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新たな能力

由美は昔からめんどくさがりな俺をわざわざいろんな場所に連れて行こうとするやつで正直俺はこいつが苦手だった、いつも連れ回そうとする理由は俺のことがただ好きなだけだと思っていた、だがある日俺は由美の秘密を知ってしまった、それは由美が病気でいつ死んでもおかしくないと医者に言われていたことだ、それを知った日から俺は積極的に由美と付き合うようになった、そうしてる内に俺は由美といる時だけはめんどくさいと思わなくなっていた、だから由美には悪魔契約のことは知らないでいてほしかった。

「なんでお前が悪魔契約のことを知ってるんだ!」

「私も悪魔と契約したからだよ!」

「強制的にか?」

「私から頼んだの」

「なぜそんなことを頼んだんだよ!」

「契約すれば不死身になるって言うから私はもっと長く生きたいと思って契約したの」

な、なんて理由だ!

「それでも悪魔と契約したんだぞ?」

「裕ちゃんともっと長く一緒に居られるなら悪魔とだって契約するよ!」

「由美...」

それでも俺は心配だった、リリスが死んだ今天使と争う理由は無くなったがまだ天使が悪魔を狙ってる可能性は十分にある、その戦いに由美が巻き込まれたらと思うと...

「安心しろ小僧、俺の力があれば由美を守ることなど容易いことだ」

「お前が由美を巻き込む原因を作った奴か!!ふざけるな!」

こいつがいなければ...

「ははは!お前は頭が悪いな、俺と契約していなければ今頃この小娘は死んでいたぞ」

「は?そんなわけないだろ!なぁ、由美!」

「ごめん、実は病気がかなり悪化していたの」

「由美!なぜ俺に言わなかった!」

「ごめん...」

「まあまあ、祐也さん、落ち着いてください」

「これが落ち着いていられるか!由美が死んだら俺は...」

「裕ちゃん...」

「もういいか?」

早くしろと言わんばかりに悪魔が言い出した

「ちょっと!アモンさん!空気読んでください!」

「ああ、すまん、所でお前誰?悪魔にお前みたいなやついたっけ?」

「サキュバスですよ!いつもリリスさんと一緒にいたじゃないですか!」

「知らんな」

「ひどいです!」

サキュバスはすごくがっかりした様子だった

「さて、これから裕ちゃん達は何をするの?」

「え?何って普通の生活に戻るつもりだけど?」

「待ってください!天使はどうするんですか!」

「サキュバス、お前アホか?もう勝てないってわかっただろ?だからこのまま放置!」

本音を言えばもうめんどくさい

「でももしまだ悪魔を狙ってたらまた私達の前に現れますよ!」

「その時はその時でなんか考えればいいさ!じゃあ俺は疲れたから寝るよ」

「なんだあいつは...」

「昔からめんどくさいことはやらない主義とか言ってたからね、悪魔と契約したことさえ驚きだよ」

「それはたぶんリリスさんが強制的に...」

ドガーン!

「な、なんだ!?」

俺は驚いて外に出ていった、するとそこには翼の生えた...って!これ今までの流れからしてどう考えても天使が来ちまったよな...

「そこのお前!黒星祐也という男を知っているか?」

知ってまーす、だって僕だもん!

「し、知りません!その人に何の用ですか?」

「ふっ、簡単なことさ!そいつを殺すのさ!」

や、やはりか...めんどくさいことはもうしたくないからここは逃げよ!!

「おい!待て!まだ話は終わっていないぞ!」

「すみません!今急いでいるので!」

「待て!何か落としたぞ!なんだこれ?黒星祐也は最強だ?」

や、やべぇ!天使を全員倒した時にリリス達にあげようと思ってた手紙だ!

「おい!」

「は、はい!」

「お前が黒星祐也だな!!」

こうなったら一か八かだ!

「そうだ!俺が黒星祐也だ!だがな!俺には新たな能力がある!つまりお前は俺には勝てん!諦めて帰りな」

「そんなはやってみなくてはわからないことだ!来ないならこっちから行くぞ!!」

はぁ、話が通じないか...めんどいなぁ!

「黙れ!こっちはな!お前と戦うのがめんどくさいんだよ!わかったら早く帰れ!」

「貴様!私はもう怒ったぞ!」

「怒ってるのはこっちだぞ!いい加減しつこいんだよ!このストーカー女!」

「貴様...」

やべ、また余計なことを!

「殺す...ぶっ殺す!」

天使様はお怒りのご様子だ...

「あの、すみません、さっきのは間違えというかなんと言うか、そう!ツンデレですよ!好きな人の前では強がっちゃう的な?あははは...」

「黙れ!!ぶっ殺す!!」

はぁ、ぶっちゃけそろそろうざいな!めんどくせぇって言ってるだろ!

「能力発動!!」

次の瞬間目の前に天使が出現した

「え!?なんだ今のは!」

「私の能力は瞬間移動だ」

こいつマジで俺とやる気みたいだ、でも俺はまったくやる気が出ないし、めんどくさい!こうなったら!

