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第六十九話

「檸檬ちゃんを抱ける男って、誰だろうなあ?幸福だよね。ってか、檸檬ちゃんを味わっちゃったら、もう他の女の子抱けなくなるでしょ?」


「あー、今期の月9のイケメン俳優は、結構執拗かったね。私は全く興味ないのにさっ!」


って、オレンジジュース飲んで、悪そうにニヤリと笑う。芸能界の裏側を覗いてしまったみたいで、その記憶を部分消去したい。あの俳優への見る目が変に意識しちゃって、変わっちゃうのがちょっと嫌だなあ。


「僕、そのドラマ見てたのに……」


「ごめ〜ん!生々しい話しちゃったあ」


戯ける彼女は絶対に反省してない。


「別に。気にしてないよ」


「……あのさ馨、私の彼氏にならない?」


檸檬ちゃんの手は僕のよりも温かくて、繋いでいると僕はその体温に絆されてしまいそうになって、恐ろしくなった。


「え……いやダメです」


手を引いた。


「何で?私が、遊び人だから?クズだから??」


「そういうんじゃ……」


「じゃあ尚更。だって、クリスマスイブに女の子と二人きりなんて、彼女持ちじゃないんでしょ?」


あー、世間一般に考えて、それは至極真っ当なご意見で、それに反している僕は、君と僕の彼氏から、糾弾されそうだ。


「彼女はいないですけど、好きな人は」


「やっぱ綺麗事を言う人は、違うわあ。口先では、私のことが一番みたく言っておいて、いざ追い込まれると自分のことが一番可愛いんじゃん。本当、都合が良いよね。分かってるよ」


檸檬ちゃんは投げやりになって、アイドルらしからぬ顔で、愚痴をたれて、ヤケクソで笑って、卑屈になって、僕を捨てた。共感しかない。


「あはっ、正論すぎて何も言い返せないね。でも本当、みかちゃんに怒られるからさあ」


「兄ちゃんは怒んないって。馨のことすっごく気に入ってるもん」


「だから、みかちゃんは怒るんだよ。だって、僕の彼氏だもん」


あー、言っちゃった。まあ、いっか。身内だし。


「は?」


「ん?」


「何?彼氏って」


「みかちゃんは僕の恋人なんだよね〜♡」


と僕が空気を読まずに惚気けると、


「……へえ、いつから?」


「昨年の夏くらいから」


「ふーん、そんな前から。そうだったんだね。何で教えてくれなかったの?」


彼女から尋問みたいなことをされた。


「は、恥ずかしいじゃん??だって、男同士だし……」


「何が恥ずかしいの?全然、悪いことじゃないじゃん。私のが、今日たっぷりと辱めを受けてるよ」


僕を誘おうとして失敗して、遊び人だとカミングアウトして、それでも受け入れた僕に告白して、さくっと振られて、クズさを露呈して、前々から兄と付き合っていると告げられたクリスマスイブ。


