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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第2章 サーテア・ダンジョン攻略 ①
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第2章 第8話 サーテア・ダンジョン 攻略 7



「お前、なぜその杖を持っている。」


セイヤ達の目の前には、エルダー・リッチが1人、佇んでいた。


エルダー・リッチ :アンデッド種 リッチ系の最上位種


地下40階からは、アンデッド種になっていたが、あまりにも上位のダンジョン・マスター


ランクSS級からSSS級の上位種、セイヤ達だけでは、到底倒しきれない程の魔物である。


此処にきて、セイヤ達は、最凶種のアンデッドに出逢ってしまった。


「戦闘中止!! 交渉に切り替える!!」


セイヤは、急いでみんなに、交渉に切り替える事を伝え、攻撃を中止させた。


「まさか、貴方は、ファイの村近くの湖の湖畔に居た魔導師様ですか? 僕達は、湖畔の東屋に赴き、東屋の地下より、装備を回収した者です。」


セイヤ達は、攻撃してでの戦闘では、勝てそうもなく、相手が話し掛けてきた為、交渉する事にした。


「いかにも、我は勇者と共に居た魔導師ワグナードだ。 〖レイドの悪魔〗を封印し、此の地で冒険者を鍛えし者。 〖レイドの悪魔〗を倒すべく冒険者を鍛え、災いを防ぐ者達の指導者となりし者。」


「では、ワグナード様は、ダンジョンを築き、冒険者を鍛えて、〖レイドの悪魔〗を倒す為、御自分はロイヤル・リッチになって、此のダンジョンのダンジョン・マスターになったのですか?」


「そうだ。 我が封印せし〖レイドの悪魔〗を、倒す事が出来る冒険者達を育てる為に、禁呪により、アンデッドのエルダー・リッチになった。 しかし、そなた達では、まだ力不足、出直すが良い。」


「其の、〖レイドの悪魔〗ですが、最近、僕達が魔界への送還に成功しました。 今現在、地上には、〖レイドの悪魔〗による、被害の可能性は激減されています。」


「なんと!!! 〖レイドの悪魔〗を、魔界に送還したと!! では、もう、冒険者達を育てる必要がなくなったのか?」


「いえ!! 〖レイドの悪魔〗に関しては、魔界への送還に成功した為、大丈夫だとは思いますが、野外では、まだ魔物の力は強いです。 新規冒険者達の為にも、訓練になるダンジョンは、力を付けられる場所です。」


「では、ダンジョン内の魔物を、少し減らして、精鋭を鍛えるダンジョンではなく、初心者、中級者を鍛えるダンジョンとして、残せば良いと云う事か。」


「ゴースト系の、実体の無い魔物も、《危険察知》を鍛えるには有効です。 地上では、馬型のゴーレムを使い、輸送量や速さを上げて、流通を良くしようとしています。 地上40階からのドロップ品に、鉄鉱石や 貴金属を出す事で、装備の充実や技術の発展にも繋げられます。」


「少し考えてみよう。 そなた達は、ダンジョンより戻り、我に協力しながら、ダンジョンの改革をしていこう。 そなたら5人には、我から指輪を渡す。 其の指輪を装備して、此の部屋を出、階段を降りた場所に有る、転送部屋より地上に戻れ。 我が相談がある時や、我に相談がある時は、其の指輪に《念話》を送る。 したらば、ダンジョンに戻り、我を訪ねよ。 其の指輪を装備していれば、我の近くに転送されよう。」


セイヤ達の前に、5つの指輪が出現し、各々の前に浮かんだ。


「ありがとございました。 お呼びのおりは、此の指輪で此方を訪れます。」


セイヤ達は、指輪を受け取り、魔導師ワグナードたる、ロイヤル・リッチの言葉に従い、地上44階に降り、隣の転送部屋より、ダンジョンを後にした。


地上に戻ったセイヤ達は、ポーター〖カゲ〗をボックス内に入れ、ハルスや馬ゴーレムを出して、サーテアの街に向かった。


〖精霊の泉亭〗に戻ったセイヤ達は、冒険者棟の部屋に戻り、空間袋を使い、ボックス内に集まった。


今後の相談をする為、集まったわけだが


「ワグナード様が、ダンジョンの改革をしてくれます。 鉄鉱石等の金属も産出される様になれば、サーテアの街も、栄えるでしょう。 ただ、此れを、ギルドとサーテア子爵に報告して良いかと……」


「先ずは、ワグナード様による、ダンジョン内の改革の様子を見て、報告してはどうか。」


「ワグナード様で在れば、モンスター・ピード等の、魔物の流出も押さえてくれよう。」


「では、先に、馬ゴーレムと装甲馬車を作っていく事から、進めていきましょう。 サーテアの街から、サーテア・ダンジョンの方向に、街を広げる許可を取り、外壁を広げ、馬ゴーレム場と装甲馬車の組み立て工房を作る許可を受けないと。」


「〖ベルガーの鍛冶工房〗のベルガーさんにも、鍛冶職人さん達の紹介をしてもらい、職人さん達も集めないといけませんね。」


「ムードの街から、新しい職人さん達を集めて、装甲馬車の外側を、強化してもらったら?」


「其の案は、良いと思います。 装甲馬車の工房では、多くの職人さんが必要になりますので。 王国からの、召喚魔法使いの方が来てくれる前に、宿舎や工房を建てないといけませんね。」


セイヤ達は、装甲馬車の工房と、馬ゴーレムについて、話し合いをしていった。



◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇


転移132日目(地球9/8)(カルネイラ796'9の月.3回り闇の日)

〖精霊の泉亭〗 冒険者棟の部屋


セイヤ達は、各々別れて行動していった。


ローガン達男性組は、冒険者ギルドにいき、魔物の討伐部位や皮、使わない素材を卸しにいった。


リョカ達女性組は、〖ベルガーの鍛冶工房〗に向かい、術式の書き終わった魔石の受け取りや、新しい魔石を渡しに。


セイヤは、領館に向かい、今後の工房の予定地の調整等をしにいった。


昼過ぎに集まり、みんなで昼食を取ってから、領館とベルガーのもとに向かい、一緒に商業ギルドに向かった。


新しい商会の立ち上げと、新工房の設立を、商業ギルドに登録し、ローガン達の〖イースビレン商会〗への登録をし、従業員カード等の発給を受けた。


新たな商会は、〖サーテア・ゴーレム馬車商会〗、新工房を、〖サーテア・装甲馬車工房〗とし、サーテア・ダンジョンから、サーテアの街に向かう道に、サーテア・ダンジョンに隣接する形で、半リーグ(400m)四方の土地を、土壁で囲む形で設立される事になった。



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