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来訪者編〜女子高生は大統領〜改編版  作者: 三日月未来


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第6話 不老不死の光でござるな!

 徳田康代は、過去からの来訪者と一緒にいた。


 昼間夕子、昼間朝子、夢乃真夏、星乃紫、朝霧美夏の5人だ。


⬜︎⬜︎⬜︎


 康代は、女学園の2階の食堂で昼食を取ることを決め、補佐官の明里光夏に伝えた。


 陰陽師の秋野晴美、副首相の豊下秀美、生徒会役員の門田菫恋も同席する。


 遅れて神さま見習いのセリエ、神使セリウスと天女天宮静女が顔を出した。


 食堂中央の大きな円卓テーブルの席に腰掛けていた明里がオーダーをまとめる。


「夕子さんは、秋野神社の昔の神主をご存知なんですね」


「ご存知も何もよく一緒にいましたから」


「どんな感じですか? 」


「凄く親切で、気の利く神主さんでーー 私の中では過去じゃないので」


「夕子さん、失礼しました」


 秋野は無神経な自身の発言を反省した。


⬜︎⬜︎⬜︎


『夕子さん、神聖女学園は男性立ち入り禁止

ーー なので神主さんがいないことが幸いしています』


「徳田さんーー あの時に何が起こっていたかは分からないの」


「・・・・・・ 」


「だから何人が、こちらの世界に飛ばされたかもーー 」


⬜︎⬜︎⬜︎


 神様見習いのセリエが急に立ち上がり、5人の来訪者の前に女神エルミオが届けた勾玉の水晶を見せる。


「みなさんにゃあーー これがにゃあ、役立つにゃあ」


 セリエは人間たちの前では、黒猫時代のにゃあにゃあ言葉になる。


 セリエは、肌身離さず身に着けるように女神の言葉をそのまま伝えた。


 勾玉のネックレスは透明なファイバーに見える。

実際は、切ることも千切ることも出来ない神さまの特殊素材で出来ていた。


「何か困った時はにゃあ。心でにゃあ、セリエの名前を呼びにゃあ」


 5人の女性はセリエに深々とお辞儀をして感謝を伝え微笑む。


⬜︎⬜︎⬜︎


『秋野先生、夕子先生も、朝子先生も古典が専門ですが』


「徳田さんーー じゃあ、あとで部室に寄ってもらいましょう」


『そうですね。大所帯ですから』


 昼間夕子と朝子は、徳田と秋野の会話の意味が分からず首を傾げた。


「じゃあ、門田さん、夕子さんたちを部室に案内して上げてください」


「分かりました。秋野先生」


 5人は、セリエから渡された時の女神エルミオの勾玉を首にぶら下げた。

門田の案内でかるた部がある部室に移動したがーー。


「夕子先生、昔と全然違う感じです」


「そうね、真夏ちゃん、あれから100年以上も未来ですから」


 星乃紫、朝霧美夏も横で頷きながら周囲を見回した。


「この建物すら記憶に無いわ」


 紫の言葉に美夏が紫の肩にそっと手を置く。


「でも、私たちの命の砂時計は終わってないわね」


⬜︎⬜︎⬜︎


 天宮静女が美夏の言葉を聞いて言った。


「多分、黄金の光でござるな」


「静女さん、それってーー 」


「美夏さん、あの光の別の名前は、不老不死の光でーー 若返りの光でござる」


「静女さん、じゃあ、私たちは神さまになっちゃったの」


 ピンク色のワンピース姿の夢乃真夏が静女に尋ねた。


「真夏ちゃん、神さまじゃないでござる。弾き出されたでござる」


「それじゃ、つまはじきですか」


「真夏ちゃん、“.つまはじき”は、古典の日記の中にある言葉よ」


「夕子先生、それは何」


「真夏ちゃん、今度一緒に朗読しましょう」


⬜︎⬜︎⬜︎

 

 真夏は部室の昇段ボードを見て呟く。


「秋野先生、かるた会って何ですか」


「神聖女学園かるた会なら生徒で無くても入れるわよ」


 部室の外では、つむじ風が埃を舞い上げている。

見知らぬ訪問者が部室の扉をノックした。


「誰かしら」


 秋野晴美は、扉開けて見たが誰もいない。

秋野は風の悪戯かと思い真夏の勾玉を見た。

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三日月未来(みかづきみらい)

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