第3話:禁忌事項
神様から伝えられた禁忌事項も三つだった。
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一、洗脳などによって、誰かの意思を奪ったり、無理やり崇拝させたりすること
二、天使以外の前で、自分を神だと名乗ること
三、人間、魔族、天使のいずれかを滅ぼすこと
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いずれも疑問や奇妙な点はない。
ほとんど常識的であり、あってないようなルールと言える。
その上、三つの禁忌さえ気にすれば、あとは好きにして良いらしい。
禁忌の二さえ遵守すれば、下界に降りても良いと言う。
下界でも奇跡は問題なく使えるそうだから、たぶん不便をすることもない。
なんでもできるし、どこへでも行ける。
さすがは、神様といったところか。
ある意味で、この業務には予算の限度がないようなものだ。
ただ俺は、具体的になにをすれば良いのか、わからないままだった。
事件や事故が起こるまでは待機なのだろうか?
国会期間中に野党の質問を待つように?
思えばあの時間は全然休めなかった……などと、また前職の記憶が蘇る。
いずれにせよ、これ以上は動いてみないとわからない。
神様が『原初宮』などと大袈裟に呼んだこの小さな部屋を出て、俺は神殿の中を調べてみることにした。




