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047。
「なに企んでるのさー」
桃音が本から顔をあげると、食堂の窓際に朝黄が立っていた。
黒雪が飛び込んで来た時に割れていたその窓はもう元どおりになっている。
桃音さパタンと本を閉じて、脇に置く。
「あさ君が私の前に自分から出てくるなんて明日は槍でも降るです……?」
「降るなら降るでいいんじゃない? それよりなんで火に油注ぐようなことしたの?」
直球な言葉に朝黄が快く思っていないことが読み取れて、桃音は目を細めた。
「私は私なりに悩んで考えて決めたです……あか君は、」
「俺はね」
桃音の声を遮って朝黄は静かに言う。
「レッドがこのアパートに来てくれて嬉しいよ」
桃音は唇を微かに震わせて、小さく吐き捨てた。
「……みんな、嘘つきです」
「ごめんね、ピンク」
そう謝って朝黄は桃音にふわりと笑った。
pour oil on the flame(火に油を注ぐ




