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かりそめアパート。  作者: シュレディンガーの羊
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17/105

016。



歓迎会は食堂で開かれた。

全員参加はやはり無理だったようで、いまいるのは俺と青葉と緑野、それから様子のおかしい朝黄の三人だ。


「結局、見たことある人しかいないんだけど」

「いや、桃音はくるぞ」


青葉が烏龍茶のコップを俺に渡してくれる。

朝黄がその名前にわかりやすく、びくっと猫のように反応する。


「えーと……朝黄、大丈夫?」

「え、あ、だいじょーぶ、だいじょーぶ! 普通だから今の僕、通常営業じゃーんね!」

「なんだ、お面はまだあのブスにびくびくしてたのか、情けねぇなオイ」


緑野がロッ君を抱えたまま、呆れたように息を吐く。


「べ、別にびくびくとかしてじゃーん? ブルーに嫌われてるグリーンのほうがドンマイじゃん??」

「はぁ!? 嫌われてねーし、避けられてるだけだっつーの! なぁチビ!」

「チビって言うなぁあ! お前ら二人とも黙って埋まれ!」


挙動不審な朝黄と、詰め寄る緑野と、地雷を踏まれて半泣きの青葉に俺は頭を抱えたくなる。

俺の歓迎会だったらしいが、この3人が揃うと喧嘩になるのは避けられないようだ。


「うるさいです……」

「うわぁ!?」


ふっと後ろから声が聞こえて、その気配のなさに飛び上がる。


「君が新入り君です……? 口に針山でも突っ込んだら静かになるですか……」


そこに立っていたのは、ふわふわした髪の毛した人形じみた少女だった。




the new kids on the block(新入り  

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