↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かりそめアパート。  作者: シュレディンガーの羊
なかよく
PR
25/105

024。



あの歓迎会から数日が経った。

何かが変わったかといえば、拍子抜けするほど何も変わらなかった。

相変わらず、青葉と朝黄は夕飯を食べに俺の部屋に来るし、緑野はロッ君と仲良しだし、桃音は毒舌だ。

あの日の空気が嘘のように、平和な日常を送れている。

そして、黒雪はあの日から姿を見ない。


「青葉、あのさ」


部屋を出て行こうとする青葉を呼び止める。

振り返る顔が優しく笑んだ。


「どうした?」

「いや、やっぱりいいや。なんでもない」


そう苦笑を返せば、青葉は一瞬顔を曇らせたが、すぐまた元の顔に戻る。


「また明日。早く寝ろよ」

「うん」


返事をして手を振って出て行く青葉を見送った。

ドアが閉まれば、自然とため息が零れた。

歓迎会の夜は羊を数え続けても寝られなかった。

変わらないようで、目に見えないものは変化していて、でも俺はそれをどこかたにんごのように見ていた。

count on(数え続ける

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。