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「ブスは手強いと思うぞ」
緑野はその場に胡座をかいた。
俺も真似して、正面に座る。
緑野はロッ君を片手で抱えて、頭をかく。
「ブスの考えは俺でも読めねぇ。ただ、本気のあいつはめんどくせぇぞ」
「それで緑野は俺の味方してくれるってこと?」
「結論を急ぐんじゃねぇよ。俺はここにいてぇし、お前を追い出すつもりもねぇ。そう言ったろ」
庭に向けられた緑野の視線を追えば、柔らかく揺れる草花が香る。
隅々まで手の届いたそれらに少しだけ緑野の瞳が細められた。
「世間は異端を折あらば罰しようと待ち構えるものじゃねぇか」
「え?」
「俺たちはだからここで世間と距離を置いて過ごしてきた。でも、そこにお前が来たんだ。俺たちも変われってことなのかもしれねぇな」
ロッ君を傍らに置いて、緑野が立ち上がる。緑野はよく育った葉を指でつまんだ。
「俺は巨人の血を引いてる」
have a rod in pickle for(~を折あらば罰しようと待ち構える




