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025。
「意外じゃんねー」
振り返れば、コップを弄ぶ朝黄が俺を見る。
てっきり青葉と一緒に出て行くのかと思ったら、まだ居座る気のようだ。
「何がだよ、朝黄」
「ブルーのこと、問い詰めるかと思ったじゃん」
テーブルを挟んで向かいに座れば、頬杖をついた朝黄はくるくると机の上で中身のないコップを回す。
「ブルーはレッドには不正直にいれないと思うからさー。きっとレッドが問い詰めたら」
「困らせるだろ、それ」
「……困らせるって、え、理由それなの?」
キョトンとした朝黄の手元が狂って、コップがテーブルに転がった。
それを拾い上げ、お面すれすれに突きつける。
「青葉には恩があるんだよ、それを忘れて好き勝手には喚けないだろ」
不貞腐れたような気分のままにそう言えば、朝黄の纏う空気が不意に色を変える。
「ねぇ、レッドは知りたい?」
僕らの秘密ーーーー、朝黄は静かに俺にそう尋ねた。
on the cross(不正直に




