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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第1章 サーテア子爵領
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第1章 第19話 ギルドでの、買取り依頼



その後、冒険者ギルドに向かい、ギルドに入っていって、買取りカウンターに向かった。


「買取りお願いします。」


「こちらに出して下さい。」


買取りカウンターの受付嬢が答えたが


「こちらに、全て出して大丈夫ですか?」


セイヤは、カウンターを見て、聞いてみた。


「はい! こちらが買取りカウンターですよ!」


受付嬢に促され、背負い袋から、少しづつ出していくと


「ちょっと待って下さい!! どんだけ有るんですか!!!」


と、受付嬢に、ストップされた。


「まだ、半分も出してないですよ?」


カウンターに、山の様に積まれた、品物を見て、止めた受付嬢が、青ざめていた。


「あっ、ボックス持ちなので、沢山有ります。」


「一端しまって下さい。 こちらでお願いします!」


涙目の受付嬢が、買取りカウンターでなく、解体作業場に案内していった。


受付嬢は、案内した後、足早に戻っていった。


解体作業場で、主任の様な方が来て


「ここに出してくれ!!」


と言ってきたので、セイヤは、討伐部位から出していった。


グレーウルフ・グリーンウルフと、出していくと


「ちょっと待て!! まだあるのか?」


「はい!ボックス持ちですので、まだまだ有ります!」


「作業中止!!! 全員集まれ!!! 搬入の方に集中しろ!」


主任さんが、皆の手を止めさせ、集めた。


「これを数えていけ! お前は、こちらを!!」


主任さんの指示で、解体作業場が殺気だった。


主任さんの指示で、素材を出していくと、数え終わった物から、倉庫の方に入れられていくが、カウンターの上には、山が増えていく。


「どんだけ集めて来やがったんだ!!!」


討伐部位・討伐素材・魔石のそれぞれの山を見ながら、片付けていく。


「ホーンラビットの肉や、オーク肉は、新鮮な状態で、物も良い状態だ。 そして、綺麗な解体をしてある。」


「お前ら、解体は、こんな風にしろ!!! 綺麗で手早くすれば、高く売れる! 革も、裏に身を付けない様に綺麗にだ!」


「兄ちゃん! 悪いが、この札持って、受付で待っててくれ! 査定が終わったら、呼ばれるから。」


セイヤは、受付に戻ると、買取りカウンターの受付嬢が、直ぐ呼びに来た。


「すみませんが、こちらに来ていただけませんか?」


受付嬢の案内に着いていくと、2階に上がって行き、〖ギルド長室〗の前に案内される。


セイヤは、ナニか悪い予感がしつつ、部屋に通された。


「ギルド長のユーノスです。 先程の魔物、どちらで?」


「ランクE冒険者セイヤです。 ファイの村の近くの森で。」


「ランクEだって! それに、あんな数……」


「それについて、ギルドに報告が…」


「なんで、ランク「そこじゃないでしょ! ファイの村の近くの森の方が、大事でしょ!」……そうだな! ファイ村は、どうなってる?」


「ファイの村は、現在、土壁で囲み、四方に通り道を開け、街道との出入りを確保、ただ、まだ門がないので、四方の道の内側に隔壁を設け、魔物の突撃に対処、その後、魔物の討伐をしていました。」


「後は、武器・防具の補充、冒険者の派遣、治療士の派遣の手配だな!」


「ファイの村の村長より、騎士団の派遣の要請が来ており、商業ギルドで、騎士団への申請に行ってます。 武器・防具の補充に、ホレスさんの商隊が、明日の朝出るようです。冒険者の派遣があるなら、できれば、その商隊の護衛も考えて下さい。」


「今日の翌朝か! どの程度の冒険者が集まるか? 騎士団への派遣要請もか! モンスターピードに近いのか?」


「わかりません。 新人冒険者なので。 ただ、1つの群れで、100以上の群れが有りました。」


「100以上の群れだって!! 何処が初心者だ! 何処やって倒したんだ!」


「戦闘じゃなく、洞窟を塞ぎ、毒の煙で燻しただけです。 止めは刺して廻りましたけど…」


「そんな倒し方があったのか! これも戦術、どう倒しても、討伐とは認定されるが…」


「魔石総数で500は有りました。 他にも、群れがいたので。」


「そんなに討伐したのか! 直ぐにでも、ランクCに「ランクは、1つづつでお願いします!」……、十分ランクC、いゃBでも良い位だ!」


「戦闘といっても、眠らせたりとか、壁で分断してだったり、ソロでやっているので「ソロで500もか!? ランクBで良い位だぞ!」……… ソロだからこそ、戦闘のカンが、まだついてないんです。 戦闘にならない様に、倒していってるだけなので。」


「パーティーでも、それだけ倒せば、ランクDあるいはCだぞ!」


「だからです。 パーティーを組んだ時、連携に支障が出ます。 ランクの高い方は、連携が取れると思われますので…」


「パーティー内の連携か……ソロでは、連携のとり様がないから、勉強出来てないと… でも、できたてのパーティーは、連携を一から作り上げていく。」


「その作り上げていく感覚が、出来てないのです。」


「ちょっと待っててくれ!」


ギルド長のユーノスさんは立ち上がり、ドアの方に行って、ドアを開け


「ニコル!! ちょっと2階に来てくれ!」


と、ニコルさんという方を呼んだ。


パタパタと音をたて、ニコルさんと思われる方が来た。


「お呼びですか、ギルド長?」


「すまない、君に専属で、セイヤさんの受付嬢を頼む! それから、翌朝早の鐘の音迄に集合、報酬一人金貨2、緊急討伐ファイ村、期間1の月、人数2パーティー(12人)の、緊急召集依頼を貼り出してくれ!!」


