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かりそめアパート。  作者: シュレディンガーの羊
なかよく
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26/105

025。



「意外じゃんねー」


振り返れば、コップを弄ぶ朝黄が俺を見る。

てっきり青葉と一緒に出て行くのかと思ったら、まだ居座る気のようだ。


「何がだよ、朝黄」

「ブルーのこと、問い詰めるかと思ったじゃん」


テーブルを挟んで向かいに座れば、頬杖をついた朝黄はくるくると机の上で中身のないコップを回す。


「ブルーはレッドには不正直にいれないと思うからさー。きっとレッドが問い詰めたら」

「困らせるだろ、それ」

「……困らせるって、え、理由それなの?」


キョトンとした朝黄の手元が狂って、コップがテーブルに転がった。

それを拾い上げ、お面すれすれに突きつける。


「青葉には恩があるんだよ、それを忘れて好き勝手には喚けないだろ」


不貞腐れたような気分のままにそう言えば、朝黄の纏う空気が不意に色を変える。


「ねぇ、レッドは知りたい?」


僕らの秘密ーーーー、朝黄は静かに俺にそう尋ねた。




on the cross(不正直に

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