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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第1章 サーテア子爵領
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第1章 第40話 盗賊団退治 (2日目)



転移35日目


夜は、何事もなく明け、セイヤは、土壁を崩していった。


朝食を済ませ、行商達と別れると、セイヤは、竈門をしまい、出発した。


交代で、馬車を操り、進めて行くと


「セイヤさん!! 前で、馬車が襲われています!」


《遠目》を持つ、ファリスが御者席より報告があり、馬車を止めた。


後ろの馬車や、騎士達が追い付き


「セイヤさん、〖ムードの風〗の皆さん、助けましょう!」


姫様の号令により、騎士達も前に来た。


セイヤ達も、ファリスと弓使いを屋根に乗せ、セイヤ達の馬車も、直ぐに散開出来る様な体制で、前の馬車に近づいた。


馬車を襲っていたのは、盗賊団か?馬車を囲み、四方から、囲んでいた。


前方に展開していた、盗賊達の後方10M程に止まり、セイヤは右舷に展開し、騎士達と行動した。


〖ムードの風〗が、左舷に展開し、屋根に乗った弓使いと、姫様の馬車の上のファリスが、前方に矢の雨を降らすと、馬車からハルスを外したリョカが、ハルスを放ち、前方を襲わせた。


数を減らした盗賊団は、行商を打ち捨て、撤退を開始し、セイヤは、ターニャとニーマに、追跡をお願いした。


「大丈夫ですか? 盗賊達は撃退しました!」


「ありがとう! 怪我人も出て、一度街に帰らないと…」


「セイヤ! こちらの奴らも、ふん縛ったぞ!」


盗賊達の生き残りに、縄を掛け、モール達や、騎士達が連れてきた。


「怪我人には、こちらのポーションを、盗賊達にも、ポーションを使い、死なない様に!」


行商の護衛や、盗賊達を、ポーションで治していき、盗賊達は、ボックス内の時間停止フォルダに入れた。


「盗賊達は、生きたまま、ボックス内に放り込み、遺体も別に入れていきます。 現在、精霊に盗賊団を追跡させていますので、じきに隠れ家が、判明するかと…」


セイヤは、盗賊達の遺体や、矢を回収していると


『セイヤ! 盗賊達のアジトがわかった! ニーマが、戻っている!』


『わかった。 ターニャは待機しておいて!』


セイヤは、モール達や、騎士・姫様達と、盗賊達をどうするか、相談した。


「盗賊団のアジトを突き止めました! 殲滅しますか?」


「退治すれば、賞金首でも居れば、旅費が賄える!」


「できたら、こちらの護衛にも、分けてもらえると、助かる!」


行商も、一旦街に戻る様なので、護衛の延長の為にも、分け前が欲しそうだった。


「わかった! セイヤさん、騎士達とあなたで、盗賊団の退治が可能か? 他は、護衛しなが、次の街に向かう!」


「わかりました。 出来るだけ、退治して来ます!」


「街道沿いに進むので、追いかけて欲しい。」


『セイヤ! ターニャ様から、セイヤ達を連れて来る様にって!』


「姫様、精霊が帰ってきました。 もう1人は、見張りに残ってますので、迎えにいき、殲滅して来ます。」


1人の騎士の馬に、同乗したセイヤは、ニーマの案内でターニャの下に向かった。


ターニャの下に着き、ターニャの案内で、盗賊団のアジトに向かうと、崖に洞窟があり、馬車が通れる位を残し、周りを掘りで囲み、見張りが3人と馬車、洞窟の入口を藪で覆っていた。


