもうれしそうです。
ばいばい
チヨは、ミーに手をふりました。
にゃっ
ミーはおじいさんのところにもどってくると、やさしい声でなきました。
よかったなあ、ミー。 なでてもらえて。
おじいさんは、ミーをだきあげました。
春のおひさまの光は、とてもやわらかで、あたたかいな、
とおじいさんは思ったのでした。




