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かりそめアパート。  作者: シュレディンガーの羊
おしえて
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43/105

042。



どこかできっと感じていた。

夜の静けさの中で、ぼんやりと床に寝転がって天井を仰ぐ。

前に住んでいたアパートには天井に大きなシミがあって、それが顔のように見えた。

けれど、いまはただ白く綺麗な天井が広がっている。

住む場所が変わるということは、つまりはそういうことなのだと思う。

些細な、本当に些細なことにふいに気づく。

意味もなく口を開く。


「俺、は」


桃音は俺の秘密を知っていると言っていた。

ゲームに勝っても、負けても、望んだ結果にはならない。

どうしてこんなことになったのか。

前兆などなかったはずなのに。

楽しく暮らせていると、そう思っていたのに。

頭の中を泳ぐ声に嫌気がさして、そうして耳を塞いで床に転がった。



the handwriting on the wall(前兆

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