第6話 不老不死の光でござるな!
徳田康代は、過去からの来訪者と一緒にいた。
昼間夕子、昼間朝子、夢乃真夏、星乃紫、朝霧美夏の5人だ。
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康代は、女学園の2階の食堂で昼食を取ることを決め、補佐官の明里光夏に伝えた。
陰陽師の秋野晴美、副首相の豊下秀美、生徒会役員の門田菫恋も同席する。
遅れて神さま見習いのセリエ、神使セリウスと天女天宮静女が顔を出した。
食堂中央の大きな円卓テーブルの席に腰掛けていた明里がオーダーをまとめる。
「夕子さんは、秋野神社の昔の神主をご存知なんですね」
「ご存知も何もよく一緒にいましたから」
「どんな感じですか? 」
「凄く親切で、気の利く神主さんでーー 私の中では過去じゃないので」
「夕子さん、失礼しました」
秋野は無神経な自身の発言を反省した。
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『夕子さん、神聖女学園は男性立ち入り禁止
ーー なので神主さんがいないことが幸いしています』
「徳田さんーー あの時に何が起こっていたかは分からないの」
「・・・・・・ 」
「だから何人が、こちらの世界に飛ばされたかもーー 」
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神様見習いのセリエが急に立ち上がり、5人の来訪者の前に女神エルミオが届けた勾玉の水晶を見せる。
「みなさんにゃあーー これがにゃあ、役立つにゃあ」
セリエは人間たちの前では、黒猫時代のにゃあにゃあ言葉になる。
セリエは、肌身離さず身に着けるように女神の言葉をそのまま伝えた。
勾玉のネックレスは透明なファイバーに見える。
実際は、切ることも千切ることも出来ない神さまの特殊素材で出来ていた。
「何か困った時はにゃあ。心でにゃあ、セリエの名前を呼びにゃあ」
5人の女性はセリエに深々とお辞儀をして感謝を伝え微笑む。
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『秋野先生、夕子先生も、朝子先生も古典が専門ですが』
「徳田さんーー じゃあ、あとで部室に寄ってもらいましょう」
『そうですね。大所帯ですから』
昼間夕子と朝子は、徳田と秋野の会話の意味が分からず首を傾げた。
「じゃあ、門田さん、夕子さんたちを部室に案内して上げてください」
「分かりました。秋野先生」
5人は、セリエから渡された時の女神エルミオの勾玉を首にぶら下げた。
門田の案内でかるた部がある部室に移動したがーー。
「夕子先生、昔と全然違う感じです」
「そうね、真夏ちゃん、あれから100年以上も未来ですから」
星乃紫、朝霧美夏も横で頷きながら周囲を見回した。
「この建物すら記憶に無いわ」
紫の言葉に美夏が紫の肩にそっと手を置く。
「でも、私たちの命の砂時計は終わってないわね」
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天宮静女が美夏の言葉を聞いて言った。
「多分、黄金の光でござるな」
「静女さん、それってーー 」
「美夏さん、あの光の別の名前は、不老不死の光でーー 若返りの光でござる」
「静女さん、じゃあ、私たちは神さまになっちゃったの」
ピンク色のワンピース姿の夢乃真夏が静女に尋ねた。
「真夏ちゃん、神さまじゃないでござる。弾き出されたでござる」
「それじゃ、つまはじきですか」
「真夏ちゃん、“.つまはじき”は、古典の日記の中にある言葉よ」
「夕子先生、それは何」
「真夏ちゃん、今度一緒に朗読しましょう」
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真夏は部室の昇段ボードを見て呟く。
「秋野先生、かるた会って何ですか」
「神聖女学園かるた会なら生徒で無くても入れるわよ」
部室の外では、つむじ風が埃を舞い上げている。
見知らぬ訪問者が部室の扉をノックした。
「誰かしら」
秋野晴美は、扉開けて見たが誰もいない。
秋野は風の悪戯かと思い真夏の勾玉を見た。
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三日月未来