「セイヤさん、あれがアジトですか? 中がわかりませんね。」


セイヤは、《地図》・《気配察知》・《危険察知》を併用し、アジト内を探っていくと、中に馬屋があり、奥に30名程居る事が伺えた。


「中には、30名程います。 入口の近くに馬屋があり、奥に盗賊達がいます! また、見張りの他に、入口付近に5人います。」


「セイヤさん、馬はどうしましょう?」


「先ずは、盗賊を倒しましょう! 中に、連れて行かれた方が居たら、馬車が必要になるので、馬は残しましょう!」


「わかりました! では、攻撃します!」


騎士の号令により、セイヤは、見張りを眠らせていく。


3人の騎士が、藪を払い、馬屋に駆け込み、5人の盗賊を倒していく。


セイヤは、奥側を受持ち、奥から出てきた盗賊に、石礫をおみまいし、昏倒させていき、入口の方に出て来れない様にして、奥に進んで行く。


盗賊を仕止めた騎士達が、戻ってくると、察知しながら奥に進んでいく。


奥に進むと、分岐しており、二股になっていた。


《気配察知》により、人数の少ない方を塞ぎ、全員で多い方に向かうと、広場の様になっていた。


空気穴があるのか、中で火を焚いており、傷の手当て等をしていた。


セイヤは、広範囲に催眠をかけて、盗賊達を眠らせていった。


セイヤの《木魔法》で、後ろ手と足を拘束し、分岐に戻った。


分岐を崩すと、奥に向かい、盗賊達を拘束していった。


拘束した盗賊達や、昏倒した盗賊達も、ボックス内の盗賊部屋に隔離し、時間停止をしていった。


二股の分岐の奥を、両方確認すると、3人の女性が捕らわれており、騎士を付けて、馬車に向かわせた。


セイヤは、内部を確認し、盗賊団が奪った物や、お金・武器防具等を根こそぎ、ボックス内に入れ、洞窟を塞いでいった。


入口付近の馬屋に戻り、馬車に馬を繋ぎ、女性達を馬車に乗せ、セイヤのボックスから、毛布の様な物を出していった。


馬屋の盗賊達も、ボックス内に入れ、洞窟を塞いで使えない様にした。


セイヤが馬車を、騎士達が自分の馬に乗り、街道に向かった。


街道に出て、少し急がせると、先に街が見えてきた。


先行の馬車達が、もう少しで街に入る頃に、騎士達とセイヤ達が追いついた。


街に着いたセイヤ達は、街の領主の騎士団の詰所に向かい、盗賊団を引き渡ししていった。


「この者達は、こちらの行商を襲っていた、盗賊団です。 こちらの方々は、捕らわれていた、方々です。」


セイヤは、拘束した盗賊達や、遺体となった盗賊達を出していき、女性の方々の保護を求めた。


「この者の云う通り、こやつらが、盗賊団です! サーテア子爵が娘、クレアが保証する!」


「サーテア子爵のご令嬢でしたか! 失礼しました。 わかりました。 詮議し、ご報告します。」


「盗賊団のアジトに有った物は、どうしますか?」


「お持ち下さって結構です。 こちらの女性の方々の持ち物は、後で報償金から引かれますが…」


「わかりました。 先を急ぐので、帰りに、報償金の手続きをお願いします。」


クレアさんが答え、詰所を後にした。


行商の方、護衛と一緒に、1軒の宿屋に宿を取り、食堂に代表者を集めた。


「報償金は、まだわかりませんが、お金が金貨15余、武器防具、略奪品がありました。 共同討伐とし、分配をします。」


「私達は、報償金を辞退しますので、お金を分配していただきたく思います。」


先に襲われていた、行商の方と護衛達は、金貨10て、報償金を辞退すると言ってきた。


明日には、直ぐに出発するそうだ。


〖ムードの風〗が残りのお金・姫様達が報償金・セイヤ達が装備や略奪品を、取り分とし、盗賊達の売り上げは、後で分配する事になった。


「モールさん、馬車は使いますか?」


「俺らは、ダンジョンにも入るから、維持できない。 セイヤが処分しろ。」


「では、明日からは、こちらの馬車で移動してもらい、ウチの馬車は3人で乗ります。 こちらは、二頭立てなので。」


「わかった。 明日からは、今日の馬車で、前衛をし、姫様達を中衛、セイヤ達を後衛として進もう!」


セイヤ達は、その日、フィフウトゥと云う街に泊った。



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