「ふふっ、ごめん。笑っちゃいけないのに、檸檬ちゃんがあまりにも可哀想で……ふふっ、」


性悪だ。


「わあ、ひどーい!他人の不幸を笑っちゃいけないんだあ。いーけないんだ、いけないんだ、兄ちゃんに言っちゃお!!」


と大袈裟に被害者面して拗ねながら、リズムに乗せて檸檬ちゃんが歌う。その歌が終わると同時に、僕のスマホが鳴った。うわ、まじか。君の兄ちゃんから電話だ。


「もしもし?みかちゃん??」


「馨?今どこにいるの??何で家にいないの??まっすぐ帰るって、そう言ってたよね??」


「えーっと、みかちゃん、飲み会はどうなったの?」


「クリスマスイブだし、恋人のために、早めに帰ってきたんだよ。ねえ、何処にいるの?」


「……あはは、ごめんね!気を遣わせて。今さ、」


と言いかけたところで、檸檬ちゃんにスマホを持っている手を引っ張られた。彼女は僕のスマホのマイク付近を意図的に狙ったんだろう。


「あっ、馨……ゃ、ダメっ……♡」


って意地悪そうな顔してそこで喘ぐから、本当、その綺麗な顔面ぶん殴りたくなる。僕がさっき笑った、その仕返しだろうなあ。


「は?馨、さっきの声、何??」


みかちゃんは、そりゃあ怒るよね〜!泣きそう……。


「今のは、その……AV!AVを、見てて……。だから、そんな気にしないで?」


隣りにいる檸檬ちゃんは大爆笑。絶対にバレるよね?


「何隠してんの?何で嘘つくの??」


ほら。


「あはは……えーっと……」


言葉が出ない。


「馨が他の人を抱いててもいいから、ちゃんと教えて?俺、怒らないから……」


みかちゃんの悲しそうな声、胸が痛んでくる。


「ごめんなさい。今、檸檬ちゃんとカラオケにいるんです。さっきのは檸檬ちゃんの悪ふざけで……」


と言いかけたところで、檸檬ちゃんにスマホをすっと手中から奪われた。ああああ、変なこと言われたら嫌だなあ。かといって、下手に奪い返すのはダメだし。


「もしもし?兄ちゃん??……ふふっ、馨って、いい男だね♡……してないよぉ、するわけないじゃん!!私のこと、恋愛対象外なんだって…………え?」


驚いた表情をした檸檬ちゃんが耳元からスマホを離した。真っ黒になった画面。


「何?どうしたの??」


「突然、電話切れちゃった」


「まじで!??どうしよー、みかちゃん怒ってたよね??」


僕は気が気ではなくて、左右に行ったり来たり、カラオケボックスで意味なく動き回っていた。


「んー?……めちゃくちゃ怒ってたね」


「あー、最悪!!こんな最悪なクリスマスは産まれて、から何度もあるけど、みかちゃんとは幸せなクリスマスを過ごしたいのに、何でいつもこうやって……」


こうやって……こうやって(?)。全部、自分のせいじゃん。


「そんなに嘆くならさあ、何で私の誘いに乗っかったの?大人しく帰ってれば良かったじゃん。そもそも私は、馨がまさか兄ちゃんと付き合ってるなんて、思いもしなかったわけだしぃ?クリスマスイブに振られるなんて……こっちこそ、最悪だってのっ!!」


次いで、檸檬ちゃんの僕に対して不満が爆発した。


「あははっ、僕、刺されても良いレベルだね!」


僕はこんな相手の気持ちを汲み取らない、滑稽な言葉でしか返答できなくて、檸檬ちゃんがさらに眉をしかめる。ごめんなさい、悪気はないんです。


「……刺さないけど。刺したくないし」


「ふふっ、そうだよね!変なこと言ってごめんね!」


誰かが殺ってくれなくとも、自分の手で、刺すから良いや。という思想を隠した仮面の下。何かもう会話のネタも見当たらないや。とりあえず、帰るね。とお会計を済ませようとすると、また檸檬ちゃんが奢ってくれて、さらに肩身が狭くなる。その上、タクシー代まで……僕はこの後部座席に座るよりもトランクに入れられている方が幾分か居心地が良かっただろう。


「私が彼氏だったら、めちゃくちゃイケメンじゃない!?顔は勿論のことながらぁ、今日のデート代は全部、私の奢りだしぃ、こんな、家まで送ってあげて……って、兄ちゃんはこれ以上のことを余裕でやっちゃう上に、こうやって、さも自慢げに言わないんだろうなぁ。ね?」