「めんどくせぇよ!!」

俺は天使を殴った

「な、なんだその強さは...」

天使は吹っ飛んでそのまま倒れた

「え...?」

何これ?俺こんなに強かったの?ワンパンしちまった!!

「裕ちゃんすごい!!」

「すごいです!どうしてそんな力を隠してたんですか!」

由美達は隠れて一部始終を見ていたらしい

「俺にもまったく理解できん、なんだこの力は!」

俺は殺人兵器にでもなったのか?それともこれが俺が元から持っていた力!?

「お前はめんどくさいと思うほど強くなる能力を手に入れたんだよ」

「なんだよそれ、もっとかっこいい感じの能力だろ!普通!」

「それは知らんがお前はめんどくさがりらしいから得意なことが能力になってよかったじゃねーか!ははは!」

めんどくさがりが得意なことってなんだよ!くそ!こんな変な能力俺は認めんぞ!

「まあ、結果的に天使は倒せたからよかったんじゃない?」

「それはそうだが...てか、お前の悪魔はなんで俺の新たな能力がわかったんだ?」

「アモンさんは悪魔の中でも最強クラスに入るのでわかったんだと思います!」

「そうなの?」

いや、待て、何の説明にもなってない気がするが...

「俺はリリスよりも強かったぞ」

「じゃあなんでNoが無いんだよ」

「それは...忘れてた」

「え?どういうことだよ!」

「Noを与えられた者は年に1度集まらないといけないのにアモンさんは忘れてた来なかったんです、それでNoは取り消しになりました」

アホすぎだろ!!こいつが由美と契約してるのはかなり心配だな...

「まあ、俺は悪魔の中でもかなりの強さだ!天使とも戦えるぜ!」

「いや、お前は由美とここで待っていてくれ、俺とサキュバスで残りの天使は倒す」

「待って!私も行くよ!」

「ダメだ!絶対にお前は巻き込みたくない!」

「裕ちゃんは優しいね、でも私も戦うよ!」

「ダメだ!今日だけは言うことを聞いてくれ!頼む!」

「でも...」

「悪魔と契約すれば不死身なんですから、いいじゃないですか?」

「それでも!」

「裕ちゃん!私はもう子供じゃないよ!だから大丈夫だよ!」

「由美...わかった、アモン!絶対守れよ!」

「俺は最強だぞ!まかせな!」

「ではさっそくガブリエルさんを探しましょう!」

ガブリエルか...天使最強らしいがどれほどの実力なんだ!俺の新能力が通用するかもわからんな...

「裕ちゃん!何浮かない顔してるの!昔からなんとかしてきたじゃん!」

「そうだな!俺達なら絶対勝てるな!」

リリス!見ていろ!お前が選んだ男が世界を救う所をな!

「ガブリエルさんが見つかりました!」

「よし!行くぞ!」

いよいよ最終決戦だ!見ていろよ天使!お前らが絶滅する時は近いぞ!

「祐也さん!やばいです!ガブリエルさんの方からこっちに向かって来ます!」

「なに!?一旦逃げるぞ!」

くそ!普通に考えればガブリエルの方から来る可能性の方が高いのに油断していた!

「遅いですよ!」

天使が目の前にいた

「お前がガブリエルか...?」

「そうです!天使最強のガブリエルです!」

こんなすぐに来るなんて予想外すぎるぞ!こうなったら先手必勝!

「めんどくせぇよ!!」

俺の攻撃をガブリエルは片手で抑えた

「な、なに!?さっきはうまくいったのに!」

「祐也さん!めんどくさいと思っていないからですよ!」

あ!そうか!めんどくさいと思わないと意味はないのか!

「次はこっちから行きますね!能力発動!!」

「俺にまかせろ!」

アモンのシールドで俺達はガブリエルの攻撃を防いだが街は跡形も無く吹き飛んだ

「なんで威力だ...」

「これが天使最強の実力ですか...」

こんなに強いのかよ!早く終わらせてやろうと思っていたのに...こうなったらめんどくさいと思うしかない!

「次で終わらせます!能力発動!!」

ま、まずい!さすがにもう1発は耐えられんぞ!!

「アモン!もう1度シールドを!」

「ダメだ!間に合わん!」

「くそ!」

しかし、ガブリエルの攻撃は俺達の前できえた

「あれ?」

「私の攻撃を2度も止めたんですか!?」

その時だった、聞き覚えのある声が聞こえてきた

「私の絶対命令権でお前の能力はキャンセルさせてもらった!」

「なぜお前がここに!?」

「運良く死なずに済んだんだよ、もちろんミカエルは殺したけどな!」

そこに立っていたのはリリスだった

「おい!私の攻撃を止めるなんてお前は何者だ!絶対に許さんぞ!」

天使は怒ると性格変わるやつばっかなのか?めんどくさい奴らだな...

「祐也!私があいつの注意を引くからお前は新能力を叩き込め!」

「わかった!」

この状況ではまったく思わないが今の俺には必要なことだ!めんどくせぇ!!

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