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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第1章 サーテア子爵領
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第1章 第54話 〖レイドの悪魔〗探索Ⅱ



転移71日目 ファイ近く 洞窟前の夜営地


夜営地2日目も、早くから朝食の準備が始まり、朝食を取った者から、探索の準備をしていった。


セイヤは、出発の準備が出来ると、塞いだ洞窟を崩し、探索を再開出来る様にして、探索が始まった。


何度かの戦闘が有ったが、明日探索した場所迄辿り着くと、セイヤが昨日狭くした土壁も、一部崩されており、セイヤの手で崩して先を進んだ。


まだ、前衛組も進める様だった為、〖白銀の嵐〗達ランクAのパーティー達を温存し、先に進む事になり、探索が進められた。


その後も、〖ムードの光〗や〖ムードの風〗達を中心に、ランクAの冒険者達が前衛を勤めていたが、負傷者が出始めたので、前衛が〖白銀の嵐〗達ランクAのパーティー達に交代し、探索を続けていった。


奥に進むと、だんだん強い魔物が出てき、数も増えていった。


セイヤ達も、魔法を使ってサポートしていき、分断や催眠等で、魔物の無力化を図り、自由に戦えない様にして、戦力を削いでいった。


セイヤの、《地図》・《危険察知》でも、此の階の最奥と思われる場所に向かうと、階下への階段が繋がっていた。


その日は、階段迄を討伐し、翌日に階下に降る事にして、探索を終了し、夜営地に戻り、食材等の準備をしていった。


セイヤが、共同討伐の装備品を調べていると、鋼のロングソード(B)等の、余り出回らない装備品が幾つかあり、持っていない冒険者にとっては、戦力増強になる装備品が出てきた。


セイヤは、会議の段階で、持ってない冒険者に渡す事で、戦力強化の提案をしようと考えた。


夕食後、前日同様に会議があり、セイヤはその事を提案してみた。


「魔物の装備品の中に、余り出回らない装備品が、幾つか出てきています。 戦力増強に、それらの装備品を、冒険者に分け、現行の装備品を下取りする事は、どうでしようか?」


「共同討伐分で、そんな装備品が出てきたのか! 数があり、現行の物より、良い物を装備させた方が、被害を抑えられる! 下取りする事で、共同討伐分の価値も下がり難くするって事か!」


「他の冒険者も、交換した物より、安い物を使っていた場合、下取り品を装備に廻せます。」


「では、装備品の交換をしていき、調整しないといけないな! 早めに行っていこう。」


会議後、冒険者達は集合し、装備品の交換等をしていき、各パーティーで前衛の者から、装備を固めていった。


良い装備品が競合した場合は、クジが作られ、クジにより、装備する人が決まっていった。



◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇


転移72日目 ファイ近く 洞窟前の夜営地


夜営地3日目も、早くから朝食の準備をし、探索の準備をしていった。


前衛・中衛・後衛を交代しながら、前日の階段迄を探索していき、階段から階下に降りてみると、その後も魔物が強くなっていき、ランクBの冒険者の討伐対象の魔物迄、出現する様になってきた。


セイヤの《地図》・《危険察知》では、此の先で行き止まりで、魔物の探知も多くなっていた。


行き止まりの魔物も、魔力が高く感じられ、〖レイドの悪魔〗かソレが召喚したナニかかと思われた。


「此の先の行き止まりに、魔力の強い魔物がいます。 ソレの付随して、魔物も多くいます。」


「ランクAのパーティーが前に出る!! ランクAと〖ムード〗達は、中衛から展開、後衛は騎士団護衛と後ろを、〖イースビレン〗は敵分断と回収を!! 此の先、正念場だぞ!」


「「「「「「了解!!」」」」」」


全てのパーティーが、自分達の役割を認識し、持ち場につき、戦闘体制を作っていった。


突き当たりの手前の、広くなった場所に突入した。


セイヤは、半分程の場所で魔物達を土壁で分断し、その分断した魔物を眠らせていく。


リョカ達は、みんなが倒した魔物の屍体を回収していき、足場を綺麗して、冒険者達が戦い易くしていった。


敵前衛を倒し終ると、足場が片付いてから、土壁を崩していくと、魔物が出てきた。


土壁を半分残したまま、魔物が出てくるのを、包囲して倒していくと、残した土壁を崩して、ナイトオウガが出てきた。


ナイトオウガとは、ランクAの冒険者による、レイドによって倒す魔物で、此処に居る冒険者達ならば、なんとか倒せるかと思われたが、崩れた壁から出て来たのは3匹、レイドで倒すのは1匹のランクで、複数であればランクSのパーティーによる討伐対象で、危険度も高かった。


「ナイトオウガだ!! しかも、3匹も居やがる!」


「オウガは俺たちが、相手する! 他の奴らは、他の魔物を!」


セイヤは、催眠の魔法で他の魔物を眠らせて、半減させ、ナイトオウガに向かい、ファリスは、ナイトオウガの顔に矢を射掛け、顔への矢を払う為に、攻撃が連続して出せなくなっている。


『ターニャ、ニーマ、《風魔法》で攻撃出来ないか?』


『『やってみる!』』


『『………………』』


2人の魔法により、ナイトオウガ達の顔に《風魔法》が当たっている間に、セイヤの《土魔法》による岩が、1匹のナイトオウガに頭を吹き飛ばし、土壁の奥に飛んでいった。


「1匹は、壁に向こうにいった。 その間に、他の2匹を!」


ランクSの〖白銀姫〗ユーティスが叫ぶ


ファリスは、ナイトオウガの1匹に、《木魔法》で足を拘束すると、倒れさす事が出来たが、まだ暴れていた。


その間に、〖豪槍聖〗レスポールがナイトオウガの攻撃を受け、壁に弾き飛ばされた。


「リョカさん、治療を!! ポーションはどれだけ使ってもいいから!」


セイヤは、倒れているナイトオウガの顔に向かって《土魔法》を大岩を落とし、1匹のナイトオウガを倒した。


土壁の向こうに、吹き飛ばされていた、ナイトオウガが、こちらに顔を出して来た頃、ファリスの《木魔法》で、もう1匹のナイトオウガも、足を拘束されて転ばされて、冒険者達の攻撃を受けていた。


セイヤは、〖豪槍聖〗レスポールに掛けより、《聖魔法》による、回復魔法を掛け、前線に復帰できる様にしていった。


最後のナイトオウガを、遠巻きに囲み、正面では防御しながら、側面で削り、なんとか倒す事が出来た。


全ての魔物を倒す事が出来たが、負傷者も多く出ており、一旦夜営地に戻る事になった。


セイヤ達は、全ての魔物の屍体を回収しながら、みんなと外に向かい、なんとか撤退していった。






ランクSの冒険者の名前を追記


〖豪聖槍〗→〖豪槍聖〗 2ヵ所 訂正


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