反応しにくっ!!どんな返答も不正解になるのならば、もういっそのこと、愛想笑いをしていよう。


「ふふっ、」


「その誇らしげな顔、ちょっとムカつく」


「え……ごめん」


そんなつもりじゃなかったのに。存在が悪みたいだ。


「あははっ、嘘だよ〜んっ☆」


ビビった?、と馬鹿笑いして聞いてくる彼女は、なんて役者なんだろう。感情線が薬中の渦巻き、ぐるぐる回る。彼女に抱きつかれてまた、僕の居場所が狭くなる。僕には全てが本物に見えてしまうから、全てを嘘だと思い込んで傷つかないようにしていたのに、彼女には本物であって欲しいから、彼女の嘘に翻弄されている。車窓から見える、このネオン街に生きているのようだ。電飾がパチパチと点滅する。


「君は自分が思っているよりも僕のことが好きじゃないし、僕は自分が思っているよりも君のことが好きみたいだ。じゃなきゃ僕の心が、君の何気ない嘘で、吐きそうなほど揺れ動くことなんかありはしないんだ」


という脳内の言葉を飲み込んで、腹の底に閉まっておいた。君はそんな僕にお構いなしで、僕の肩に頭をのせながら、白々と光っているスマホを見ていた。


「今日の私も、めちゃくちゃに可愛いっ♡」


……皮肉にも、写真の中の彼女は今日も完璧だ。



クリスマスイブの夜に、檸檬と馨が一緒にいる。その事実が、俺の認識すらしていなかった理想という枠組みを壊していて、何だか、もういっその事、ヤッてればいいのに、みたいなオーバーキルを望んでいる。きっと、こうなってしまったのは、『誰も悪くない。』なんて、そう思いたいだけなんだ俺は。歪んだ視界では、悪も正義もわからない。わかるのは俺の悲しみだけだった。意味がない。


「お帰り、二人とも」


玄関まで、迎えに行った。気まずそうに二人は互いに違う方に向いて、俺から目を逸らしていた。


「それじゃあ、私は帰るから」


檸檬がその重たい空気に耐えかねたように、怒気のこもったハッキリとした口調でそう言い、踵を返すと長い髪が半円を描くようにしなやかに動き、さらりと艶めいた。


「待って、檸檬。泊まっていきなよ」


「は?冗談言わないでよ。私がいない方が良いくせに」


「そんなこと、いつ俺が言った?」


と妹に詰め寄ると、彼女は不満げに、けれども、俺が言っていることが馬鹿らしいように笑った。


「……言ってないけど。でもだって、そうじゃんっ!兄ちゃんは馨が好きなんだよね?恋人なんだよね?だったら、私、邪魔じゃんっ!!」


「そんなことないよ、檸檬ちゃん」


って、言い淀んだ俺とは対照的に、彼女の手を取る俺の彼氏。「僕は悪い人間なんだ」って、悪ぶってるけど、誰にでも優しいんだから、本当に。


「馨は嘘が上手だねっ!」


そうやって嘘の笑顔で、馨の手を振り払う檸檬。


「嘘じゃない。こんな夜中に君を一人にさせたくない」


振り払われた手で馨が檸檬の肩を掴んで引き寄せた。そして、感情的にロマンス映画に出てくるような台詞を言うと、その後で衝動的に出たそれを恥じて赤面している。映画ならば、ここはカットだろう。なんて、ただの傍観者でいる俺にやっと気が付いた。


「ふふっ、何か、そっちのが、恋人同士みたいだね」


馨に何の悪気もないことは知っているけれど、こんなのを見せられては、俺の劣等感がコンプレックスが問題が浮き彫りにされたみたいで、自己防衛をするために馨を切り捨てたように見せておいて、ただ馨を俺の方に向かせたかった。


