↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
来訪者編〜女子高生は大統領〜改編版  作者: 三日月未来


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/11

第9話 神無月と神去月の間で

⬜︎まえがき⬜︎

本編159話より改編

倦まず弛まずでござるよ!


 陰陽師の秋野晴美に誘われた6人。


 昼間夕子、昼間朝子、星乃紫、朝霧美夏、夢乃真夏、夢乃真冬の来訪者。

秋野神社社務所の奥座敷に案内された。


 巫女たちに、昔の顔見知りの顔はいない。

残酷な時の流れの中で、普通の人間は生き絶えていた。


⬜︎⬜︎⬜︎


 6人は社務所の明るい廊下を進む。

全員が知らず知らずのうちに過去の記憶を手繰り寄せていた。


 夢乃真夏だけが状況を咀嚼している。

あんぐりとした表情を浮かべていた。


 真夏が夕子に感想を漏らす。


「夕子先生、この社務所、昔とまるで違うわ」


「ーー えっ」


「昔より大きくなっているわ」


「真夏ちゃん、私たちの時計は止まっているわ

ーー もう100年以上も時間が過ぎているのよ」


⬜︎⬜︎⬜︎

 

 社務所の奥から巫女が1人やって来る。


 秋野晴美が訪問者に、その巫女を紹介した。


「こちらの巫女さんは、みなさんのお知り合いよ」


 昼間夕子は、顔を覗き込むようにじっと見つめた。

そして、はっとして息を呑む。


「まさかーー あの花園さんなの? 」


「はい、花園舞でございます。夕子さま、ご無沙汰しております」


「花園さんが、どうして」


「夕子さまたちの失踪事件のあと、奥座敷に女神が現れました」


「まさかーー 」


「気付いた時は、この奥座敷に倒れていました」


「そんな」

 

「晴美神主に事情を説明した次第でございます」


「じゃあ、花園さんもーー あの奥座敷から飛ばされたわけ」


「私の場合、自覚すらなかったのでーー 全く理解していませんでした」


「じゃあーー 」


「はい、カレンダーの暦を見て事態に気付きました」


「花園さんは、こっち側に来てどれくらいですか」


「あれは、神無月と神去月の間と思います」


「じゃあ、こちら時間で3、4か月かしら」


「ただ、時間が逆転したみたいで混乱しています」


「そうね、花園さんと初めて、神社でお会いした時よりも若いわ」


「夕子さまも、お若いです」


⬜︎⬜︎⬜︎


 花園舞と再会した6人は、更に奥の座敷へ通される。

そこには、あの忌々しいイラストが時空を超えて存在していた。


「あゝああ、まさかーー こんなことが」


 秋野が過去からの訪問者の前で言った。


「みなさんは、このイラストをご存知なのですね」


「ええ、父が過去に飛ばされた時、過去のこの神社で書かれたそうです」


「なるほど、今を未来とすれば、過去の現在と、更に過去の過去があるわけですね」


「私たちの多くが、3つの時代を経験しています」


「じゃあーー 夕子先生たちは3つの時代を経験されたわけですか」


「当時、私たちは神聖学園の教師と生徒の関係でした」


「ーー 」


「そして東富士見町のマンションに住んでいました」


「あの辺は徳田財閥と昼間財閥の大規模な共同開発で

ーー 今は変わっているでしょう」


「そうですよね。100年以上も前ですから」


 昼間夕子は分かっていながら、溢れ出る涙が止まらない。


「昼間先生、時間って残酷よね」


「ええ・・・・・・ 」

 お読みいただき、ありがとうございます!

ブックマーク、評価を頂けると嬉しいです。

投稿後、加筆と脱字を修正をする場合があります。


三日月未来(みかづきみらい)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。