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かりそめアパート。  作者: シュレディンガーの羊
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049。


小さい頃、サーカスが好きだった。

皮肉のつもりでくれたであろうそのチケットを、握りしめて小さな瞳をきらきらさせていた。

夢のようなその光景と世界は、まるで同じに見えた。

仲間がいると、一人ではないと言われた気がして。

それがまやかしだと知ったのは、程なくだったけれど、似たような場所があると聞いて、迷わなかった。

だって、そこはまやかしではなく本物だった。

入居することに対しての障害はいくつもあったし、危険だってあった。

でも、助けてくれる人がいたから。


「だから、私は守るです……」


小さな声は夜の廊下に溶けて消えた。


the greatest show on earth(サーカス  

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