「みかちゃんまで……」


「何?ヒスってて悪い??」


ヒステリックな笑顔と無意味な涙。あーーー、死にたい。俺に全く勝ち目がない相手を連れてこられたら、どうしようもなく泣くしかないじゃん。妹の前で……恥辱だなあ。


「みかちゃん、泣かないでよ。愛してるって」


と馨が俺に近付いてきてくれる、と今度は檸檬が


「やっぱ兄ちゃんは私のことが邪魔みたいだから帰るね」


って冷酷に言う。


「あー、檸檬ちゃん、待って!」


「何?兄ちゃんのこと泣かせるの??」


彼女を心配して引き止めた馨に、檸檬は仇で返すようにそう言って、ニヤリと動けない馨を嘲笑った。


「……みかちゃんは、僕のことを分かってるから良いの。反対に、僕もみかちゃんのことを分かってるから、檸檬ちゃんのことを帰せないの」


その馨の言葉で、俺は全て理解した。自分が泣いているのが馬鹿馬鹿しくなった。檸檬との関係を疑ったのが恥ずかしくなった。馨から愛されてるって、俺は分かりきってたはずなのに。


「どういうこと??」


一人、分かってない妹だけが会話の流れに取り残された。俺は余裕を取り戻して、分かった顔して、


「兄ちゃん、檸檬のことが心配なんだよ」


と妹に照れ隠しの冗談を交えて、教えてあげた。すると、


「……わあ〜んっ、兄ちゃん聞いてよぉ!馨がね、私のこと『めちゃくちゃ好きぃ♡』みたいな態度とってくるくせにね、私が告白したらガチめに拒否してくんだよ?酷くな〜い??」


妹が抱きついてきて、馨の愚痴をペラペラと喋ってきた。ああ、何だか高校生に戻ったみたいだ。小学生の妹の愚痴をよくこうやって頭を撫でながら聞いていた。


「うんうん、それは思わせぶりな態度を取る馨がいけないね♡」


「え、みかちゃん!??」


「それにさあ?クリスマスイブに遊ぶなんて『脈アリじゃん♡』って思ってたのにぃ」


「馨の脳内カレンダーにはイベント事がほぼ記載されてないから」


「兄ちゃんの恋人だって知ってたら、告白なんか絶ッ対にしなかったのにぃ」


「そうだよね、檸檬。言わなくてごめんね」


「ううん。こうやって、兄ちゃんに甘えられたから、これで良いの。やっぱどんな男よりも、兄ちゃんが一番だよっ♡」


「本当?そういう俺の妹は、相変わらず天使だね♡」


「あの……」


「アタシ、兄ちゃんと結婚しようかなー??」


「それはダメだよ。第一、俺とセックスできんの?」


「できるよっ!兄ちゃん、優しくしてくれそうだもん♡♡」


「やば。ふふっ、檸檬も大人になったんだね♡」


「ちょっ、ちょっと、二人とも良いですか?」


馨が俺達の仲を遮った。


「「何?」」


「その、ヤるんだったら、僕も交ぜてもらえませんか?除け者は、寂しいです……」


可愛いなあ、俺の彼氏。


「あははっ、どうする兄ちゃん?」


「んーーー、俺の身体が死ぬ。馨って見た目にそぐわず結構激しめのするからさあ」


「え、そうなの!?淡白でサクッと終わらせそうなイメージだった……」


「全然。変態的なプレイ好きだしぃ、でも終わったら即寝落ちするしぃ」


「うわあ……それはそれで最低。もっと兄ちゃんのこと大切にしてよ!」


檸檬が馨に吠える。それを気にもとめずに


「それで、みかちゃんは僕とのセックス嫌いですか?」


と馨は冷静に淡々と、俺に鋭く質問してくる。それも含めてまるごと、


「……ううん、超好き♡♡」


馨が好きだ。


「兄ちゃんも同類の変態じゃん!!」



檸檬ちゃんのセコムみたいなシスコンみかちゃんも、僕の先生であり親戚であり彼氏であるみかちゃんも、七変化する貴方に僕はいつだって惚れてしまう。檸檬ちゃんがお風呂に入ると、みかちゃんは僕の彼氏になって、檸檬ちゃんがお風呂から出てくると彼女のセコムになって、忙しないけれどその姿さえ愛おしい。


