第1章 第49話 ファイの村派遣の交代
転移53日目 ファイの村 出丸夜営地
セイヤ達は、起き出し朝食を取っていると
「セイヤさん、すまないが、各パーティーの素材等、買取り出来ないか? 今日、交代のパーティーが到着するって事だった。」
「エッ! もう、1の月が経つって事か! 〖ファイの嵐〗のメンバーは、交代の事、忘れてませんか?」
「奴らは、出身がこちらだ。 そのまま狩りを続けるかもしれない。」
「そうだったんだ! 昨日会った時、まだ居る様だったから、交代の事忘れてました。 各パーティーの素材等は、僕達が全部運びます。」
「セイヤさん、全部って、結構な量だぜ!」
「どちらにしても、全部買取りできる程、お金が準備出来ません。 ですから、全部輸送って型で、持って行って、輸送料を貰う位しか出来ません。」
「輸送料で、運んでくれるって事か! しかし、運べるのか?」
『ノーナ、各パーティーの分のフォルダを作っておいて。』
『各パーティーの、名前の木切れも、一緒に入れて下さい。 パーティーが変わる時、教えて下さい。』
『わかった。パーティー毎に全部入れ、終わりにパーティー名の木切れだな。』
「なんとか、運ばないと、交代が出来ません。 今から、各パーティーを回って、回収しますので、お願いします。」
セイヤは、急いで箱を作り、各パーティーのフォルダを、その箱に付け、各パーティーにその箱に、入れてもらう様にした。
最後に、各パーティーの箱に、各々のパーティー名を書いた木切れを入れてもらい、セイヤ達の馬車に積んでいった。
セイヤ達の馬車に、全て積み終わった頃、新しいパーティーの人達も、ファイの村に到着しはじめた。
セイヤは、倉庫の中を《浄化》して、綺麗にした後、駐屯地の一角を借りて、たくさんの竈門を設置し、各パーティーが夕食の準備が出来る様にして、戻るパーティー達と、食事会をした。
翌日には、サーテアに向けて、各パーティーは出発し、セイヤ達の馬車も一緒に出る事にした。
食事会をしていると、〖ムードの風〗のモードに声をかけられ
「セイヤ、今日は、打ち上げか! 1の月の間、ご苦労だった。」
「皆さんは打ち上げですが、僕達の方は、明日は各パーティーの素材等の輸送ですねぇ。 買取り体勢が、まだ整ってなかったので、僕のボックスでの、輸送になってしまいました。 ギルドに掛け合って、買取り体勢を作らないと、輸送で苦労しそうです。」
「それだけの、狩りが有ったって事か! まだ続くのか? 」
「 そこまででは、無いと思いますが、剥ぎ取り部分に、無駄が出ない体勢を作らないと、輸送だけでも、大変になりますからねぇ。」
「セイヤが運ぶのか? 全て運べるのは、セイヤだけって事か!」
「こちらで、現金化出来なくても、書類にでもして、小型化しないと、輸送だけで僕達は討伐が出来なくなりますからねぇ。」
聞いていた、冒険者達も
「オレらのパーティーは、魔物肉を取ってきたは良いが、食べ切れなくて、村人達に魔物肉をくれてやったりしてたら、村人達は干し肉に加工してたぜ。」
「外に狩りに行く、俺らは加工してる暇は無いが、村の周りで畑をするだけで、森に入っていけない村人は、残りの魔物肉を加工する位しか、時間を潰す事がなかったからなぁ。」
「森に入れないって事は、薪が不足してますね! 少し作ってきます。」
セイヤは、ファリスを伴い、村の中の空地へ行き
「ファリスさん、《木魔法》で、薪に使える程の長さの丸太を、作っていて下さい。」
「《木魔法》で薪を作ってくって事ですね!」
「間隔を空けて、乾燥する様に。 数を作って下さい。」
ファリスにその場を頼み、村長の所に行って
「村長、村の空地に、薪用の丸太を、《木魔法》で作っておきます。 乾燥したら薪にして、村で使ってください。 森に取りに入るのが、難しいと聞いたので。」
「《木魔法》で、薪が出来るのか! 森に入れなくて、困っている村人が出始めていたところだった。 セイヤさん、ありがとう!」
「作りたてですので、まだ乾燥していません。 乾燥したら、薪に加工してください。」
「わかった。 皆に言っておこう。」
「村の広場の周辺も、薪用の丸太を作っておきますので、お願いします。」
セイヤは、村の広場の周りに、薪用の丸太を作っていった。
「コレは、何をするんだ! 村の広場に、邪魔になるぞ!」
「村人用の、薪に使える丸太です。 乾燥したら、薪に加工して、使ってください。 村長さんには、話をしてあります。」
「薪用の丸太か!! 残りが少なくなってたとこだった! ありがとう!」
「乾燥する迄、邪魔ですが、村の空地にも、丸太を作っていますので、乾燥した物から、加工お願いします。」
セイヤは、広場の周りに丸太を作った後、空地に向かい、間隔がある丸太の上に、2段目を作っていった。
薪用の丸太を作り終わったセイヤ達は、打ち上げ会場に戻ると、冒険者達も明日の準備に夜営地に戻っていた為、リョカと共に片付けをして、竈門を回収していった。
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転移54日目 ファイの村 出丸夜営地
セイヤ達は朝食が済むと、村の広場に向かった。
冒険者パーティー達は、略集まっており、もうすぐ出発できるとの事だった。
〖ファイの嵐〗のピード達以外の、派遣組が集まり
「皆さん、ファイの村を救っていただき、ありがとうございました。 気を付けて、サーテアにお戻りください。」
村長さんから、派遣に来ていた冒険者達に挨拶があり、サーテアに出発していった。
セイヤ達は、馬車で領都に向かい、冒険者達を追い抜いていった
「先に、冒険者ギルドに、荷物を降ろしておきます。 皆さんは、安全に戻ってください。」
「「「すみません。セイヤさん、荷物をお願いします。」」」
冒険者達は、歩きで領都に向かい、セイヤ達は先に荷物を降ろす為に、先行した。
夕方の早い時間に領都に着き、〖精霊の泉亭〗により
「セレスさん、2部屋を1泊お願いします。」
「あっ!セイヤさん達! 1泊ですね。 準備しておきます。」
「派遣組の荷物を降ろしに、冒険者ギルドに行きますので、部屋の確保だけ。」
セイヤ達は、セレスに声をかけた後、そのまま冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドの裏手に周り、解体場に馬車を横付けして、各パーティーの素材を入れた箱を、解体場に運び入れた。
「この箱の中に、各パーティーの、素材・討伐部位等、たくさん入れてあります。 確認をお願いします。」
「この箱の中にかい? 各箱に1人づつ付いて、確認作業をしていこう。」
「中身は、たくさん入ってますから。 僕のボックスから、フォルダ毎にパーティーに割り振ってますので。」
「あっ! ボックス持ちのセイヤさんか!! 前回みたいに多いのか?」
「7パーティー分なので、其なりに。」
解体場の主任さんは、顔をひきつらせ、確認していった。
「各箱には、各パーティーの名前が入った木切れが入ってるので、各箱毎に買取りをお願いします。」
「セイヤさん? 今日中に終わりそうかい?」
「もしかしたら、厳しいかもしれません。 箱を預けますので、僕が次に来る時に、箱を回収します。」
「みんな!! 今夜は徹夜だ! 1つの箱から、確認していくぞ!」
セイヤは、リョカ達に馬車を停車場に回してもらい、裏から冒険者ギルドに入っていった。




