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064。
どこで歯車が狂ったのだろう。
望んでいたのは日常だった。
変な人間しかいないから、平穏はきっと望んではいなかった。
それでも、賑やかで鮮やかな日々をここで一緒に過ごしていけたらと、そう思っていた。
招かれた自分が、はじめは余所者でもそのうちに仲間に入れると思っていた。
秘密を知りたいと思ったのは、踏み込みたいと願ったからだ。
一人だけお客でいるのは嫌だったからだ。
ゲームをもちかけられて、知ろうとしてもいいと許されたのかと思った。
でも、なら、この状況は、なんだ。
頭の中で、何かが軋んだ歯車のように動き出す。
違和感がぶわっと肌を撫ぜ、何かが泡のように蘇る。
『私のこと忘れていいよ』
白いワンピースのあの声は誰だ。
暗い部屋で、見えない声と見えない笑顔。
『ばいばい、あっくん』
あれは、誰、だ。
pie in the sky(はかない望み




