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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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くま?

アパートに戻る頃には午前7時を少しまわっていた。

ヒロは考えていた。アクアの言葉を。

「どうなれば俺が火だるまになるんだ!」と。


そう考えながら歩いていたら自分の部屋の玄関まで来ていた。

そして、ヒロが玄関のノブに手を伸ばした時また考えてしまった。

「けど‥‥本当に‥なったら。‥‥‥そんなことあるかよ!ない、ない、なあーい!」

と首を左右に振りながら言った。


ヒロはドアノブを回しドアを開けて

「ただいまあっ!」と何事もないかの様に言った。

すると足元の辺りから「ニャーツ」と鳴き声が聞こえ、下を見ると子猫がいた。

「なんでここにミコが‥‥‥はぁっ!まさか青葉が来ているのか?」とヒロは足元にいたミコをヒョイと持ち上げ居間の方に行きドアを開けた。

居間にはカンナと青葉が何やら楽しそうに話しをしていた。


「あっ!ヒロ君おかえりくま。」と青葉。

「ヒロ、おかえりくま。」とカンナ。

ヒロは「へぇ?」と何言っているんだこの二人はとした顔をした。

そして青葉にヒロは

「青葉、なんなんだよその、語尾のくまは?」と理解しがたい顔をして青葉に聞いた。


そんな顔をしたヒロの顔を見た青葉は

「かわいいでしょ。昨日テレビで見てカンナに教えてあげようかなって」とヒロの頭を二回ポンポンと叩いた。

そのやりとりを見ていたカンナは、


「ヒロ、かわいくないくまか?」


と悲しそうな顔をしたカンナを見たヒロは


「あ、うん、うん、か、かわいいよ。うん、かわいい」とカンナの悲しそうな目を見てはヒロはかわいいとしか言い返せない。


「ヒロ。ありがとうくま」とカンナは言ってヒロの頭を二回ポンポンと叩いた。


さっきの青葉の行動を真似しているのか。とヒロが思っていた時、カンナはヒロにいきなりハグをした。

そして「ヒロ!大好きくま!」と言った。

それを見た青葉は

「あーっ!カンナずるい!わたしも!」と青葉までヒロにハグをした。

二人にハグされたヒロは状況がわからないのかフリーズして数秒固まっていた。


「ちょっ、ちょっと二人とも‥‥な、なにを」ハッと気づいて焦る?いや、内心は喜んでいる?ヒロはハグしてきた二人に言った。


「え〜っ!別にいいじゃないくま。それに本当はヒロ君、嬉しいくせに」と青葉はヒロの顔を見てニヤニヤしながら言った。


そしてカンナも、

「青葉の言うとうりくま。ヒロは嬉しいくせにくま」と上目目線で言った。


『うっ!か、かわいいじゃないか』とヒロは手を二人に出しそうになったがヒロの理性が優ってたのか、深く深呼吸をして、


「まぁ、まぁ、う、うれしいよ。かわいい女の子にハグされたんだから。それよりもさっきから語尾にくま、くまと言っているんですけど、お二人さん」と赤面しながら、深呼吸をして少し落ち着いたのかヒロは二人に聞いた。



「上目目線で語尾に、くま、て付けて話したらかわいいじゃないかな、て」と青葉はヒロに答えた。

ヒロはため息をつき「あのな‥‥‥」といいかけてやめた。

カンナに女の子らしいことを教えてあげてほしいと頼んだのはヒロ本人だし、青葉なりに一生懸命に考えて教えているかもと思っていると考えたヒロだった。


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