第1章 第39話 王都へ 1日目
ギルドから戻ったセイヤは、リョカ達を集め、ボックス内で、風呂にはいらせた。
その間に、セイヤは、普通の矢(D)を作りながら、自分達のステータスを調べてみると、3人共ちゃんとスキルを、獲得していた。
明日から、王都に向かうので、早めに休んだ。
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転移34日目 領都 〖精霊の泉亭〗
セイヤ達は、早めに起き出し、準備をして、朝食に降りて行くと
「おっ! おはよう! 今日からよろしくな!」
モールさん達から、声をかけられた。
「「「おはようございます! こちらこそ、よろしくお願いします。」」」
「セレスさん、3人分の朝食、お願いします!」
「セイヤ、パーティー名は、ナニにしてきたんだ?」
「アッ! 私達も聞いてない!」
「おいおい! お前達、大丈夫か?」
「ハッ! 忘れてました! パーティー名は〖イースビレン〗、商会名と一緒です!」
「「商会名も、有ったのですね!!!」」
「カードみようよ! カードに書いてあるよ!」
「セイヤさん達の分、出来たわよ!」
「「は~い!」」
「セイヤ、大変だな!」
「モールさん、食べ終わったら、馬車出します!」
「わかった! でも、9人も乗って、大丈夫か?」
「魔馬種ですから、たぶん大丈夫です。 彼女達は、ボックス内で待機してもらっても、良いので。」
「生き物も、入れられるのか……… 容量も使い方も、他に例が無いぞ!」
「って事で、ナイショでお願いします! 荷物は、ボックス内に入れますので、武器・ポーション系だけの携行で。」
「便利過ぎだな!」
「「セイヤさん、準備出来ました!」」
「ありがとう!」
セイヤ達は、急いで食事を済ませ、出発準備をしていく。
「セレスさん、ありがとうございました」
「セイヤさん達も、また来て下さいね!」
「「「はい!!」」」
セイヤは、宿の裏側で馬車を出し、ハルスを繋ぎ、ファリス達をボックス内に入れて、表に回って、〖ムードの風〗の面々を、馬車に乗せた。
緊急事態の時は、ファリス達が出られる様にしておき、馬車に〖ムードの風〗の荷物を出す事になっていた。
ファリスには、リョカに《製薬》を教えながら、ポーション作りをしてもらっていた。
2人共、《薬草》のスキルは有ったので、リョカに《製薬》取得が成れば、2人で作っていける事になり、ポーション系を安く販売できる事になると思っていた。
セイヤ達は、領館に集合すると
「セイヤさん、到着しましたね! 他の方々は?」
「はい。 馬車の中に」
モール達が降りてくると
「〖ムードの風〗、揃っております!」
「「〖イースビレン〗も、揃ってます!」」
3人の騎士と、使者・姫様の荷物を、屋根に乗せた
馬車が待っていた。
「屋根の上の荷物、私のボックス内に納めたら、馬車が軽くなり、早く進めます!」
セイヤは、屋根の上の荷物を、ボックス内に入れていき、馬車を軽くした。
馬車が、軽くなった為、〖ムードの風〗から、2人が屋根に乗り、警戒に当たる事にした。
「コレを敷いて下さい!」
セイヤは、屋根の2人に、革製の敷物を出して、座り易くして、疲れずらくした。
セイヤ達が前衛、騎士達が後衛で、姫様と使者を護る形で出発した。
複数の魔物との遭遇は有ったが、1日目の夜営予定地に着く頃には、夕方になっていた。
後衛の1人の騎士が、前衛のセイヤ達の所迄来て
「セイヤさん、この辺で夜営をする、準備をしましょう。」
「はい!わかりました。 この先に、少し開けた場所が有るので、其処で、夜営の準備をしましょう。」
セイヤは、旅の休憩地となるような、馬車が3台程停められ、木陰となる木の生えた場所迄、馬車を進ませた。
馬車を空き地に入れ様としたが、先客が2台停まっており、夜営の準備をしていた。
セイヤは、自分の馬車を、空き地の奥に乗り上げさせて、姫様と使者の馬車を、空き地に停めさせた。
「おじゃまします。 一緒に夜営します!」
セイヤは、先客に声をかけながら、夜営の準備をさせていく。
「私達も、今着いたばかりです! 夜営の準備もまだですし、人数が多いと、夜警も助かります!」
どうやら、2組の行商で、護衛も少なく、合同で夜営するつもりだった様だった。
セイヤは、竈門を出していき、リョカ達に食事の準備をさせていく。
「こちらに、竈門を設置しますので、お使い下さい。」
セイヤは、10台程を設置して、半分を先客の行商達に使わせる為、声をかけた。
「ハッ! こんなに簡単に、竈門を設置出来るのですか?」
「はい! どうぞ、お使い下さい!」
竈門を設置したセイヤは、姫様・使者のテントを中心に、〖ムードの風〗・騎士・行商達・セイヤ達のテントを立てていき、その周りを、土壁で囲っていった。
「外側に、土壁が…… 周りを囲ってくださるのですか!!」
セイヤは、少し広めに土壁を立て、ハルスをボックス内に入れておいた。
行商達の馬、騎士達や姫様達の馬車の馬が、周りで飼い葉や草を食める様にしておいた。
「はい。 これで、ゆっくり休めると思います。」
「ありがとうございます!」
「セイヤさん、こちらも、ありがとう! これで、我らもゆっくり休める!」
騎士達も喜び、食事の準備に向かうが
「「皆さん、食事の準備、出来ました!」」
テント等を設置している間に、その日に討伐した魔物肉や野菜で、リョカ達が食事の準備を終えてくれた。
「「「うまい!!!」」」
〖ムードの風〗の面々や騎士・姫様・使者達が、口々に絶賛していき、皆がおかわりをしていった。
「セイヤ! メシ代だが……「コレは、今日、討伐した魔物で作っているので、大丈夫ですよ!」… 助かる! 食糧は、非常時に回せる!」
セイヤ達が、食事して居ると、行商達が羨ましそうにしていた。
「私は、行商もしています。 串焼きや水等も、販売できますよ?」
「「ほんとですか! 干し肉や、黒パン等で、茶を沸かす位でした。」」
「こちらの串焼きなら、銅貨8で提供できますし、こちらの水袋は、銅貨25で提供できます。」
「おぉぉ! 温かいメシが食えるのか!」
串焼きが2本づつと、水袋が1つ売れた。
セイヤは、仕入帳に、串焼き・水袋の売上を書き込んでおいた。




