↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
82/90

温かい日々

青森旅行から戻ってきて数か月が経った。


旅行の事を、すぐに忘れるかな・・・と思っていたけど、愛華はずっと鈴を大切にしている。


(・・・・よほど楽しかったんだなぁ・・・)


ぼくは、思わず笑みがこぼれる。


そんなある日、晩御飯を食べ終わって、リビングで三人でテレビを見ていると、赤ちゃんの映像が映る。


『あ~!赤ちゃんだ!かわいいぃ~!』


愛華がテレビに向かって指をさし、ママに向かって言う。


『愛華も、赤ちゃんの時あんなだったんだよ~。も~っと可愛かったんだから!』


親バカ全開の答えをする香織。


そんな光景を見ながら、ふとリビングに飾ってある亮介さんの写真を見る。



(・・・亮介先生、素敵な家族ですね。本当に。あなたが香織や愛華をどれだけ大切にしてきたか、よく分かります。)


そんな事を考えていた。


———すると、愛華が突然、立ち上がってぼくと香織に向かって言った。


『・・・・愛華、妹が欲しい!!ママ、愛華の妹連れてきて!!』



思わず、目を見開く香織。


『・・・・愛華、そのうち連れてくるかもね~。そうなったら、愛華はお姉ちゃんだね~。』


愛華は香織の話題転換にも動じずに、ぼくに向かって・・・


『パパ、愛華の妹、いつ連れてくるの??ママ、お腹から愛華の妹連れてくるの??』


(・・・・何とも答えにくい質問だな・・・こんな時、どうすれば・・・)


そう思って、香織をチラ見する。


香織は、口を押えて笑いをこらえている。


「・・・ちょっと、ママ何で笑っとるんよ~!」


『・・・・あははは。娘に詰められてるのが可笑しくて・・・』


「・・・・ちょっと!頼むよ~。」


そう言って二人で笑いあう。


すると、ムスッとして表情で愛華が怒りながら言う。


『・・・パパもママも何で笑うの~!愛華のお話聞いてるの~!もう!!』


ゴメンゴメンと、香織が愛華を自分の膝に乗せ顔を撫でる。


『・・・・妹はいつか生まれたら良いね~。その時は、愛華はちゃんと面倒みてあげてね。』


ご機嫌斜めが解消されたのか、愛華は満面の笑みで頷くのだった。


三人の温かい日々が過ぎていく。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。