第十一話 牙獣種との遭遇
第十一話 牙獣種との遭遇
渓流へ到着したナインたち。
澄み切った川が流れ、滝の音が辺りに響いている。
「きれい……。」
思わず見惚れる。
しかし。
今日の目的は観光ではない。
狩猟だ。
導虫が青白く輝きながら前方へ飛び始める。
「まずは採取から!」
ナインたちは渓流を歩き回る。
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薬草×68
ハチミツ×42
アオキノコ×35
光蟲×26
にが虫×18
鉄鉱石×28
大地の結晶×15
マカライト鉱石×12
流水草×20
竜骨【小】×22
竜骨【中】×10
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「今回もいっぱい!」
すべてアイテムポーチへ収納する。
「あとはアオアシラだね。」
その時。
導虫が急に上流へ向かって飛び始めた。
「痕跡!」
大きな足跡。
木に深く刻まれた爪痕。
岩に付着した黒褐色の体毛。
導虫は痕跡の周囲を飛び回る。
「間違いない。」
「すぐ近くだ。」
ナインは背中に背負ったホムラ式紫牙刀へ手を伸ばいた。
シャリン――。
美しい音を響かせながら太刀を抜く。
「ニャ!」
あずきはブーメランを構える。
「ウォン!」
マックスも牙武器を構え、狩猟忍具を背負い直した。
ズシン。
ズシン。
地面が揺れる。
次の瞬間。
ガァァァァッ!!
川を割るように巨大な影が立ち上がる。
黒褐色の体毛。
発達した巨大な前脚。
鋭い爪。
堂々たる巨体。
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牙獣種
アオアシラ
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アオアシラは川で魚を捕っていたらしく、大きな鮭を咥えている。
ナインたちに気付くと、鮭を放り投げた。
「ガァァァッ!!」
咆哮が渓流へ響き渡る。
鳥たちが一斉に飛び立った。
「来るよ!」
ナインは低く構える。
アオアシラは四足で一気に距離を詰めてきた。
ドドドドドッ!!
「速い!」
巨体とは思えない突進。
ナインは横へ回避する。
その直後。
巨大な前脚が振り下ろされた。
ドゴォン!!
岩が砕け散る。
「すごい力……!」
ドスジャギィを上回る怪力だった。
「マックス!」
「ウォン!」
マックスが疾風走法を発動。
一気に側面へ回り込み、牙武器で斬りつける。
ザシュッ!
「ガァッ!」
続けて。
「ニャ!」
あずきがブーメランを投げる。
ブーメランはアオアシラの肩へ命中した。
「今だ!」
ナインは地面を蹴る。
背中から抜き放ったホムラ式紫牙刀が陽光を反射する。
「はぁっ!」
鋭い一太刀が、牙獣種アオアシラへ向かって振り下ろされた。
第十二話へ続く。




