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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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これを何処に運べば

最近文章のまとまりがなってないみたいで、なんど読み返しても何が言いたいのか分からなくなる文章ばかり。読んでくださる方には申し訳ありません。

(´;Д;`)

ヒロ達の『結界の壁』を破壊し、トンネルの崩落を防ぎここから出る方法とは、


まずは後方にいる気絶した人達を俺がカンナの後ろに移動させる。その後『結界の壁』のエネルギーをアクアが吸収、大平さんが青葉に『結界の壁』に穴を開ける合図を送る、穴は数秒で閉じてしまう為にアクアは閉じる前に雷撃波を穴に向けて全力放出、穴に放出した雷撃波の反動が俺達に来るのでカンナが結界を張りそれを防ぐ。穴の所が一番脆い場所なので『結界の壁』はそこから崩壊する‥‥‥はず。ただ、1つでもタイミングがズレると俺達はトンネルの瓦礫の生き埋めだ。


そしてヒロはアクアに雷撃波を二度撃てるかと聞いたが『結界の壁』のエネルギーを吸収して放出するので一回が限度らしい‥‥。

あと青葉が逃げるタイミングが数秒しかない‥‥‥。


「本当に一回きりの大博打だよな」

ヒロは悩みながらそう話すとカンナが


「大丈夫ですよ、必ず成功します」

そう言うカンナの瞳は何か希望?勇気?いや恐怖?などが入り混じったような、そんな瞳をし、手先も少し震えていた。


そんなカンナを見てヒロは、

「カンナ、手先が‥‥‥」と言いかけたが、

「そう‥だよな。何たってこちらには妖精さんがついているんだからな‥‥しかも二人も」


馴染む、安心する、強張った空気が和らいでいく。けど内心は‥‥‥‥‥‥‥怖い、だが、

「そうよヒロ」カンナは最高の笑顔で。

「安心してまかせろヒロ」アクアが。

「‥‥‥俺はお前らに出会えて本当に良かったよ。そしてカンナ、やはりお前は俺の最高の彼女だよ」ヒロは少し目を潤ませ。




「太田君達‥‥‥必ず成功させて戻って来て」祈るような思い出大平は両手を組んで祈った。そんな姿を見た千晶は、

「太田君達‥何かするの?」

そんな千晶に大平は今からする事を話した。

「そ、そんなことするの?じゃ、じゃあ‥‥もし、もしも‥‥」

「必ず成功します!」顔を真っ赤にして怒りながら言う大平は

「太田君は絶対!絶対!絶対!絶対!絶対!に成功させて戻って来ます」




「今から五分で気絶した人達をカンナの後ろに運ぶ」ヒロはそう言うとアザゼルを見た。

ルシファに四度も裏切られ、呆然と立ちすくんでいた。その顔はまるで魂の抜けたただの人形の様にも見えた。


「アザゼル!お前にも人を運ぶの手伝ってくれないか」

ヒロが真剣な表情で言うとカンナとアクアは驚いて、

「何考えてるの」

「そうじゃ!ヒロ!」

二人の言う言葉を聞かずヒロは

「アザゼル!アザゼル!アザゼル!」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

「アザゼル!人を運ぶの手伝っくれないか」

「‥‥‥‥‥何故私が‥‥」

「アザゼル、今のままでいいのかよ!」

「私は‥‥‥死神‥‥‥」

「死神なんかじゃない!お前は天使なんだろ」

「ふうっ‥‥‥何が天使‥‥‥」

「だったら何故俺達を殺さない?」

アザゼルは顔を上げると遠い目をして無言のままでいた。そんなアザゼルをヒロは強引に手を取ると、

「人を、人を助けにいくぞ!」

いきなり手を取り強引に引っ張るヒロを見たアザゼルは昔を思い出す。そしてヒロとある人が重なって見えた。

「‥‥ルシファ‥‥‥お前はルシファなのか?」

アザゼルはサタンになる前の‥‥そう天使だった頃のあのルシファを思い出していた。

いつも強引に引っ張りアザゼルを連れまわすあの頃のルシファをアザゼルはあの頃からルシファを慕っていたのかも‥‥それ以上のなにかを。


ヒロは倒れて気を失っている人達を前にアザゼルに言った。

「アザゼル!この人達をみて何とも思わないのか!」

その光景を見たアザゼルはなにも感じなかった‥‥‥が手先がピクピクと動くと何かが心の奥底から沸々と湧き上がって来た。それは‥‥何万年いやそれ以上の前の記憶?‥‥気持ち。

アザゼルは気絶した人を両手ですくい上げると、

「‥‥これを何処に運べば‥‥‥‥」

それを聞いたヒロはまるで何かが晴れた様な気持ちになり笑顔で

「‥ああ、その人達は‥‥‥」

そしてヒロとアザゼルは二人で気絶した人達を運んだ。



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