第1章 第38話 王都迄の護衛依頼
セイヤ達は、6の鐘過ぎに、〖エルフの雑貨店〗にいき
「「「こんにちは!」」」
「来たわね。 こちらに準備してあるわ!」
セイヤ達は、代金を受け取った。
「「「ありがとうございました」」」
「セイヤさん、商業ギルドで、探してた様だったわ!」
「わかりました。 行ってみます。」
セイヤ達が、商業ギルドに向かうと
「アッ! セイヤさん、ギルド長が探してました!」
「すみません。この鉄貨500を、両替してもらえませんか? ファリス達は、両替を受け取ったら、宿に戻って、ポーションと串焼き、お願いして良いかな?」
「セイヤさん、わかりました。」
セイヤは、〖ギルド長室〗に向かうと
「アッ! セイヤさん、領主様から、呼び出しがあります!」
「冒険者や行商の僕に、何の用ですか? 其に、会いに行ける様な、服装も持ってませんよ!」
「冒険者なので、防具で大丈夫ですよ。 武器は、持って行けませんが。 用は、姫様を含めて、話があるようです。」
「封印されていた、魔物?の話でしょうか?」
「たぶん、その話が、主な議題だと思います。」
「わかりました。 同行します。」
セイヤに、1室が与えられ、セイヤはそこで、防具に着替えた。
セイヤが部屋を出ると、受付嬢に案内され、表の馬車に乗り込んだ。
領館に着き、馬車から降りて、領館の中に案内され部屋で待っていると、サーテア子爵領主と思われる壮年の男性と、見違える様に着飾った、クレアさんが入室して来た。
ギルド長が、サッっと立ったので、セイヤも習い、起立した。
「セイヤさん、来てくれて、ありがとう。 ファイでの活躍も聞いている。」
「いえ、たまたま、ファイの村に行商の、ご用聞きに行ったところ、向かう時から、魔物に多く遭遇し、村に着いても、周りの魔物が多いと聞き、対策を立てて、討伐に出ただけです。」
「その討伐で、400もの魔物を狩り、ファイの村の危機を、ギルドに通報して、騎士団の派遣を間に合わせました。」
「ウムッ その様に報告を受けている。 また、ダンジョンの討伐でも、姫の救出等、功績が高かった。 よって、その功績に金貨10枚の褒美を出す。
受け取ってくれ。」
「ありがとうございます。 しかし、この功績は、騎士団や、他の冒険者達と上げたもの、私1人で行った事では、ありません。」
「わかっている。皆には、別に褒美は出す。 姫の親としても、個人的感謝している為、このような型になった。」
「わかりました。 素直にお受け致します。」
「また、王都へ、援軍・支援・冒険者の派遣の要請の為、姫を隊長に、使者を出す。 その護衛を務めて欲しい。」
「セイヤさん、一緒に来て下さい!」
「私がですか? 騎士の方達で、使者を護衛できるかと。」
「騎士は、この辺から、ファイに向けての、討伐に出す。 すまないが、一緒に行ってくれ。」
「総勢は、騎士3人、姫と使者の馬車、セイヤさん達と、冒険者のパーティーを1組になる。」
「行程は、どのくらいになりますか? この辺の地理が疎いので、距離感がわかりません。」
「行程は4日目に王都だ、急ぐので、最後の日だけ、街になる。」
「2晩の夜営ですか! 冒険者パーティーを、私の馬車に乗せたら、余裕が持てますか?」
「そうしてもらえると、だいぶ余裕ができる!」
「では、お受け致します。」
「わかった。 冒険者ギルドの方に、護衛の要請を出しておく。」
「はい。 それから、封印されていた、魔物の事なのですが、昔、あの辺に、魔導士が居たと云う、精霊からの情報が有るのですが。」
「精霊だと!!! 精霊は、長生きだから、領館の書庫を調べてみよう。 ナニか、情報があるかもしれない。」
「私のパーティーには、エルフがおり、そのエルフに、精霊の番がおり、その情報です。」
「わかった! 人手をかけて、書庫を調べてみよう。」
セイヤは、精霊からの情報を伝え、領館を後にした。
商業ギルドに戻り、ギルド長に挨拶して、宿に戻った。
セイヤは、部屋に戻り、ファリス達に
