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022。
「はじめまして、赤城です」
慌てて自己紹介をすれば、黒雪はふいと顔を背けた。
「そんなこと興味ないね、オレは。そもそもなんでこんな人間がいる?」
「俺がすすめたからだ。問題ないだろ」
青葉が腕組みをして、黒雪を睨む。
「ルールは守ってるはずだ。赤城は害あるような人間じゃない」
「そういうことが言いたいわけじゃない、オレは。わからないか?」
黒雪が眠そうに頭をかく。
ルールや害なんてよくわからない言葉が飛び交っていて、しかもどうやら俺が話題の中心らしいことに戸惑いが隠せない。
「あぁ、わからないな。何が言いたい」
「認めないね、オレは。どう考えてもこの人間は余所者だ」
「くろ君……」
「なに、桃音も反抗するのか、オレに? べつに桃音が色仕掛けに出たら考えて直してもいいよ」
眠そうに目をこすった黒雪は無言で投げられた彫刻刀をやすやすとよけている。
緑野は目に見えてイライラし、朝黄はいつになく雰囲気が硬い。
そんなみんなを見渡して、黒雪が手を広げる。
「余所者ってことに異議がある、オレのとるに足らない憐れな虫けらたち? 秘密なんか打ち明けられないのに、この人間に」
黒雪はひとりそう言って艶やかに笑った。
turn on the charm(色仕掛けに出る




