067。
「朝黄……なんだよ、それ」
こぼれ落ちた声は掠れていた。
お面の下の表情が手に取るようにわかるのに、どうしてかとても遠い。
桃音が一人でふるふると首を振る。
「違うです違うです違うです違うです……っ。あさ君は私たちをここに呼んでくれた、不適任者なんかじゃないです……っ」
「ごめんね、ピンク。こんなに君を巻き込むと思わなかったんだ」
穏やかなそう言って朝黄は青葉と緑野に目を向ける。
「二人もごめんね、やっぱり僕はここの責任者として不適任だった。ただね、本当はもう少し上手くやるつもりだったんだ。信じてくれないかもしれないけど、それでも僕はみんなに幸せになってほしいと思ってる」
「何言ってんだよ、お面。何、言ってんだ」
「ふざけるなっ」
戸惑う緑野を追い越して、青葉が朝黄の胸ぐらを掴んだ。
ぎりりと青葉が朝黄を睨めあげる。
「もう隠すな、朝黄。どうして言ってくれなかった、赤城とのことを知ってたくせにどうしてここに招き入れた、どうして俺に反対しなかった……っ」
胸ぐらを掴んだまま、俯いた青葉に朝黄が悲しげに目を伏せた気がした。
「うん……ごめんね、ブルー」
ゆっくりと青葉の手を解いて、朝黄が後頭部に手をやる。
するりとお面の紐がほどかれる。
全員がはっとしたのは当然のことで、
「みんな、今更だけどはじめまして」
からん、と落とされたお面の音がだけが響く。
気づけば、俺は息を止めて朝黄を見つめていた。
朝黄がゆっくりと瞬きして、俺をその瞳に写して、目元を穏やかにする。
「レッドは久しぶり。だね」
お面をはずした朝黄の顔は、俺の顔と、とうりふたつだった。
like as two peas in a pod(うりふたつの




