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JK望月 香美の渦  作者: 葉月 優奈
三話:モテない俺が恋愛相談をしていいのか
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二人を守れたが、体が潰れそうだ。

やっぱり、女子二人はとても重い。

俺は運動神経が悪くない方だけど、特別優れているわけではない。


二人を降ろした俺は、ヨロヨロと立ち上がった。

胸が苦しく、圧迫されてしまった。

それでも、咳をして俺は呼吸を整えた。


「ごめん、学原」

「大丈夫、ゲホゲホっ!」

なんとか咳を止めていた、そのまま葵と望月を見ていた。


「でも、二人が無事で良かった」

「ありがとう、学原君」

かわいい望月に、素直に感謝されて俺は胸が赤くなった。


なんだ、この感覚は。

顔が一気に赤くなる、圧倒的に俺は照れているのだ。

駄目だ駄目だ、俺は彼女を好きになってはいけない。


望月には、既に好きな人がいるんだ。彼氏だって、ちゃんといるんだ。

望月と俺とは、何の関係も無いのだから。

邪念を振り払い、俺は平静を保っていた。


「まあ、病人を怪我させてはいけないだろ」

「そうそう」

「お前は違うだろ、葵!」

俺のツッコミに、葵がてへぺろの顔。

うーん、葵もかわいいな。くそっ、なんて女だ。


「ねえ、二人にお願いできないかな?」

「何を?」

「ユメッチと、どうしても仲直りしたいの」

望月が、やはり自分の本意を言ってきた。


昨日のあの言い合い以降、彼女の中でモヤモヤしていたのだろう。

自分の責任で、彼女の大事なモノを奪ってしまったこと。

それが原因で唐園が、望月に怒っていたことを。


「多分、それは大丈夫だと思うけど……」

「あなたに、何が分かるの?」

反射的に怒ってきた、望月。

でも怒った瞬間に、すぐに申し訳なさそうな顔を見せた。


「ごめん、学原君には関係ないよね」

「そんなことは無いよ」

「そう、学原は意外とやる男なのよ」

俺の事でなぜか、葵が胸を張っていた。


「え?」不思議な顔を見せる望月。

望月と話をする葵を見ながら、俺はある質問をぶつけることにした。

これを質問するのは、彼女には二回目になるのだろうか。


「どうして生徒会長が、好きなんだ?」

この質問を、ついに(JK)の望月にすることにした。



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