「専属って、僕にですか? それに、緊急召集依頼って?」


「ニコルは、彼を覚えたら、直ぐに依頼の貼り出しに! セイヤさん、彼女を通して、ギルドの方向性の勉強や、秘匿性の有る大量の買取りや依頼を、専属でしてもらう。その代わり、君の依頼通り、ランクをDで抑えておく。」


「モンスターピードの緊急召集は、現在其処、街や村に居る場合は参加、及び、其処に着いてから参加になる。 指名依頼は、緊急性が高い時は、別な人やパーティーになるが、緊急性がなければ、ギルドに着いてからになる。」


「そうですか、では、これで終わりですか?」


「そうだな。 今回は、これで終わりで良いだろう。」


「なんか、含みが有りそうで、怖いんですが……」


「なに、今日のところはって事だ!」


「ソレが怖いんですよ!!!」


セイヤは、席を立ち、ギルド長室を出て、1階に降りていった。


すると、ニコルさんが声をかけて来た


「セイヤさん、少しこちらでお待ち下さい。」


セイヤは、受付の奥の1室に通されて、待機させられた。


「現在、セイヤさんの買取り依頼品は、検品・査定されています。買取り金額が多くなると思われますが、ギルドカードへの入金にしますか?」


「ギルドカードに、入金も出来るのですか?」


「最初に、入金出来る事を説明されませんでしたか? 入金できますし、冒険者ギルド・商業ギルドであれば、どの街でも、入出金できますよ。」


「最初は、カードしか受け取ってませんし、説明もありませんでした。」


「失礼しました! 担当した者が、怠っていたのですね。 探して、とっちめておきます!!」


「とっちめなくて、良いですので、何か別に覚えておかないといけない事は、ありますか?」


「モンスターピード等の緊急召集についてと、ギルドカードについてですかね!!」


「モンスターピードについては、先程ギルド長に聞きました。 ギルドカードについては、今の入出金についてですか?」


「ギルドカードについては、他に、落ちていた・死亡者のカード等、ギルドカードを見つけた時、ギルドカードを、ギルドに届けて下さい、という事ですね。 死亡者については、親族届けがされていれば、親族の方に、ギルドカード内の入金額の8割、拾い主に1割、ギルドに1割が分配されます。 落ちていた物は、盗難・落とし物の査察がなされ、盗難品に関しては、支払いはされません。落とし物に関しては、持ち主のカードに、移行されていれば、支払いされませんが、届け出が出て無いと、持ち主7割、拾い主2割、ギルド1割が分配されます。 ですので、盗難・紛失は、必ず届け出をして下さい。 盗難・紛失届け出の時、ギルドに金貨1払う事で、ギルドカードの再発行と、入金額の移行がなされます。」


「大事な事を、聞いていなかったんですね!! 魔物の巣等で、見つけていなかったので、良かったですね!」


セイヤは、ボックス内を調べてみると、2枚のカードが見つかった。


「すみません! ボックス内に有りました!」


セイヤは、背負い袋から、カードを2枚出すと、1枚は冒険者カード、1枚は商業ギルドカードだった。


装備品に紛れて、入っていた物が、分類されていた。


ニコルさんは、それらを、受付に持っていった。


ニコルさんが戻って来ると、1枚の紙を持っていた。


「カードは、死亡者届けが出ていないので、死亡者確認が取れませんでした。遺体等を、一緒に持ち帰ったりすると、届け出が無くても、死亡者扱いだったのですが。 解体作業場の札を下さい。 検品・査定が終わりました。」


「こちらに。」


セイヤは、解体作業場で、受け取った札を、ニコルさんに渡した。


「先ず、魔石の査定は、全てF-で、数が505、合計銀貨1515、討伐部位は、合計銀貨2156、革関係が合計997、ジャイアントスネークの牙が、銀貨150、肉関係が合計銀貨169、総合計が銀貨4987で、金貨49・銀貨87になりました。 カードに入金しますか?」


「こちらで、商業ギルドカードへ入金できますか?」


「商業ギルドカードですか? できれば、冒険者ギルドカードに、入金して欲しいところですが、セイヤさんは、行商もしているとか、こちらで入金しますよ。」


「ありがとうございます! すみませんが、商業ギルドカードに、金貨30を、冒険者ギルドカードに、金貨15をお願いできますか? 残りは、そのまま、いただけますか?」


「商業ギルドカード金貨30・冒険者ギルドカード金貨15・残り金貨4・銀貨87ですね!」


「よろしくお願いいたします。」


セイヤは、商業ギルドカード・冒険者ギルドカードを、背負い袋から出して、ニコルさんに預けた。


ニコルさんは、2枚のカードを受け取って、受付の方に向かった。


ニコルさんが戻って来ると、2枚のカードと、金貨4・銀貨87を、セイヤに返してきた。


「ありがとうございました。 こちらで、買取り終了しました。 先程のカードは、盗難・落とし物の査察がなされ、2~3日後にも、審査が終わると思われます。 それから、こちらが、ホレスさんの護衛依頼の指名報酬になります。 そして、冒険者ギルドカードが、ランクDに昇格されました。」


別に、銀貨5の指名報酬が、渡された。


「ありがとうございました。」


セイヤは、ようやく、ギルド関係の仕事を終えた。


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