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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第2章 サーテア・ダンジョン攻略 ①
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第2章 第10話 〖エルダー・リッチ〗 ワグナードの願い



魔導師ワグナードのもとを訪れたセイヤ達は


「お呼びでしょうか?」


「そなた達が、我のもとに来た時の、40階層以降の階段の位置を変え、現在探索されている場所に、40階層以降の階段を設けた。 其処から、外周を回る型で、鉱石の出る魔物を配置して、逆側から下の層に降りる階段を設け、層を追う事に、出現量や希少鉱石が出る型としたが、現在の〖ダンジョン・コア〗の力では、魔力量が足らず、多量の鉱石の産出は難しい。」


「〖ダンジョン・コア〗は、どのように魔物を造り出したり、ダンジョンを広げたりしているのでしょうか?」


「我が、ダンジョンに入りし時は、まだ、龍脈が近くに流れており、我が〖ダンジョン・コア〗迄辿り着きし時に、我が〖ダンジョン・マスター〗となりて、〖ダンジョン・コア〗を支配下においた。 その後、我が禁呪により、〖エルダー・リッチ〗となりても、ダンジョンの深化と、広範囲化は進めしが、近年、龍脈の流れが変わり、龍脈よりの魔力の流入が減った。」


「近年となれば、もしかしたら、〖レイドの悪魔〗が、龍脈の流れを乗っ取り、其の配下を増やしていたのではないでしょうか。 〖レイドの悪魔〗が居なくなった、今、龍脈からの流れも、元に戻り、此方に流入してくるのではないでしょうか。」


「まさか、あやつは、我の計画を阻みつつ、自分の復活を狙っていたか…… されば、龍脈からの流入も増え、産出量も増やしていけるだろう。」


「一度、コアより、龍脈を調べてはいかがでしょう。 ファイ方面の龍脈の様子を調べ、滞りがあれば、コアの働きかけで、元に戻す事が可能であるかと。」


「其れなりの龍脈であったので、産出もある程度望めよう。 此の地は、ダンジョンとの繋がりが、薄くなったが、一度下に降りた後、もう一度登って、此の地に繋げば良かろう。 50層より、登り階段を作り、我に挑みし者達を待つゆえ、其の宗を伝えよ。」


「では、40階層迄の地図を、開示してよろしいのですか? 此のダンジョンは、50階層迄で、登りになれば、〖エルダー・リッチ〗魔導師ワグナード様への、挑戦との事も。」


「開示して良い。 50階層が事も、我が挑戦を待つ事も。 只、我も簡単には、〖ダンジョン・マスター〗が地位を、明け渡す事がない事も。」


「わかりました。 其のむね、冒険者ギルドに伝えます。 それから、〖ダンジョン・コア〗を、スキルの解析と、術式構築の補助に使わせて下さい。 また、ワグナード様に、魔法の御教授をお願いしたいのですが。」


「〖ダンジョン・コア〗をスキル解析や術式構築に使うか! また、我に魔法を教えろとな! 面白い、そなた達には、又此処を訪ねる事を認めよう。」


「ありがとうございます。 私達としては、ワグナード様の所に挑む者が無い事を望みます。 魔物の情報も、私達のきた地下43階迄の情報も開示させていただきます。」


「あいわかった。 44階層以降は、心して挑む様伝えよ。」


セイヤ達は、〖エルダー・リッチ〗魔導師ワグナードのもとを去り、地上へと戻った。


地上に戻ったセイヤ達は、サーテアの街に戻り、冒険者ギルドに向かった。


ギルドに着いたセイヤ達は、受付嬢のニコルの所に並び、順番を待った。


「ニコルさん、ギルドマスターとの面会をお願いします。」


「マスターとの面会ですか? わかりました。 少しお待ち下さい。」


ニコルは、並んでいる冒険者を、別の受付嬢の列に振り分け、マスター室に向かった。


其の間に、セイヤ達は買い取りカウンターに向かい、ランクF+の魔石を、全て換金していく。


セイヤが、魔力を注ぎ込み、全てランクF+迄にしてある為、魔石の数は多かったが、買い取りカウンターで済ます事が出来た。


買い取り札を受け取り、ニコルを待っていると


「セイヤさん、マスターが、会えるそうです。 2階の〖ギルドマスター室〗に向かって下さい。」


ニコルは、先導して、マスターの所に向かった。


「マスター、〖イースビレン〗のセイヤさん達です。」


ニコルが、ノックして、扉を開け、セイヤ達を通してくれた。


「セイヤさん、今日は、どのような件で?」


「実は、サーテア・ダンジョンで…………」


セイヤ達は、ローガン達の事を伏せながら、サーテア・ダンジョンで、〖エルダー・リッチ〗である魔導師ワグナードに会う迄の経緯を話していき、地下30階層以降の魔物の情報、〖エルダー・リッチ〗の狙い、方針、サーテア・ダンジョンの今後等、ワグナードと話し合った計画の事を話していった。


ギルドマスターとニコルは、サーテア・ダンジョンの情報を聞き取りながら、紙に情報を記載していく。


特に、魔物の情報と、〖エルダー・リッチ〗魔導師ワグナードの、ダンジョン方針や、鉱石の産出等、パーティー編成から、ポーターの必要性等に至る迄、計画を立てて発表していく。


サーテア・ダンジョンの隣町でも、鉱石、魔石のランクE-以上の買い取りも、合わせて伝えておく。


冒険者ギルドへの報告が終わると、セイヤ達はニコルと1階に戻り、換金をお願いした魔石の査定を出してもらい、ローガン達のカードにも、金銭を入れていく。


と同時に、ローガン達のランクも、ランクがDへと上がり、少しづつセイヤ達に追いついていく。


冒険者ギルドへの報告も済み、商業ギルドに向かい、ローガン達を〖イースビレン商会〗への、従業員登録と、ギルドカードの発行をうけておく。


無事、両方のギルドでの、〖イースビレン〗関連の登録を済ませて、サーテア・ダンジョンの隣町の拠点に戻ったセイヤ達は、拠点の各部屋の充実の為、サーテアの街への、買い出しに向かってもらった。


各自の背負い袋で、セイヤの〖アイテムボックス〗への収納が出来る為、家具等も簡単に運び込む事ができ、各自の部屋や、会議室、食堂、調理場等の家具等も準備してもらう。


その間に、セイヤは、地下の工房にいき、拠点に配置する、ゴーレムを作っていく。


魔結晶を核として、拠点の防衛や拘束、家事や執事等に特化したゴーレムを作り、警備やメイド、執事として、配備していく。



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