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051。
朝、床の上で目が覚めてひとつだけ自分に決めた。
「緑野、」
庭で草花の手入れをしているその背中に声をかける。
振り返った緑野は俺の姿を認めても、表情を変えなかった。
「なんだ」
「緑野ってなんなんだ?」
「は?」
「単刀直入に聞く。緑野はなんの血を引いてる?」
緑野は驚いた顔のままゆっくりと立ち上がった。
持っていた鉢植えを取り落しそうになったので、俺が受け止めた。
それから、まっすぐと見上げる俺を信じられないものでも見る。
「おい、緑野」
「お前な……!」
緑野は叫んで、それでも見上げ続ける俺に唸って額を押さえた。
「なんでそう直球にくんだよ、てめぇは……!」
「俺には回りくどいことは向いてないってわかったんだ。俺は俺のやり方で俺のやりたいようにする」
回りくどいことも、かっこつけて嘘をつくのもやめる。
もう決めた。
「俺は」
緑野の戸惑った顔をまっすぐ見上げる。
「みんなのことが知りたい」
in roundabout(回りくどく




