堕天使アザゼル
土日更新でしたが今書けたので更新します。
てか、この作品は何処に向かうの?書いてる作者もわからなくなって来た( ̄◇ ̄;)
これがスランプの成れの果て?
『死神でない死神』つまりは死神になりきれてない死神。あいつは言った「あの人に認めてもらう」と。ではあの人とは誰だ?あの人‥‥
それは死神しか分からない。だが‥‥死神の名ならわかる。あの背中に見えた‥‥一瞬見えた黒と白の羽。
あいつは『堕天使アザゼル』ではないのか。
「『堕天使アザゼル』じゃああの死神は天使とでも言うの?」
カンナはヒロに言うとヒロは、
「ああ、多分‥‥ただ何故あいつが死神になったのかは分からないがな‥‥」
ヒロはもう一つの疑問も悩んでいた。
『堕天使に触れた時の感触は確かに女性の胸の感触だった。しかも体も女性に近い者に見えた。けど『堕天使アザゼル』は確か男のはずでは?何故だ?分からない事だらけだ』ヒロがそう考えていると死神が襲いかかろうとしていた。
「よくも!よくも!よくも!私の邪魔をしてくれたなあ!妖精と人間が!!!」
先程の怒りとは別に何かが切れたように暴れ出した死神。そしてヒロは死神に問う。
「お前は『堕天使アザゼル』ではないのか!」と。
その名を聞くと死神は一瞬止まるような仕草をしたがすぐにまた襲いかかる。
「我の名は死神だ!その様な名は知らん!」
「‥‥‥まさにムキになるところ図星みたいだな『堕天使アザゼル』さんよ」
「黙れ!その名を口にするなあ!!!」
「お前が‥お前らが邪魔をしなければ私はあの方に認めてもらえて‥‥死神になれたのに」
堕天使アザゼルはカンナ目掛け突進して来た。
「まずはお前からだあああ!」
先程とは桁違いのスピードでカンナに近づく堕天使アザゼル。そのスピードにカンナは動けないでいた。
「カンナああ!」
ヒロはカンナに体当たりをして堕天使アザゼルからカンナをそらした。だが替わりにヒロが捕まると、
「お前から早く死にたいみたいだな!わかったお前から先に魂を貰う」
堕天使アザゼルはヒロの首を右手一本で掴むとグググッと力を入れた。締め上がるヒロの首。抵抗しようと両手で掴んだ右手を掴むが先程とは比べ物にならないくらいの力がヒロの首を締め上げる。
「見とるがいいぞ!そこの妖精。お前の大事な人間が逝くざまをな」
「ヒロ!!!ヒロ!!!」
カンナは叫ぶが『私の持っている力では太刀打ち出来ない‥‥どうすれば‥‥』
するとカンナのスマホがさっきから振動していたのをカンナが気づくとカンナは直ぐに
「アクア!」「カンナ!今すぐ妾をテレポートさせろ!」
カンナはその言葉にアクアの気を掴むと、
「アクア!!お願い!!!ヒロを!!!」
「‥‥‥気が‥‥遠くなる‥‥もう‥‥ダメか‥‥‥‥」
ヒロが諦めかけた時、ヒロと堕天使アザゼルの間に
「パリ、バリ、バリバリバリバリバリ!!」
と空間に放電が走り次の瞬間、
「雷撃波じゃあああああ!!!」
叫びと共に雷撃が堕天使アザゼルに。
堕天使アザゼルは「くうっ!」と言うとヒロの首を掴んでいた右手を離した。
ドサッと地面に落ちるヒロは
「ガハッ!ゲホ!ゲホ!ハアハア‥‥ヨウ!‥‥‥アクア‥‥遅かったな」
「ヒロ無事か?妾が来たからにはもう安心じゃ」
「アクア!!」カンナは叫んだ。
「カンナお待たせなのじゃ」
「それよりもヒロ、立てるかの?」
「ああああ‥ちょい目が回るけど‥‥大丈夫だ」
雷撃を受けた堕天使アザゼルは痺れた体を起こすと
「これぐらいの雷撃で私を倒せるとでも」
「ああ‥思ってないよ堕天使アザゼルさん」
「なら妾がもう一度‥‥」
アクアが技を使おうとしたがヒロが直ぐに止めた。
「何故止めた!」
「アクア‥‥この結界内では頻繁に力を使うな。俺は不思議に思ってたんだよ。何故結界内でカンナやアクアが力を使えるのかを。いくら青葉が結界に穴を開けたとしてもごく一部だ。普通なら力は使えないはず、なら何故か?それは結界の外の力を恐れたからだよ。万に一つの力をね。だから外からの力には強い結界でも内からの力には弱い。そう言う事だろ、堕天使アザゼルさんよ」ヒロが言う。
「外からの力?」カンナがヒロに問うと、
「外からの力とは言わばお前らの親にあたる精霊様の力だよ。何故カンナやアクアが力を使っても直ぐに力が回復するか、それは精霊様の加護のもとにお前ら妖精がいるからだよ。その加護が届かない場所で力を使い切るとどうなる?」
「力が使えなくなる」アクアが言う。
「それどころか消えてなくなる可能性も‥」
そのセリフを聞いてカンナとアクアは驚いた。まさかこの結界内で力を使い切ると自分が消滅してしまう事に。
「ほう!そこまで分かっていたのか。人間にして置くのは惜しい人物だな」
「ありがとな。あとなお前にも堕天使アザゼルお前にも弱みがあるんだよ」
「はあ?私に弱み?そんな物どこにあるのよ」
「お前のその言動だよ。男女どっちつかずのそのセリフさ。つまりはお前は何かを迷っているからだろ。もし迷いが無ければあんなどっちつかずのセリフなんてしないよ」
「なあ!何をいうの‥‥だ!」
少し焦りだした堕天使アザゼル。
そしてヒロは言い続ける。
「まだもう一つあるんだぜ」
「なあにを‥‥‥よ‥‥だ」
「何故焦ってまて死神になろうとする?俺はそこにも疑問に思ったよ。けど今のでハッキリした。堕天使アザゼルは死神よりも天使になりたいと思っているとな」
「「えっ?天使になりたい!!」」
カンナとアクアは驚いた。てっきり二人は堕天使アザゼルは死神になりたいと思っていたからである。
「けど‥何で天使に」カンナはヒロ聞いた。
「なあ、カンナ、もしおまえなら欲しいものが一度に全部手に入るなら一つ一つ手に入れるか?」
カンナはクビを横に振ると
「ううん。一度に全部手に入るなら全部手に入れるわ」
「そう。ここも普通ならそうする。けど堕天使アザゼルはそうしなかったんだ。あれだけの結界を張ってもらったんだ。その気になれば一気に全滅させる事も出来たはず」
「そうかそう言う事か‥‥うぬ?今『結界を張って貰ったと』言ったかのう?」
「言ったとも。こいつは『あの方』に結界を張って貰ったんだよ」
『あの方』とは一体誰なのか?ヒロはさっきは『堕天使アザゼル』しかわからないと言った‥‥が、ヒロは二つ目の疑問に納得した時ある人物の名前が浮かんだ。
その人物の名前とは‥‥‥‥‥。




