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「いまね、僕はとても気分がいい。お酒に酔っているみたいに、とても幸せな気分なんだ」
朝黄はその場でくるりとまわってみせる。
誰もが暗い顔をしているのに、朝黄だけはいつもと変わらずに笑っているから異様でしなかい。
「朝黄、ならお前は俺たちをなんのためにこのアパートに誘ったんだ、答えろ」
青葉が微かに痛みの揺らぐ瞳で朝黄に問う。
ぴたり、と動きを止めた朝黄は一拍おいてから悪戯がばれた子供のようにくすりと笑う。
「異形な僕をカモフラージュするためだよ。レッドとは戦いたかったけど、まずは異形を受け止める過程が必要でしょ? だから、そのステップになってもらおうと思って」
なんてことはない、とでも言う風に朝黄はあっさりと答える。
その言葉に真っ先に反応したのは緑野だった。
「ざっけんな!!」
朝黄との間合いを詰め、くり出された拳はその瞬間まで朝黄の顔を捉えていたはずだった。
「え……、」
けれど、瞬きの間に緑野は床に倒れていた。呻く緑野に何があったかはわからない。
けれど、それを見下ろす朝黄は冷たい色を瞳に讃えていた。
「いまはグリーンの相手をしてる場合じゃないんだよね。僕はレッドに用があるんだよ」
すっと向けられた目は今度こそ鋭さでもって俺を射抜いた。
be in liquor(酒に酔っている




