文書 No.012-B 骸ケ谷逆山遺跡 予備調査野帳 抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【文書 No.012-B】 骸ケ谷逆山遺跡 予備調査野帳 抜粋(令和五年六月・野田彩乃)
文書種別:B/調査員 野帳(予備調査)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
骸ケ谷逆山遺跡 予備調査野帳 抜粋
令和五年六月 調査員 野田 彩乃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【整理担当注】
本文書は、本骸ケ谷案件の本格調査の開始(令和五年六月七日)
に先立って実施された予備踏査の記録である。
予備踏査は、令和五年五月下旬、当該調査員・野田彩乃が
単独で実施した。期間は二日間。
野帳の通常の予備調査記述に続いて、最終頁付近に、
通常の調査記述とは異なる記述が混在する。
当該混在部分の写しを、原状のまま転載する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【野帳 最終頁付近(抜粋・写し)】
五月二十八日 骸ケ谷予備踏査二日目。
北側斜面、深度四・二Mに、SK-07の上面と思われる平坦面を視認。
遺構の検出は本格調査に委ねるが、土層断面の上下逆転が
現時点で観察される。本格調査時の留意事項として記録。
(次行、筆跡やや乱れる)
ここに来ているのが、自分一人ではないように感じる。
しかし振り返っても、谷の中には、自分以外の足跡はない。
(次行、筆跡が通常に戻る)
予備踏査二日目終了。十六時三十分、現場撤収。
(最終行、筆跡が再度乱れる)
これは、次の人のための記録です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【整理担当注(続き)】
「これは、次の人のための記録です」の一行について、
野田彩乃自身は、当該記述を書いた覚えがないと、
本格調査開始後の打ち合わせの席で、口頭で述べている。
ただし、当該記述の筆跡については、
本野帳の他の記述と同一のものと、整理担当者は判定する。
本野帳の写しは、本書の編纂段階において、
編纂者の判断により、参考資料として収録された。
なお、本野帳の執筆者・野田彩乃は、
紀北山岳信仰遺跡予備踏査(二〇一三年七月)
の同行者でもある(本書 文書No.012a参照)。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
廣澤 文彦 (編)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