「明日から、姫様の護衛で、王都に向かう事になった。 それで、ファリスさん達の背負い袋を、使いやすくする為、貸して下さい。」
「「わかりました。」 私は、もう少しポーションを作っておきます!」
セイヤは、背負い袋を受け取って、ファリスの背負い袋に、矢筒・ポーション系の入ったフォルダ・私物を入れるフォルダ、のポケットを付け、リョカの背負い袋に、食糧のフォルダ・ポーション系のフォルダ・私物を入れるフォルダのポケットを付けた。
セイヤは、自分の背負い袋も、ポーション系のフォルダを付け、ポーション系のフォルダは、同じ場所にして、誰の背負い袋からでも、素早く出せる様にしておいた。
セイヤは、普通の矢を作っていき、ファリスの矢筒の矢を、ランクDの物にしていった。
夕方、3人でしたに降り、セレスさんに夕食をお願いした。
「セレスさん、3人分お願いします!」
セイヤが席に向かうと、〖ムードの風〗の モールさんが、声をかけてきた
「セイヤ、〖セイヤさん達〗で、指名依頼が出てたぞ! 王都迄の、護衛依頼で、姫騎士様達を護衛する。」
「はい。 アッ! ギルドに行ってなかった。」
「先に聞いていたのか? こちらが、お前のパーティーか?」
「はい! 駆け出しですが、よろしくお願いします!」
「まだ、パーティー名を、登録してなかったのか?」
「昨日帰って来て、今日、2人を登録して来た時、パーティーを組む事は、伝えてきましたが、パーティー名を忘れてました。」
「2人は新人か? 大丈夫か?」
「大丈夫ですよ! 一応、3人は、ダンジョン制覇者ですから」
「「ダンジョン制覇者!!!」」
「浅いダンジョンでしたが、ちゃんとコアを回収しました。 それで、明日は、僕の馬車に乗ってもらいますから。」
「セイヤ、馬車を持ってるのか?」
「今日は、馬車は止まってなかったぞ!」
「アッ! ハハハ……、馬車は、ボックスの中でした。」
「「「ボックス内だって!!!」」」
「どれだけ容量が有るんだ………」
「急ぎらしく、2日は夜営で、3日目に街に入り、それから王都の予定です。」
「指名依頼を、まだ受けて無いのに、詳しいなぁ。」
「先程、領主様から、直接話がありました。 ダンジョンコアの報告も有ったので。」
「領館に行ってたのか!」
「セイヤさん、3人分出来たわよ!」
「セイヤさん、私達で取りにいきます」
「ごめん、リョカさん! 後で、依頼を受けに行って来ます。」
「護衛依頼で、姫様が居る上に、夜営か……」
「夜営時は、土壁で、周りを囲めば、休めると思います。」
「わかった。 護衛は、街道と盗賊が、メインになるな!」
「ワァ! 美味しい!」
「セイヤさん、準備出来ました。 アッ、ファリスさん、早すぎ!」
「リョカさん、ありがとう! ファリスさんも、ありがとう!」
「ほんと! セイヤさん、暇な時間、セレスさんに、料理習っていい?」
「リョカさんの料理が、もっと美味しくなるなら、いいよ!」
「セレスさん、料理教えて下さい!」
「だった! モールさん、明日の集合時間は?」
「2の鐘前だったぞ!」
「ありがとうございます! セレスさん、明日は、少し早いです。」
「わかったわ! モールさん達と一緒ね!」
セイヤは、早く食べ終わり、リョカ達に、ギルドに行く事を伝え、いつもの仕事をお願いした。
セイヤは、宿を出て、冒険者ギルドに向かい
「遅くにすみません! 指名依頼があるそうで!」
ニコルが、まだ残っており、セイヤを受付た。
「こちらが、指名依頼です!」
「内容は、領主様に直接受けたので、パーティー名の登録を、お願いしていいですか?」
「はい! パーティー名がなかったので、〖セイヤさん達〗にしておきましたけど……」
「すみません! 昨日、パーティー組む事だけで、名前の登録を、忘れてました。」
「で、パーティー名は、ナニにしましょう?」
「商会が、〖イースビレン商会〗なので、〖イースビレン〗で良いですか?」
「〖イースビレン〗ですね! 登録しておきます。 指名依頼も、受理で良いのですね!」
「はい! 領主様の所で、受理しましたので、こちらも」
「わかりました。」




