予知夢?
土曜日の朝4時に僕は目覚ましで目を覚ました。
一緒に暮らしているカンナは別室でスヤスヤまだ寝ている。
「昨日は残業だったからまだーーふぁ〜あっ」
小声で言ってあくびをした。
眠たい目を擦りながら、玄関の靴棚から車の掃除道具を出して駐車場の車の所へと向かった。
この時季の朝はまだ肌寒く、暗い。
近くの24時間開いている洗車場に行き車を洗車し始めた。
「流石にまだ誰もいないか‥‥‥」
周りを気にしながら二時間掛けて軽自動車を室内まで掃除をした。
「ヨシ!」と腰に両腕を置き満足気に頷いたその時、スマホが鳴り、相手を見るとヨッシからだったので、電話でた。
「ヨッシ、おはよう‥‥‥」と話しだそうとした時
「あっ!ヒロか、おは、あっ!ちょっとアクア、アクアさん!‥‥」と向こう側でバタバタしていた。
「ヨッシ。どうしたんだよ。ヨッシ!」
僕が言いかけた時、
「おっ!ヒロか?妾じゃ!アクアじゃ!」
アクアがヨッシのスマホを奪って出た。
「あっ、アクアか。おはよう。」
「おはよう‥‥‥ではない!ヒロ!今、妾は夢を見たんじゃ!」
慌てるような言葉でアクアは話す。
「アクア何をそんなに‥」
僕は何なんだと思いながら、アクアの言葉に耳を傾けると、
「ヒロ、よく聞くのじゃ!今日は何処も出るな!家にいろ!」
アクアは怒鳴るように言ってきます。
「はぁ?何処もでるなて、どう言うこと?」
アクアが怒鳴って言ったので、一瞬、何なんだと思いながら、再度聞くと、
「何でもじゃ!とにかく出るな!でないと、でないと‥‥‥」
言葉が詰まるアクア。
「アクア、ヨッシと代わってくれるか?」
優しい口調で僕は言うと、
「‥‥‥‥わかった‥‥‥」
少し落ち着いたのか素直にヨッシと代わった。
「あっ、ヨッシか?どうしたんだよ一体」
状況がまだわからない僕は、ヨッシに聞くと、
「俺にもわからないんだ。朝、目が覚めたらいきなりこの状態だったんだよ。」
困惑するヨッシにもわからない状態だった。
「はあ?」
僕は、いったいなにがアクアにあったんだ?そう考えた時、アクアも妖精だったんだから何か感じたのかと思い、話そうとした時、
「ヒロが、ヒロが‥‥死んじゃう‥」
「えっ?ヒロが死んじゃう?」
電話の向こう側で、アクアは叫んでいた。それが僕にも聞き取れたほど‥‥
「死ね?僕が?」何をいっているんだと言うような顔をする僕。しかし自分が死ねとか言われれば気になるもの。
「ヨッシ、悪い。アクアともう一度、変わってくれないか」
「あ‥‥‥ああ、わかった。」とヨッシ
「アクア、俺が死ねてどう言うことかな?」
少し落ち着いて、そして優しい口調でもう一度どアクアに聞いた。
「‥‥‥夢をみたんじゃ‥ヒロが死ね‥火だるまになっている夢を」
落ち着かない様子でアクアは話します。
「だからじゃ、今日は大人しく家にいるのじゃ!ヒロ!」
今度はアクアが強い口調で言った。
とにかくアクアを落ち着かせるために
「ああ、わかったアクア。ありがとう、教えてくれて」
僕が分かったように言うと、
「アクア、ヨッシとまた代わってくれる?」
「わかったのじゃ。ヒロ、今日は気をつけるのじゃ!」とアクアは落ち着いたのか素直にヨッシと代わった。
「ヒロ‥‥‥」
ヨッシも何か心配そうに、僕の名を叫びます。
「ああ、わかってる。アクアも妖精だったんだからアクアの見た夢、もしかしたら予知夢かも」
「‥‥‥可能性はあるかもな。だから今日は気をつけるんだぞヒロ。」とヨッシも心配そうな口調で言った。
「ああ。ありがとう。」
そう言って電話を切った。
スマートフォンの画面を見ながら「僕が死ね?火だるまになって死ぬ?」
今も信じられないような、けど不安なそんな気持ちが交差したよう感情が僕の中に湧き上がるが、
「とにかく今日は気をつけとけば何とかなるだろう」
と思い、カンナが待つアパートへと戻った。