「あ、彼シャツだ」


みかちゃんのシャツをワンピースのように着た檸檬ちゃんが洗面所から出てきた。それを見て僕は、僕のシャツのが大きいのになあ、なんて口にしたら裂かれることを思ってしまった。


「ふふっ、可愛いでしょ〜♡」


兄ちゃんのぉ♡、って自慢してくるけど、知ってるぅ。僕が着ると若干丈が短くてピタッてするシャツ。


「檸檬、お願いだからズボンも履いて??」


「嫌だあ、私基本裸族だもん!落ち着かなーい!」


「見てるこっちが落ち着かないんだよ!!」


みかちゃんが家族にしか見せない態度。僕にはこんな強い言い方したことない。


「えー?何が問題なのぉ??」


惚ける檸檬ちゃん、何気なくソファに座っているけど、パンチラしてて、僕は目のやり場に困る。みかちゃんも同様。


「……とにかくっ、」「みかちゃん、一緒にお風呂入ろ」


いやらしい目で檸檬ちゃんを見ないためにも、一つもいやらしいことを考えられないほど、いやらしいことをすれば良い。万策尽きればあとは寝るだけだ。


「兄ちゃーん、お星さま飛んでんねっ☆」


お風呂で逆上せてしまったみかちゃんに、檸檬ちゃんが応援うちわで仰ぐ。僕は賢者タイムで部屋着になるのも、みかちゃんを介抱するのも億劫だったが、檸檬ちゃんの前では、傷跡一つない良い彼氏を演じた。


「みかちゃん、無理させちゃいましたね。ごめんなさい。ついつい、貴方が可愛すぎて……♡」


僕が貴方の濡れ髪を撫でていると、


「馨、愛してるよ」


と荒い呼吸を整えながら、独り言のように僕への愛を呟いた。息をするのも疲れるって顔してんのに。


「みかちゃん、完膚なきまでに抱き潰されたいの?」


「馨くん、ドS!??」


「ふふっ、俺の死因は、腹上死になるのかなぁ?」


咳払いをしてから掠れた声で、そんな冗談めいたことを言うと、僕に向けて柔らかな笑顔を見せてくれた。


「ダメ、僕が死ぬまで一緒に生きて」


「それは不可能なお願いだ、馨」


っていかにも死にそうな声で、僕の天使は意地悪だ。だけど、だからより一層、この目の前にいる天使が愛おしく想えるんだろう。


「兄ちゃんは酒と煙草をやめれば、ちょっとは長生きできるんじゃん??」


「煙草は、やめた」


「え、まじ!??」


「うん、僕がやめさせた」


「凄いじゃん!これこそ愛の力なのかねー??」


と檸檬ちゃんは惚気けた綺麗事を言うが、


「いいや、僕が怒鳴るからだよね」


と僕は冷めたモラハラの事実を述べた。


「あははっ、照れ隠し〜♡」


「どっちがホント?」「僕」「いいや、俺」「僕だって!」「チューしてくんじゃん」「それはみかちゃんが減らず口を叩くからで……」「ということで、俺でしょ?」「何で?僕がみかちゃんに暴言吐いて暴力振るうクズだってことには変わりないじゃん」「恋人なんだから、それくらいはある」「みかちゃんは僕に、暴言も暴力もないくせに、何が恋人だ、僕に合わせることしかしないくせに」「ああクソ、んん"っ、この身体と喉が正常ならば、今ここで、罵倒してぶん殴ってんね」「できないくせにぃ、可愛いんだからあ♡」「ああ"馨、ぶち犯すぞ?」って潰れた身体で僕を怠そうに抱き寄せ、潰れた喉で僕の耳元で治安悪い言葉を囁くんだから、最ッ高!!


「ふふっ、その言葉は、今度そっくりそのままお返ししてあげるね♡」


「それで、イチャイチャしてるところ悪いんだけど、どっちが勝ったの?」「「俺(僕)」」

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