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066。
「二人とも喧嘩はだめじゃん?」
現れた朝黄が穏やかにそう口を開いた。
「あさ、くん……」
「お面、」
呆けたように呟いた桃音と、険しくなった緑野の声。
俺はただ呆然とするばかりで、朝黄は皆を見渡してへらりと笑った。
「みんなごめんね、俺が頼りないばっかりにー」
「朝黄、はぐらかすな」
青葉が一歩、朝黄に近づく。
低く紡がれた声が、固く強張って揺れた。
「お前が持っている情報を俺たちに明かせ。お前は全部始めから知ってたのか!」
青葉が噛み付くように叫ぶ。
それはひどく痛みに満ちていた。
「青葉、何言って……」
「桃音から聞いた、お前は赤城をどうするつもりだったんだ……っ」
「え、」
青葉の言葉に、ぐらりと世界が傾いた気がした。
立っていた場所が揺らぐような、今まで忘れていた世界の頼りなさを自覚させられたような気持ちだった。
ふらりと縋るように朝黄を見れば、ふっと朝黄は表情を消す。
それから、少し困ったように笑みを浮かべた。
「ごめんね、レッド。僕はいつまでもどこまでも不適任者だ」
a square peg in a round hole(不適任者




