第2章 第9話 新たな拠点
転移133~150日目(地球9/9~26)(カルネイラ796'9の月.4回り火の日~10の月.1回り闇の日)
商会も工房も、ヴィドナルス王家2・サーテア子爵家2・〖イースビレン商会〗1・〖ベルガーの鍛冶工房〗1・ゴーレム馬車商会、装甲馬車工房の従業員4の割合で、利益分配がなされる形で設立される、官民一体の商会として設立された。
商会と工房で、会計は別々であり、両方からの利益分配になるが、商会にも、工房にも、国からの補助や人材の派遣等がなされ、商会の方で、ゴーレムの召喚や、魔石への術式書き込み、工房の方で、装甲馬車の部品製造、組み立てがなされる。
価格から原材料、人件費、税金が引かれてからの利益分配となり、職人達にも、人件費とは別に利益分配がなされる事になった。
セイヤ達は、商会等が設立されると、セイヤの《土魔法》により、サーテアの街の城壁と同じ高さで、城壁が建てられ、ローガン達によって、中の魔物は駆逐されていった。
セイヤ達は城壁を建て終えると、工房の各部品の鍛冶工房、装甲馬車の組み立て工房を建てていき。
馬型ゴーレムの厩舎、魔石への書き込み工房、ゴーレムの召喚工房等も建てていった。
工房を建て終わると、《木魔法》を含めて、職人達の宿舎や1軒家、食堂等、必要な建物を準備していった。
最後に、各工房や食堂、宿舎等を繋ぐ道を敷設していき、新たな町が出来上がった。
町の1画には、商店が入れる様な場所も作り、安く貸し出す事で、職人達に必要な物を買える店を募集出来る様にしておいた。
全ての設備が整う頃には、王家からの魔法使いや、魔石への書き込みを行う錬金術士等の派遣が集まり出し、〖ベルガーの鍛冶工房〗のベルガーさんの弟子達や、ムードの街から来た職人達等、装甲馬車の工房の方でも、人が集まりってきた。
人が集まり出すと、町の商店区画で商いをしたいと、商業ギルドからの問い合わせもきて、酒場や商店が入っていく。
そして、転移150日目の、10の月.1回り闇の日にして、やっと準備が整い、商会としても、工房としても、開業の運びとなった。
〖サーテア・ゴーレム馬車商会〗に、王家からの文官が、〖サーテア・装甲馬車工房〗に、子爵家からの文官が、代表として入り、ヴィドナルス王国内の装甲馬車やゴーレムを揃えていく。
最初に、各貴族の街を繋ぐ辻馬車を作り、各領都を繋いでいくそうだ。
そして、装甲馬車とは別に、馬型ゴーレムだけで、王家やサーテア子爵家に、騎士団や近衛隊の騎士の馬を替えていく。
王家や子爵家の装甲馬車の、護衛に付いていく騎士の馬を、揃える事で、王家及び子爵家の移動に備えるそうだ。
サーテア・ダンジョンの帰りに、商会と工房の町を通る時、魔石や鉱石を買い取りする事で、冒険者達の荷物を減らしたり、そのままダンジョンに戻る事が出来る様に計らった。
ダンジョンに入る冒険者達が増えれば、残りの半リーグの間にある畑等を移し、サーテアの街迄の間に、冒険者の宿や武器・防具の鍛冶工房、冒険者ギルド等の移転も考えていくそうだ。
無事、サーテア・ダンジョン隣の町での、商会と工房の立ち上げが終わり、セイヤ達はサーテアの街の〖精霊の泉亭〗へと戻ってきた。
商会と工房の町を作ったおり、町の中での拠点を作った為、此れからはそちらに拠点を移す事になる。
その為、〖精霊の泉亭〗での、冒険者棟の部屋を、引き払う事とし、荷物の移動と精算をする事になった。
「こんにちは。 セレスさん、長い事、お世辞になりました。 今日は、荷物の引き払いと、代金の精算に。」
「あっ、セイヤさん。 ダンジョン隣の町に、拠点が出来たのね。 寂しくなるけど、また遊びに寄ってね。」
セイヤ達は、冒険者棟に向かい、各部屋の物をボックス内に入れていく。
冒険者棟の部屋の掃除迄を終え、精算を済ませると、セイヤ達はダンジョン側の町に向かい、拠点たる場所に向かった。
新しい拠点の場所で、セイヤ達は周りを塀で囲み、セイヤの《土魔法》・《木魔法》で、拠点を作っていった。
《土魔法》で土をどかし、地下の土台から作っていく。
地盤を硬め、地下にセイヤの工房、ファリスのポーション系の作業場を作り、地上の部屋を作っていく。
地上1階に、〖イースビレン商会〗の事務所を兼ねた部屋を作り、会議室、食堂、リビング、調理場、風呂等を設置し、2階部分に客室を作り、3階部分に、各自の部屋を作っていく。
外壁は《土魔法》で固めた土を使い、地下から搬出した土を、余さず使っていき、内側は、《木魔法》で暖かみを残していく。
各自の部屋が出来ると、セイヤはボックス内より、各自の荷物を出していき、各自に部屋を片付けてもらい、セイヤは厩舎と馬車置き場を作っていく。
厩舎には、馬型ゴーレムを入れ、馬車置き場に、セイヤが行商で使ったりした馬車を並べていった。
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転移151日目(地球9/27)(カルネイラ796'10の月.2回り火の日)
サーテア・ダンジョン隣の新たな町 セイヤ達の拠点の家
新たな拠点が出来たセイヤ達に、エルダー・リッチとなった魔導師ワグナードから連絡があった。
『ダンジョンの改良がなった。 1度、我のもとに出向いてくれ。』
『私達に、どんなお手伝いが出来るのでしょう?』
『鉄鉱石等、資源のドロップをお願いしたのは此方だ。 何か手伝える事があるかもしれない。』
セイヤ達は、その日のうちに、ワグナードから貰った指輪を着け、サーテア・ダンジョンに赴き、転送部屋より、地下44階へと向かった。
セイヤ達が着いた場所から、階段を上がり、エルダー・リッチの部屋に入ると、エルダー・リッチとなった魔導師ワグナードが待っていた。




