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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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ヒロ達の喜び‥‥‥‥

気絶した人達を運び終えたヒロとアザゼル。

そして次にアクアに、

「頼むアクア!」

「任せるのじゃ!」

アクアはコクリと頷くと両手を『結界の壁』に付きエネルギーを吸収し始めた。

だがこの『結界の壁』のエネルギーは流石にすべては吸収できるものでもなく1分も経たないうちに、


「ヒ、ヒロ、ううう、もうそろそろ‥‥限界じゃ‥‥」


自分の限界までエネルギーを吸収させたアクアの体は白く輝いていた。

それを聞いたヒロは


「大平さん!青葉に!」

【はい!】




『結界の壁』の外では壁が薄らいでいく事が青葉やヨッシにハッキリとわかり出していた。

今までは水滴の波紋が邪魔で『結界の壁』の内側は揺らいで見えていたが、今ではハッキリと見えてきた。

周りにいるレスキュー隊や消防士、警察は手を出す事が出来ないでいた。手を出せば感電の様に体が痺れ動けなくなるからだ。感電スーツみたいなので対応してみたがダメだった。


「我々は手をこまねいてみてるしかないのか!」


悔しそうな顔で現場を見つめるレスキュー隊や消防士達。今はあの少女と青年に託すしかないのかと‥‥‥。


【‥‥青葉、青葉!】

青葉はキタ!とした顔をして、

「大平さん!」

【青葉、壁に穴を、穴を開けて下さい!】

「わかりました!」

【あと、必ず逃げるタイミングは間違えないで】

「はい!」

青葉は土砂で埋まっているトンネルに手を当てた。



『結界の壁』に穴を開け閉じる前に雷撃波が当たればそこから『結界の壁』は崩壊していくはずだ。

そして‥‥『結界の壁』に穴が開き始めた。

だがここで雷撃波を放ってま穴が広がりすぎている為雷撃波は素通りしてしまう。穴が閉じる前が勝負だ!


「あと少し辛抱してくれ!アクア。大平さん!青葉に合図を!」


【はい!】


すると『結界の壁』の穴は少しずつ閉じ始めた。穴が完璧に閉じるまでは約7秒。アクアが放つ雷撃波が穴に届くまでは約1秒半。つまり4秒辺りで雷撃波を放てば成功する。


◇7秒前


青葉が逃げる体勢に入り手を離した。

アクアが雷撃波の構えに入った。


◇6秒前


青葉が『結界の壁』から逃げに入った。

アクアまだ構えたまま。表情は辛そうだ。


◇5秒前


青葉逃げるが何かにつまずいて倒れた。ヨッシが手を差し伸べるが間に合うのか!

アクアが叫ぶ「雷撃‥‥‥‥」


◇4秒前


ヨッシは青葉の手を取るとすぐ横の緩い傾斜の谷へ身を隠した。

アクア‥‥‥‥「雷撃波ああああああーー」

雷撃波はまるで白い龍の様に穴へと突き進む。


◇3秒前


青葉とヨッシは両手を頭に乗せ身を伏せた。

雷撃波は穴へと突き進む。が雷撃波の威力は凄まじくアクアは反動で弾き飛ばされた。

カンナは結界を張る体勢に入った。


◇2秒前


雷撃波は穴が閉じる前に到達!

「ドヒュッ、ドオーン!」と音と共に辺りが白く輝いた。


◇1秒前


青葉の開けた穴からは光が漏れ始めるとそこわ中心として土砂が飛び散った。

雷撃波の反動で弾き飛ばされたアクアはアザゼルがすぐに回収。

カンナ結界を張る。


◇0秒


『結界の壁』に開いた穴からはひび割れが「ビシッビシッ」と音を立てて広がり出した。


「ヤッタ!成功だ!」

ヒロ達は喜んでいた。

あとは雷撃波の反動をカンナの結界で防ぐ事が出来れば‥‥‥‥。

しかしヒロ達の喜びは悪夢へと変わっていく。


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