第1章 第50話 冒険者ギルド出張所
裏から冒険者ギルドに入ったセイヤは
「ニコルさん、いますか?」
「あっ。 セイヤさん! 裏手からですか?」
「ニコルさん、ギルド長と話出来ますか?」
「ギルド長ですか? 少しお待ち下さい。」
ニコルさんは、セイヤ達を小部屋に案内し、ギルド長の所に向かった。
「セイヤさん、ギルド長が、会うそうです。 それから、ギルドカードを預かって良いですか? 前回の、たくさんの回収していただいた、遺体のカードからの報酬が、支払われます。」
「遺体のカードからの報酬ですが、派遣させている、パーティー達との共同という事で、他のパーティーにも分割していただけますか? うちのパーティーの分は、3人で分割して、入れて下さい。」
「では、リョカさん、ファリスさんの分のカードも、お預かりしておきます。」
ニコルさんは、3人のカードを預かり、セイヤをギルド長の所に案内した。
「ギルド長! セイヤさんです。 私は、前回の行方不明者の報酬をカードに入れてきますので、お願いします。」
ニコルさんは、〖ギルド長室〗に案内すると、自分の仕事をしに、下に降りていった。
「ギルド長、お話が。」
「セイヤさん、こんばんは。 今日はどうしました?」
「ファイの村の派遣組の、荷物を持ってきたのですが、量が多く僕のボックスを使いました。 ですので、討伐部位や魔物肉等、いたみの早い物を、ファイの村の方に引き取りに、来てもらう事が出来ないか相談に。」
「ギルドの出張所みたいな事か! しかし、直ぐの現金化は、大金を置くには厳しいな。」
「ギルド発行の書類で、ギルドに来てからの現金化は、出来ないでしょうか?」
「魔物肉等、あちらに置いておけば、いたんで売り物にならなくなってしまう。」
「では、僕の袋を、ギルドに貸しておきます。 時間停止の袋にしておき、それに入れて、こちらで出せる様にしたら、可能ですか?」
「そんな事が可能なのか! 革命的な事だぞ!」
「ですから、この事は、秘密でお願いします。 同じフォルダを、2つの袋に付けて、ファイの村では入れるだけ、こちらでは出すだけにしておきます。」
「解体場の職員1人を派遣して、買取りさせて、書類で処理させて、こちらに戻ってからの精算か! 派遣には、数日かかるな。」
「可能であれば、下の小部屋で袋を作り、こちらに預けます。 買取り袋と取り出し袋の対で作り、こちらに取り出し袋を置けば。」
「わかった。 お願いして良いか。 ギルド発行の書類も、こちらで準備するから、数日後に派遣できるだろう。」
「では、下の小部屋を少し借りて、袋を作っていきます。」
セイヤは、ギルド長のもとを後にすると、リョカ達の所に戻り、買取り袋と取り出し袋を作っていった。
『ノーナ、時間停止のフォルダを1つ作って、買取り袋に繋ぎこちらは入れるだけ、取り出し袋は、同じフォルダから出すだけにして。』
『わかりました、その様にします。』
セイヤは、袋が出来上がると、ニコルさんを呼んだ
「ニコルさん、ギルド長に話してありますが、こちらが買取り袋、こちらが取り出し袋です。 取り出し袋はギルド側に、買取り袋をファイの村に置いて、使ってください。 貸し出し期間は、封鎖した洞窟の解決が終わって、1の月の間でお願いします。 その間に、中の物を全部出して、返却お願いします。」
「わかりました。 買取り袋には、リボンを付けておきますね!」
ニコルさんは、自分の頭からリボンを取り、買取り袋にリボンを付けていく。
「こちらは、3人のギルドカードです。 今回の報酬が、1パーティー当たり、金貨1になったので、皆さんに銀貨33、セイヤさんのところに、端数の銀貨1も入れてあります。」
「わかりました。 ありがとうございました。 今回、各パーティーの荷物を入れてきた箱は、次回僕がきた時に回収しますので、管理をお願いします。」
セイヤ達は、冒険者ギルドを出て、裏手の停車場から馬車を出し、商業ギルドに向かった。
「こんばんは! この商会のカードから、金貨20を降ろしてください。」
セイヤは、商会カードとセイヤの従業員カードを出して、受付嬢に渡し、金貨20を降ろしてもらった。
商業ギルドを後にして、〖精霊の泉亭〗の裏に馬車を停め、リョカ達と一緒に宿に入っていった。
「セレスさん、2人に夕食をお願いします。 僕は、一度冒険者ギルドにいきますので、夕食はいらないです。」
セイヤは、1泊分と食事のお金を払い、冒険者ギルドに向かった。
セイヤが、冒険者ギルドの酒場で、食事を取っていると、ファイの村に派遣されていた、冒険者のパーティー達が帰ってきはじめた。
「各パーティーの荷物は、解体場に預けてあります。 換金は、数日かかるかもしれませんが、各パーティー毎に確認を取ってもらっていますので、その辺はよろしくお願いします。」
「「今回は、量が多かったから、お金にも多少の余裕があるし、セイヤさん達にも、買取りしてもらったから、大丈夫だと思うよ。」」
「洞窟での、遺体の回収の分の報酬も、各パーティーに分割してありますので、荷物の査定迄の間、そちらで宿の確保をお願いします。」
「あの、遺体回収の分も、うちらに分割金があるのか! セイヤさん、ありがとう。」
「ギルドに、分割金はお願いしてあるので、受け取ってください。」
セイヤは、各パーティー達と話をして、夕食を済ませると、〖精霊の泉亭〗に戻った。
「セレスさん、今日は、夕食を取れなく、すみませんでした。」
「大丈夫よ! 派遣組の交代が有ったんでしょ。 セイヤさん達が、荷物を運んだんだって。」
「その連絡があったので、僕だけギルドで、食事を済ませました。 こちらで食べたかったんですが。」
「派遣組の到着を待ってたのね。 ここからも、派遣されてた組があったはずね。 みんな怪我はなかったのかしら?」
「派遣組からの被害者は、なかったはずですね。」
「セイヤさんの部屋は、何時もの部屋で、隣がリョカさん達の部屋よ!」
「ありがとうございます。 部屋に戻ります。」
セイヤは、鍵をもらって部屋にいくと、部屋の中でボックス内に入った。
「セイヤさん、お帰りなさい!」
リョカ達は、空間袋からボックス内に入っており、セイヤが入っていくと声をかけてきた。
「明日は、またファイの村に戻るので、早めに休みましょう。」
セイヤ達は、露天風呂で疲れを取りながら、休んでいった。




