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「それで、お前はどうやって桃音のゲームを乗り切るつもりなんだ。まさか、まともに風に向かってくわけじゃねぇんだろうな」
緑野は俺を見据えて腕を組んだ。
その射抜くような視線に目を泳がせる。
「何も考えてないってわけではないんだけど、はっきりとして手はまだちゃんと決まってないっていうか、なんていうか」
「ああん? まさかの無計画かよ」
苛立ちに舌打ちする緑野に、慌てて取り繕う。
「でも、要するに桃音がどうしてあんなことを提案して俺を遠ざけようとするかがわかればいいとは思うんだよ。それで、そのことには俺の秘密が関わってるんじゃないかって」
俺の秘密。
そう口にして、微かに笑えてくる。
自分の知らない自分が他人に感知されているなんて、本当になんて滑稽だ。
懐かしい夢と時折聞こえる声、それが手掛かり。
「つまりどうすんだ」
庭の木々がざわめいて、俺は息を吐いて緑野の視線を正面から受け止めた。
「だから、俺は俺の秘密を知らなきゃいけない」
right in the wind's eye(まともに風に向かって




