フウカ(やっと)参上
なんだかんだとルシアに甘いエルドは、「アーン」でだいぶ精神を削られた。ルシアはそれもお構いなしに (知らずに?)なおもお願いをする。
侯爵様、なんてお優しい方。私のやりたい事を全て叶えてくれるなんて……
「侯爵様!もう一つ私のお願いを聞いていただけますか?」
ーー何やら嫌な予感がするが……
「ああ」
エルドはルシアのキラキラした瞳に負けてしまい、つい提案を受けてしまった。のちに自分が後悔することも知らずに……
「お嬢様!!何をなさってるんですか?散々探しましたよ!!」
フウカの目の前には、ベッドに横たわって何かに耐えているようなエルドと、エルドの上に乗ろうとしているルシアと、それを止めようと顔を赤くしたり青くしたりするアキラ。
「ぎゃぁぁぁぁ!!お、お嬢様!一体何をしているのです!?」
目の前の光景にフウカが悲鳴をあげた!どう見ても異常事態だ!
「あらフウカ!よくここがわかったわね!」
そのカオスの中、ルシアだけが弾けるような笑顔でこちらを見た。
「おお……神よ、これが試練か……」
「エルド様しっかりしてください!!」
エルドが天を仰ぎ、うわごとを呟く。それをアキラが必死で正気に戻そうとしていた。
「ルシア様!おやめください。エルド様が苦しんでいます!」
「そうなのよ、フウカ。だから今からマッサージをしてあげようと思って……」
「マッ、マッサージ??」
「そうよ!まあ見ててよ」
そう微笑むと、ルシアはひらりとエルドの厚い胸板の上に乗った。
やっとフウカが来てくれました。
ありがとうフウカbyアキラandエルド
この調子だとルシアが恋に気付くまで時間がかかりそうですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。




