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第80話【エピローグ】
「ところで、名前……冬花のままで呼んでいいのか?」
数日後、モモカと交代でお見舞いに来てくれているボクっ子に、僕は今後どっちの名前で呼ぶべきか彼女に聞いてみた。
「お兄ちゃんの好きな名前で呼んでくれていいよ」
「いいのか?」
「うん! だって、ボクはお兄ちゃんの妹だから、ボクの……お兄ちゃんの妹としての『新しい名前』で呼んでほしいもん!」
「じゃあ……」
そうだな。ボクっ子は既に新しい人生を歩もうとしている。
なら、それにふさわしい名前を僕が考えてあげるべきなのかもしれない。
「フユサキ・シキミダレールとかどうだ?」
「やっぱり、冬花のままでいいや」




